百戦錬磨を目指す日記

140文字じゃ表せない乙女ゲーやアニメの感想をぶちまけるブログ。ネタバレしかないので注意
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日生光 ネタバレ有り

2016-06-02 23:43:09 | 死神と少女
日生光は日生光ではなかった...ッ!何を言ってるのかわからないと思うが((ry

ほんとどこから言えばいいのかわからない。とにかく日頃「日生光」だと思っていた人は日生光にそっくりな詐欺師で、丁度家出していた本物の日生光のポストに収まったのだとか。
共通ルートでは日生家の財産根こそぎ持って去っていきます。そのときのセリフが最高に魅力的。
「君は魔法にかかってるお姫様だ。僕はその解除の方法を知っている」
「だけど、お姫様。その言葉は君を壊してしまうかもしれない」
「言葉に気をつけて。僕のように全ての言葉が真実かどうかはわからない。」
「嘘吐きはすぐ傍に居る」
...嘘つきって誰なんでしょうね(震え声)
それにしても彼は最高の詐欺師ですね!私詐欺師大好きなんですよ!彼は名前すら与えられない登場人物です。「日生光」になりきることでやっと名前、地位、名声を得ることができる、可哀相って言えば可哀相な人ですが...それを自力でもぎ取ってしまうのがすごい。

恋愛ルートではこの詐欺師の日生光とお付き合いをすることになります。詐欺師だから、病んでる主人公の心を掴むのは容易いことです。欲しい言葉をあげて空っぽの心を満たし、彼女を依存させることに成功します。

エンディング1
真相に気づきかけた主人公が自ら物語を閉じるというもの

エンディング2
日生光(偽)が詐欺師だと教えられその後の選択肢によって変化
「嘘をついて」
「嘘をつかないで」
のどちらかを選ぶことによって変わります。
「嘘をつかないで」
を選ぶと詐欺師は去り、そのまま本物の日生光とお付き合いを続行、婚約して終わります...が...
この日生光、手に怪我をしているんですよ。それを指摘すると
「薔薇の花についた余計な虫を払ったときについたみたいだ」
.........え?
水無月はこの言葉に背筋が凍りつきました。
目の前の彼は本物の日生光なのか、詐欺師の日生光なのか...
......詐欺師っぽくないですか...?んで本物殺したっぽくないですか......?
乙女ゲームから突然のホラーゲームへの転換。
ゲーム内でははっきり答えを出してくれません...プレイヤーに委ねられます...が...
だとしたら本物の日生光さん可哀相すぎですよ...

エンディング3
「嘘をついて」...全て偽りだと明かした詐欺師に、嘘を付くプロに「嘘をついて」と言うなんて、なんてロマンティックで魅惑的なんでしょう。甘い匂いに誘われて舐めた蜜は毒でした、みたいな、毒だとわかっていても舐めようとする主人公が美しいです。
そしてそのまま2人は名前を捨てます。詐欺師は王子様に、お嬢様はお姫様に生まれ変わり遠い異国で手を取り合い生きていきました。めでたしめでたし

私はひたすら本物の日生光が可哀相と思いつつも偽物の日生光がかっこよくてしょうがなかったです。
頭のいい人好きなんです。手のひらの上で転がらせられてる感じがたまりません。もっと転がして
この詐欺師、他のルートでも大活躍します。

水無月はこの嘘つきな王子様の本名が知りたいです...