私の運命の人、敦盛さんとまた恋ができる!!!敦盛さん愛してる。もう敦盛さんに首ったけ。
ところでこっちの方が「遙かなる時空の中で3ultimate」よりシステムが優れているんですが……
粗筋とネタバレ
主人公一行は荼枳尼天を倒す過程で現代へやって来ました、ってところからスタート。クリスマスイベントとか嬉しい。
八葉プラスαを収容できる有川家何者って思いましたけれどもw
まああまり深いことは考えなくていいですよね!敦盛さん美しい!!!
みんなは時空の狭間を開いて元いた世界へ戻ろうとしますが、何故だか現代の龍脈が汚されていて白龍は力を使えない。
ここで現れたのが謎の迷宮。これが龍脈を汚す原因だと調査。
そのうち、主人公に荼枳尼天が取りついてることが発覚。それをみんなで退けてっていう物語です。
迷宮について
迷った。地図があっても迷った。でもこうやって自由に探索できるシステムは楽しかったですね!
FDなのに迷宮のお陰で凄いボリュームです!
ここからキャラ別です
平敦盛
しんどい。愛してるの言葉だけじゃ足りないくらい愛してる。敦盛さんの顔を見てるだけで涙が出てくる。現代へ来た時の敦盛さんはね、髪を切ってるんですよ……めっちゃさらさら……長いのも大好きだけど短いのもGood!!!
敦盛さんは荼枳尼天との戦いで、敦盛さんと主人公は壁の下敷きになります。それを敦盛さんの人ならざる力で救い助けてくれるんですうううううう華奢な見た目してるのに実は怪力!!!!
そして荼枳尼天を倒します。
すると龍脈は清浄に。元の世界への時空の狭間が開いた時、敦盛さんは迷いなく帰ろうとします(いやあああああああああああああ)。耐えきれなかった主人公は敦盛さんに「行かないで」と抱きつきます。敦盛さんは「私では神子を幸せにできない」なんて言うから男前主人公が「幸せなら私が作るから!」なんて言います(かっこいいいいい!!)
ここでヒノエが敦盛さんを跳ね飛ばして現代へ置いていきます。他の八葉も「敦盛は幸せになっていい」なんて言ってくれます(まじ泣ける)
そうして現代へ残ることになった敦盛さん。「私たちはひとりひとり、そして二人で「生きて」いく」なんて言うからさあ……涙止まんねえよ……
その後敦盛さんはなんと!!!!私の事を名前で呼んでくれたんです!!「水無月」って!!!!!あーもう幸せ……敦盛さんは十分私を幸せにしてくれました。
ヒノエ
なんと荼枳尼天に寝返りました……っていう芝居を打ちます。味方も騙された振りをしてヒノエに任せるとか絆強い。
ヒノエくんは荼枳尼天の隙を伺って主人公の心の欠片を取り戻し……ってところで荼枳尼天登場。主人公は追いかけますが一足遅かったようです……っていうのも演技。「勝利の女神がついてる俺に勝てるの?」なんて起死回生。そのまま荼枳尼天を倒します。
そしてエンディング。主人公は「ヒノエくんは元の世界に帰っちゃうんだろうな……」と落ち込みます。そんな主人公にヒノエは「あっちの世界に行きたいって思わせるまで帰らない。」なんて言うから未来が楽しみすぎます。そしてなんとあのヒノエくんがリズ先生に頭を下げて「逆鱗をくれ」と頼むんですよ!?あのヒノエくんが!!手に入れたいもののために手段を選ばないところ、好きですね〜
弁慶
弁慶さんは悪い人です。何でも自分だけで解決しようとして……今回も主人公に睡眠薬(!?)を飲ませて、寝ている隙に八葉全員で迷宮を攻略しようとします。直前で駆けつけた主人公。荼枳尼天が取りついてる以上、主人公怖い状態なんですけど、さすが戦う主人公、荼枳尼天にも負けないし、弁慶のよく回る口にも負けない。
そうしてみんなで迷宮へ。そこで怨霊を封じまくります。弁慶の狙いは怨霊を全て封じ、白龍の力を取り戻すこと。そうすれば神子である主人公は白龍の大いなる力を得ることが出来、荼枳尼天を引き剥がすことができるというもの。思惑通り剥がれた荼枳尼天をぶっ倒してエンド。
なんと弁慶さんは現代へ残ってくれました。「生まれ落ちた地と、愛しい人がいる地と……選ぶならば貴方を選びたい」なんて言ってくれます。それに弁慶さんはなにより平穏を求める人。争いだらけの源平時代には戻りたくなかったんじゃないかなと勝手に妄想。
そして弁慶さんは現代で高認を取得、主人公と一緒に大学受験をしてくれます。その上自分で生計を立てられるようになったら結婚しようなんて言われますううううううう結婚だって!!!結婚!!!!
九郎
九郎と主人公のコンビはケンカップルで見ていてにやにやします。可愛い。
荼枳尼天との戦いは超要約すると「気合いで何とかしろ!!!」でしたwそして気合いで何とかしちゃう主人公。
主人公から引き剥がされた荼枳尼天は「そういえば自分も若い頃は甘酸っぱい恋をしたものだなあ」なんてしみじみと語りながらぶん殴ってきますので、こちらもかかってこいやオラァと返り討ちにします。
九郎さんとのエンディングはちょっと切なかったです。
九郎には戦が無くなったあの世界にも、現代にも居場所はありません。そんな自分が主人公を幸せに出来るはずがないと悩みます。おっとこまえ主人公は「二人一緒にいるって言ったじゃない」と言います。そして九郎は何処であろうと二人一緒なら幸せになれると思い、どっちの世界であろうと絶対に離れない約束をしてエンド。どっちの世界を選んだのか分からないエンディングでしたね。
梶原景時
ヘタレだけどやるときゃやる漢景時。
景時さんは主人公に荼枳尼天が付いていることをいち早く察します。なんとか食い止めようとするも一人の力では歯がたちませんでした(そりゃだってあの神子に付いてるんだからさあ)
そこからは荼枳尼天との戦いです。なんとかして退けるも、荼枳尼天は呪詛を唱えて主人公を結界の中に閉じ込めてしまいます。迷宮が崩れていく中、景時さんは長い祝詞?呪詛?を唱えて助けてくれます。とってもかっこよかった!!
そして後日談。景時さんは主人公のことは好きだけれどこの世界には残れないと主人公に告げます。ここで主人公は景時に抱きつき「嫌なら振りほどいてください」なんて言い放ちます(主人公まじCOOL)それでも景時さんは「いや……頼朝さまがうんたらかんたら……」とか言います。そうして主人公はもう一度言います。「嫌なら振りほどいてください。振りほどけもしないのに強がりばかり言わないでください!」……主人公かっけえ……真夏にキッつい炭酸がぶ飲みしたぐらいのどがすかっとした。敦盛さんに対する伝説の告白「貴方(清盛)にも世界の何者にも敦盛さんを傷つけさせやしない!!!」ってのと同じくらいの衝撃を受けた。流石の景時さんも観念して、二人で幸せになろうと決意しました。(どっちの世界かは分からない)
景時さんは優しすぎですよね……そんな所、大好きです。
有川譲
この譲はヘタレではありませんでした。当て馬が居なくてもちゃんと気持ちを伝えてくれます。
荼枳尼天との戦いは、譲くんの特殊能力「夢による未来予知」で夢の通り、心のかけらを見つけ出します。
私が好きなシーンは、荼枳尼天を倒すと迷宮が崩れ、そんな中景時さんが「結界を張るから先に行ってて、後で追いかけるから」に対して「そんな嘘は聞き飽きました。一緒に来てください」って言い放つところですねw譲、やるときゃやるんじゃん。
有川将臣
掴み取れ、未来を……
キャッチフレーズを付けるとしたらこんな感じw
主人公は自分の心が欠けていることに落ち込んでしまいます。そんな主人公に将臣くんがかけた言葉は「思い出なんて全部が全部覚えてらんねえよ」(意訳)です。ほんとそれ。
そして思い出や過去にこだわっていた主人公を納得させて、未来を掴み取ろう!と頑張る話でした。
荼枳尼天が憑依してもうだめかと思った時、将臣くんは主人公を抱きしめてなだめます。愛の力(これは納得出来る)で自我を取り戻す主人公。
リズヴァーン
「お前が選んだこのオニギリも私の運命だ」料理が苦手な主人公が手作りお弁当でおにぎりを作り、その中で形のいいものだけを選んで持ってきたことを見据えた先生のセリフですw草生えるわw
リズ先生は相変わらず難しいですよねぇ〜一旦バッドエンド迎えてからもう一回エンディングまで駆け抜ける必要がある。
リズ先生ルートでは一度主人公が荼枳尼天に心を食われ、気を失ってしまいます。それを後悔したリズ先生は時空を越えようとしますが、時空を越える度その記憶を失っていたんだとか(忘れられた結晶)。絶望したリズ先生は荼枳尼天を同士討ち。主人公を送り返します。ここで選択肢が出て、リズ先生を助けようとすると主人公も記憶を失った状態で時空を越えてしまいます。リズ先生の言葉通りにそのまま逃げるとリズ先生のいない世界でいつも通りの日常を過ごすというバッドエンドになります。
そして2週目、倒れた主人公はリズ先生の忘れられた結晶からの優しい声を聞いて自我を取り戻し、荼枳尼天をぶっ倒します。
リズ先生は迷わずこっちの世界に残ってくれました。リズ先生は砂糖対応ですよね。甘々です。
白龍
敦盛さんが……「神子の守った世界で生きていきたい」って……(滝涙)
白龍も砂糖対応ですよね。甘い。
白龍は向こうの世界の神様ですので、当然お別れです。だから神子といる時間や場所をとてもとても大切にしてくれます。
そして打倒荼枳尼天では、主人公が自害してしまいますΣ(°д°ノ)ノみんなを守る為に。それを防ぐ為に白龍は剣を直前で壊します。なので神子は無事でした。で、まあ倒すんですけどね。
みんなが元の世界に戻った時、白龍は神託をします。一人一人に……
リズ先生には龍の玉を、ヒノエにはこれから頑張れ的なことを、敦盛さんには願いを聞かせてと……(涙)、弁慶と九郎にはこれから鎌倉に行くと禍事が起こるから別のことをするようにと奥州へ誘導します。景時には鎌倉で頼朝から大事なものを託されると、朔には黒龍が復活し悲しみが終わったことを伝えて、神となり世界を見守ります。
システム
今回では白龍の逆鱗が使えないので、ちょっとしたフラグ回収だけして時空越え〜が出来ないのがめんどくさかったですね……いちいち迷宮を攻略しなくちゃいけない。始めは面白かったのですが、最後の方はもうめんどくさかった。動きにくいですし。あとは迷子になりました。これは私が悪いんですけど。
ストーリー
あんだけすごい物語の続編ってどんだけ大変だろうと思っていました。やっぱり遙か3、裏切らないです(ultimateにはちょっと裏切られた感あるけど)。めちゃくちゃ面白いストーリーでした。敦盛さんに何度泣かされたか……他にも白龍とのお別れにもうるっとしましたね。あんだけ一緒にいたんだもん。
そしてまさかの荼枳尼天が主人公に取りついてるってやつな。無双主人公に荼枳尼天付いてるとか怖すぎ。
イラスト
やっぱり昔のものなので古いのですが、気になりませんね。敦盛さんがひたすら美しかったです。
キャラクター
キャラが生き生きとしていて立っていて文句なしです。
キャラとのやり取りも楽しいです。
それぞれがそれぞれの未来を見据えている様子も面白かったり切なかったりして良かったです。
評価
★★★★☆
大変面白かったです。が、周回がめんどくさかった……遙か3十六夜記では周回が楽しくって仕方なかったんですけど、この違いってなんでしょうね?
萌え順
敦盛さん(当然の位置)>ヒノエ>景時>九郎>弁慶>白龍>譲>将臣>リズヴァーン
敦盛さんは当然として、意外と景時さんに萌えました。あとは睡眠薬仕込んできた弁慶さんとか、ヒノエは相変わらずカッコイイですし。
次は夏空のモノローグをやって行きたいと思います!……もう秋だけどね!