詩と写真 *ミオ*

歩きながらちょっとした考えごとをするのが好きです。
日々に空いたポケットのような。そんな記録。

空よ水色の空よ

2017年12月02日 | 雑記
子どもの頃、兄二人と私の三人が川の字になって寝ているその足のほうに座って、父がギターを弾いて、母と一緒に歌を歌ってくれました。そのうちの一曲がトワ・エ・モアのこの「空よ」でした。

空よ 水色の空よ
雲の上に夢をのせて
空よ わたしの心よ
思い出すの幼い日を

ふるさとの野山で
はじめて芽生えた
あどけないふたりの小さな愛
空よ教えてほしいの
あの子はいまどこにいるの

ふるさとの野道で
固く手を握った
あの頃のふたりの小さな愛
空よ教えてほしいの
あの子はいまどこにいるの

秋のすーっと晴れた空を見ると、いろんなことをちょこちょこちょこちょこ思い煩って、ハチの巣みたいになっていた心の細かな仕切りが、溶けてなくなり、黄金色の蜜があふれてとろりと垂れる。

大切な人が元気なことが、なにより大切なこと。


すーっと晴れた空ではないけれど、きれいだった空。秋の空はほんとにいい。銀杏並木が黄金色に光って、思い出が光って。歳を重ねるほど美しい季節が切なくなるのもわかるなぁ。




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