ミノティカ宝箱

ヴィジュアル・コミュニケーター、「ミノティカ」の制作日記やニュース等。

SEP.29,2004 台風

2004-09-30 | Weblog
●台風が90度ターンしてやってきた。
 仕事の合間にネットニュースを見ると、何と、今母が暮らす大分県国東町に避難勧告と!メールすると、とりあえず彼女の所は大丈夫だとのこと。
 同僚の実家、三重県でも大変なことになっているし、今年は自然の動きに驚かされる年である。
 帰宅して手許でずっとラジオを鳴らして作業する。明日の東京は大丈夫のようだ。

SEP.28,2004 Good Luck

2004-09-29 | Weblog
●いつも購読している、加川さんという方の成功法則メルマガを読んでいると、最近のおすすめ本として「Good Luck」アレックス・ロビラ、フェルナンド・トリアス・デ・ベス著というのを絶賛している。彼の成功本Best4に入るという。その他の本の評価も僕とほぼ同じなので、信頼でき、早速書店へ行く。「60ヶ国以上で出版決定!!」というふれこみはちょっと嫌だが...。
 なるほどこの物語、成功法則のエキスを巧みに織り込んで、読めば読むほど手放せない本になるかも知れない、という感じではある。これを読む前にある程度色んな成功本を読んでいた人の方が感動は大きいと思われ(この言い回し...)。

 1時間もかからず読めます。押しつけがましくもない本ですので、いかがでしょう?(ソフトな押しつけ)

SEP.26,2004

2004-09-27 | Weblog
●ある公募展の申し込みに行く。今、まだ制作中である。10月はこの制作も含め、色々とやるべきことがあり、アイディアを書きとめるノートも複雑なマップになってきた。

SEP.25,2004 形見のラジオ

2004-09-27 | Weblog
●父の形見の’85年製小型ラジカセ。SWが5バンドあるので、VOA(米)やBBC(英)など安定して聴ける英語放送をBGMにして、夜の作業(?何か変な言い方)をしている。
 カセット部が壊れて久しいので、その部品を取り去り、「ラジオ付きの軽い箱」にして手許に置いて使っている。ボタンがあった穴をビニールテープで塞ぎ、「継ぎ当ての洋服」のようになったが愛着を感じる。この「ジャンク感」もまたアートになるなーなんて考えながら...。
 AMのダイヤル部にも色々と印を付けているので、デジタルじゃなくても一発選局である。
 先日、北海道放送を聴いていた。夜は遠方の電波が届くのだが、ノイズに紛れて聴こえる地方CMなどはイメージが膨らむ。地図を広げて「ああ、ここかあ」などと自己満足に浸るのである。松本清張の「点と線」ですね。

SEP.24,2004

2004-09-27 | Weblog
●泳ぎに行こうと家を出た途端、雨。今日は止めにする。
 
 そういえば、いつも行くプールの近くに地下鉄の駅があり、駅前に「ギョウザ」売りのトラックが止まっている。「ぎょ~ざ~あ~ぎょうざっ。」などと拡声器から節回しが聞こえてくるので最初は「えっ?!」と思ったが、馴れてしまった。まだ買ったことはないが、いつもその時間は腹が減っているのでビールのシュパッ・トクトク・サウンドが頭の中にこだまする。
 
 勤め先の近所にもタイ料理のワゴンが来たり、様々なワゴン屋台が店を出していて、非常に流行っているようだ。デザイン屋もそうなる?「すみませ~ん、その角の鈴木商事ですけど~、ホームページひとつおねがいしま~す!」「はい、ホームページ一丁、まいど~。」って、なるか!

SEP.23,2004 BCL

2004-09-24 | Weblog
●1970年代半ばを中心に、小・中学生に大ブームを起こした「BCL」というホビーがあった。
BCLとはBroadcasting Lisner、つまり「放送を聴く人」という意味なのだが、AM深夜放送ブームでラジオやラジカセを売りまくったメーカーが、次は「世界」を相手にしたSW海外放送を聴くためのラジオを売り出した(海外からの日本語放送も20数カ国あった)。これがもうほんと異常に売れた。ブームの原因は、男の子のロマンをくすぐる「奥の深いメカニック」や、ネットの無かった時代に「ナマの海外情報をキャッチ」という格好良さは勿論のこと、聴いた放送内容を詳しく書いた受信報告書を送るとお礼に送られてくる、確認証「ベリ・カード」(Verification Card)を集めることを競い合ったからなのだ。見た目はまあ絵はがきなのだが、海外の文化風俗・風景等様々に趣向を凝らした美しいものが多かった。
 このBCLも、切手・鉄道模型・天体観測.....テレビゲーム・カードゲーム・パソコンといった歴代の男の子趣味と底辺はつながっている。
 
 僕も小学生の時ハマった。一日中カタログを眺め、電気屋へ行って店頭のラジオをいじくり回し、小遣いと誕生日祝いとクリスマスとお年玉と.....貯めに貯めてSW(短波放送)ラジオをゲットしたものだ。(当時で3万数千円くらい)
 同世代の人が大部分中学生でその趣味を止めている...のは、「受験」のためだ。親からラジオを取り上げられた人も多いようだ。深夜、そんなものにかじりついている場合じゃないだろ、と。日本は「とにかく入ってしまえ。そしたら遊べるから。」という、苦あれば楽あり型だから...。(そして次は大学受験で...。)
 で、めでたく高校に入れたぞ、さて再開するか!.....とはならないのだ。彼らは10代半ば。青春なのだ思春期なのだ純情なのだスポーツなのだ。(あの頃は。)
 そう、新たに彼らを夢中にするのは「音楽(活動)」と「女の子」というアクティブな日常?だ。(あの頃は。)勿論、BCLを再開してずっとマニアックに成長する人もいれば、女の子には興味あるけど紙の上か映像の上でね(アニメと言え。)という人もいましたよ。まあ、いずれにしてもBCLは5~6年ぐらいのブームでしたねー。

 ところが最近、中年になってから再開した人の多い事多い事。オークションサイトで当時のラジオが高値で競り落とされたり、大人ならではの本格的なのめり込み方で「この人、普段何やってんの?」というぐらいすごいサイトを立ち上げていたりする人々が続々出てきているわけで...。

 懐かしいというより、今だ自分に影響を及ぼし続けている事がわかるのだ。僕がデザインの世界を目指すきっかけとなったのは当時のカタログや書籍のデザインだし、海外放送で語学を身に付け、その道の専門家になった人は数え切れないほどである。
 恐らくあそこまで全国の子供達を虜にしたブームは、大人になった彼らの世代の思想を決定する大きな要因ではないかと思えるのだ。

 今夜も20年前の壊れかけた小さなラジオ(父の形見)でBBC(英国放送)のニュースなんか聴いてみた僕でした。

SEP.22,2004

2004-09-21 | Weblog
●夜中、制作のアイディアが流れてきたので、暗い中書きとめる。そうすると連想的にまた流れてくるので、ペンを握ったままうつ伏せで寝る。朝の通勤時に判読する。夜のワクワク感は朝の醒めた目でみると酷評されがち。まあ、ひとつでもふたつでも何かヒントになればいい。

●この夏制作した、イラストマップが刷り上がっていた。取材にその地域を何往復も歩き汗を流したので、すでに懐かしい想い出である、って早いなあ!

SEP.20,2004

2004-09-21 | Weblog
●吉祥寺へ。
都が大道芸許可証を発行して以来、プロとアマが熾烈なアピール合戦を繰り広げる井の頭公園。
今日興味を惹かれたのは、オリジナルの木琴等を使い民族音楽的なパーカッションを演奏する立松さん、それからスチールドラムが印象的な4人組Pan Peaceなど、音楽系の人々。
 スタバのスマトラコーヒーとコンビニで買ったデニッシュブレッドを食べながらのんびり鑑賞する、のどかな休日の午後。母にはリクエストがあったワインを送ったので、彼女ものどかに過ごしていることでしょう。

SEP.19,2004

2004-09-21 | Weblog
●中野へ。<ブロードウェイ>地下商店街は楽し。神戸にいた頃の<高架下商店街>が懐かしい。あの独特の雰囲気は他には無いけれど、商店街はどこもそれぞれに魅力的である。そんな空間をぶらつくのは僕の人生でかなりの比率を占めてきたかも知れない。いや占めてきた。
 カウンターの喫茶コーナーで買い物途中の常連客達がくつろいでいるところなど、版画のネタになりそうな一コマである。

SEP.18,2004

2004-09-21 | Weblog
●近所の神社へ。露店がずらりと軒を連ねる。参道に40~50店はあろうか。
夕方、提灯の灯りをぼんやり眺めながら、お好み焼きなんか食べるのはいくつになってもいい気分なものである。
 
 床に入ってから、日本の幻想的な風景をあれこれ想像する。
これまで訪れた様々な地方や、両親の実家周辺の田園風景などが複雑に入り混じる。それはほんの少し淋しくて、懐かしくて、何故か恐い、民話に繋がるようなイメージである。
 高校、大学の頃、筒井康隆をよく読んだが、僕が提灯を見ると思い出す、「エロチック街道」や「熊の木本線」など、おそらく都市に暮らす我々がイメージするところの、地方の見知らぬ場所の共有シーンなのであろう。一度読んでみて下さい。

SEP.17.2004

2004-09-17 | Weblog
●昼、久しぶりに広尾へ行く。天気が良く、カラッと爽やかで気持ちいい秋の初め。
 <明治屋><伊東屋>等、買い物してまた会社へ戻る。
 
 今週、非常に忙しかった同僚が、「今日こそは早く帰ります。」と、夕方早い時間に連休ダッシュ。温泉に行くのだとか。
 さて、僕も色々とやることはあるのだが...。じっと部屋にいる事が苦手なので、天気次第で収穫の秋になりそうだ。

SEP.16,2004

2004-09-17 | Weblog
●米国の団体PRBが発表した予測によると、世界人口が2050年に93億人に達するとのこと。
国別では、現在第2位のインドが16億2800万人になり、中国(14億3700万人)を追い抜き、トップに。現在、10位の日本は少子高齢化の影響が深刻で、現在よりも2700万人少ない1億人(15位)になる見込み。

 それにしても、93億って、おい。その93分の1の国で、とりあえず非常に豊かな暮らしを続けるであろう我々がいる。(とりあえず、ですが...)
 「いやー、もう予算無くてねー、大変です。」とか言ってても、その後週末のゴルフの話だったり...。そういう環境に感謝しよう。先輩方のおかげである。
 
 先日血液型の話をしましたが、インドは最も多いのがB型という、興味深い国であります。(4割がB型)     
 日本では「出る杭は打たれる」式に、組織タイプのA型が個人タイプのB型の個性を押さえつけてきたため、世界的才能が育ちにくかったという説もある。だから、スポーツ界でのびのびと活躍できるのかも。
 インドは「ゼロ」の概念を発見したり、IT業界では世界のトップレベルですもんね。一人で突き詰めて考え続けて、目標までまっしぐらという感じがするのですが...。
 そういう人が何億人も増えたら世界も変わって行くのかな?と。そんな単純なもんじゃないでしょうが。ただ、O型国のアメリカも4億人を越すらしいので、どうなることやら。ちょっといばりんぼうなところありますからね。
 ちなみに僕はO型です。はい、静かに。

SEP.15,2004

2004-09-16 | Weblog
●MDを整理しながら通勤時に聴いている。今の時点でグッと来ないものはどんどん消去していく。
結局、タイムレスなものは少ししか残らないことがよくわかる。そして残ったものは自分の多感な時期に影響を受けたものが多いのだ。
 例えば今朝聴いていたCarpenters。
小学校5年の時にTVで聴いて以来、カセットテープに撮り溜め、「聴いたままイングリッシュ」で一日中ずーっともごもご歌っていたものだ。
 何が素晴らしいって、兄Richardのアレンジが今さらながら素晴らしい。
彼のサウンドはJazz、Classicの下敷きに加えてPops「4つのB」、すなわち
Beatles、Beach Boys、Burt Bacharach、Bee Geesを研究して生まれたものだと語っているが、
Bee Geesを除く3つのBには、僕も中・高・社会人(大学時代は’60年代オールディーズ)とどっぷりはまっていたのだ。そして今はJazzとClassicをよく聴いている。大体好みの人・ものを辿って行くと、自分の好みの系譜が見えてくるものだ。山下達郎氏は中学生の頃から、作曲家やプロデューサーでレコードを集めていたとのこと。

 音楽に限らず、何でも「自分の興味樹形図」みたいなものを作ると「ああーーー!」と納得したり、感心したりできるとです。(何県?)

SEP.14,2004

2004-09-15 | Weblog
●都心に巨大書店が次々オープンしている。ネット書店対抗策がそういうかたちで出ることを疑問視する声もあるが、僕のような「迷うほど大きなリアル書店好き」な人間も多いのだ。何しろ日本人にとって書店は「憩いの場」なのだから。(お年寄りには銭湯、若い人にはCDショップ、とか...)
 僕は「街は全部本屋でいい!!」と思ってるぐらいだから(神田っすね)、例えば池袋に神戸の書店<ジュンク堂>ができて、単行本なんかもだいぶ前の物から揃っていたりすると「こうでなくちゃ!」と幸せに浸れます。
 書海を漂い、「本に呼ばれて手にとった」のが目的に合う一冊だった時の驚きと感動!(バックに音楽入る)
こいつぁリアル書店でなきゃぁ味わえやせんやね。(江戸っ子?)
 アメリカのように、家から書店まで何時間かかんねん!?という国からすると、本当に日本は恵まれて?ますなあ。駅前にまず一店あって、雑誌立ち読みしてる人々がいてその周りにチャリがあちこち止めてある風景は思い浮かぶ共通のイメージでしょうなあ。