河口公男の絵画:元国立西洋美術館保存修復研究員の絵画への理解はどの様なものだったか?

油彩画の修復家として、専門は北方ルネッサンス絵画、特に初期フランドル絵画を学んできた経験の集大成を試みる

ネコとお正月(絵の話ではありません)

2018-01-01 15:30:08 | 絵画

新年あけまして、おめでとうございます

ここ島根県浜田市の元旦は、朝から冬の日本海の荒波のしぶきと、雲の合間に時々見せる青い空で始まりました。寒くても朝から出かけた猫もいて、居間は空っぽでした。申し訳ないことに、石油ストーブに灯油が切れていて、寒かったようです。風の強い日はネコドアから強い風が吹き込んで、ストーブも役に立ちません。新しいネコドアに換えたのですが、目論見違い。換気扇のフードに当たるステンレスのカバーを買ってきて出入り口を隠すようにしたのですが、余計に風が入ります。やはりパッタンドアにしないといけませんか?

私は朝は布団から出たり、入ったりでお雑煮は昼過ぎに食べました。一人前ですが、昨夜の年越しそばが、ちゃんと昆布と鰹節でだしを取って「つけ鴨そば」だったので、そのだしを使いました。誰もがおいしいと思うことをきちんとすると良いものが出来て満足です。東京にいる頃から独り者であっても、おせちは15種類以上作るのが例年のことでしたが、今回はさぼりました。作ったのは酒の肴、「干しだらの甘露煮」「数の子松前漬け」「かぶらの三杯酢」「煮しめ」「黒豆煮」の五品で、最も好きなおせちです。ほかに「卵焼き」「伊達巻」「ごぼう巻き」「真鯛の西京焼き」「有頭エビの煮つけ」など材料だけ買ってきて何もしていません。誰か代わりに作ってくれないかなあーと思います。

お膳を作って、テレビでも見ながら一杯やろうかと思って座り込んだとたん、子猫のタマ二世(推定6か月)が干しだらの甘露煮を加えて逃げました。子猫に口には大きすぎる塊を加えて逃げるところ、他の猫たちが殺気立っていて、そこを私が首根っこを摑まえました。「みゃおー」といって抵抗する口から、塊の半分を取り戻しました。この子はアメリカンショートヘアでペットショップで買えば、最近3か月の子であれば15~20万円しているのを誰かが港に捨てたのです。捨てられた分、たくましく生きていると言えるでしょう。しかし、かわいい顔して何とやら!!生後一年ぐらいすると、分別が付くようになりますが、子猫に念仏!!「幼稚園行って勉強して来い!!」。

もう一匹の新顔、毛の長いメガちゃん。「ぎゃあ、ぎゃあ」と言いながら、畳の上に「お漏らし」。少しづつ下痢を漏らしながら歩くのがパターン1、パターン2はゲロ。やはり「ぎゃあ」と一声。また一声で、せっかくの新しい青畳は黄色に変色。他に家人が居なくて良かった。

この子も生後6か月程度だが、毛の長さは家で一番、長いのは6cmはあって、頭からモップのようになってきた。一年後にはどうなるのだろうか?家中のゴミをつけて歩いているかも知れないが?そう言えば「ルンバ」とかいう電気式のものがあったが、この子は「生ルンバ」だけど、自分が漏らしたものは始末しないから、私が掃除夫か?

とにかく掃除が嫌いな男が多くの猫といるのが間違い。雨の日、寒い日は猫たちは殆ど家の外に出ないで、家の中で寝ている。「寝子」というのは本当に半日以上寝て過ごすこと。家にいてトイレも家で済ます。晴れていれば、隣の水産高校の中庭か、家の前の砂場(家の庭は海に面していて、波をかぶることもある)で済ます。海の砂を取りに行ったら、すでにウン子が混じっていることもある。小さな砂場は猫たちの足跡だらけ。そこで家のトイレは雨の日は一日で満杯になり、毎日掃除が必要。トイレはセメントを練るためのプラ船で80x50cmだから結構の大きさだが・・・。最近、メガちゃんの下痢が多い。時にりっぱなウン子をする子もいて、私も負けそうだ・・・??ウン子は健康のバロメーターで、数少ない情報だから、どの子がどういううんこをしているか気になる。ああ、そうそう何故メスの子猫がおならを頻繁にするのか誰かご存知か?ひょいと抱いたりすると、よくやられる。その匂いは人間顔負けで、腹具合が悪いに違いない。口のにおいも気になる。それから白い毛の猫は分かり易いのだが、白い毛が黄色になっていると、歯槽膿漏か虫歯になっていて、毛をなめた時に唾液で黄色になる。普段毛づくろいではならないから。医者に連れて行って、抗生剤の注射をしてもらうと、治る。毛色が濃いと良く分からないから、かわいそうだ。

、掃き掃除、拭き掃除、ワックスがけまでして、3日も持たない。やはり絵を描いている方が楽しい。

今年が皆さまにとって良い年でありますように!!

追申、

黒豆を煮るときは、まず豆を洗って、大きめのボールに入れ、いっぱい水を入れて豆をふやかす。一日以上ふやかすと、かなり豆が柔らかくなる。ボールの水が豆に吸われて、減ってきた分足してもう一日置こう。そして火を入れるときは、弱火で、決して煮立たせてはいけない。(ラーメンでとりガラスープを作るときと同じ)豆は形を保って、しかも柔らかく、料亭の黒豆のように煮る。口に含んで豆が軽く砕けて潰れるまで柔らかくなったら、お砂糖と味醂を入れまた煮る。味醂の癖が消えたら、お醤油を足す。まだ煮て汁が減るほどに煮揚げて味をなじませる。味醂でうまみと艶がでる。黒くしたければ錆びたくぎをガーゼに包んで入れるが、醤油でも黒くなるし、煮揚げていくとまた黒くなるので、好みで。汁が多すぎると思ったら、豆をボールによけて,汁だけ煮上げて濃くする。それを豆と合わせて、冷めたところで食べる。

伊達巻ははんぺん、卵の黄身、砂糖、味醂をミキサーでドロドロにして、卵焼き用の細長いフライパンにサラダ油を少々塗って、軽く焦がし、一度冷まして、そこにまたサラダ油を薄く塗って、温める弱火にして先のドロドロを7~8mm程度に薄く流し込む。熱が入ると膨らんで厚くなるが、冷めるとかなりペッちゃんこになるので、気にしない。火が通ったらラップの上に降ろして巻く。巻いたものをラップでくるんだ状態で、巻きす(巻きずしを巻くのと同じ竹の簀の子)でしっかりと巻いてから冷ます。作業は厚いうちにすれば、きれいなギザギザが付く。

しかし、二回以上同じものを食べたくないな。今日はノドグロの煮つけを食べよう。明日はA5のフィレステーキだ。次は松葉ガニだ…なんてね。猫と戦いになる。