ビーズ展

最後の教室


2020年の2月にやるはずだった保育園の講座。人数が集まらないだのキャンセルで参加者がいなくなっただので9回リスケされて、途中担当者に1年ほど忘れられて音信不通になり、当初の予定から4年経ってようやく、おそらく人生最後の教室が開催できました

年齢差50歳はある幅広い参加者だったのですが、みんな1色で終わりにしないで夢中になってくれて良かったですヤングママたちもかまってくれないママにからんでくるおチビちゃんたちに動じずに一心不乱に手作業

最年少の参加者は「できるかな〜?」とこちらが勝手に心配してしまった2年生クン。ところが周りのみんなが苦戦している最初のかた結びを小さな手でスッとクリア「お?もしかしてこの子デキる子かも?」と思わせられました。一度説明するとすぐ理解してすごい集中力で取り組んでいました。

糸掛け曼荼羅は、規則的に糸をかけていくクラフトで、何周かすると規則性が見えてきます間違えずに糸がかけられると全ての釘に糸がかかり、中心部分は穴のようになり、最後はかけ始めの釘に戻ってきます。同じ釘に2回かけることになってしまったり、かけない釘があったり、中心部分に糸があることで間違いに気づきます。

ガンガン進めていたものの、間違いに気づいた2年生クン。直してあげようとしたところ、意図を汲んで「その作業なら手が小さいボクの方が適してるよ」と言わんばかりに(めちゃくちゃいい子だったのでそんなことは口にしせず)、私が手を離したスキに自分でやろうとしてました。「いやいやかえってぐちゃぐちゃになってしまうのでは?最初の方からやり直しになってヤケになってしまうのでは?」と思いながらも見守ると、なんなくクリア

「つかれた手にあせかいた」と言いながらも、1色で終わりにしてもいいところを4色目まで頑張り、1番に完成ほめればほめるほどギアをあげてくる感じがかわいかった~

そしてそのお姉ちゃんは私なんかが思いもよらない色のチョイス。「それにそれを組み合わせる?なんか地味なのにならないかな?配色失敗した!ってならなければいいけど…」と心配していましたが、途中経過は春の芽吹きのように美しく調和していたし、丁寧に仕上げて4色目で金色の釘が作品の一部となり勲章のようなビジュアルの作品となりました

材料に余裕がありそうだったのでお母さんも挑戦したのですが、まるで職人のような手つき思わず「お仕事何をされてるんですか?」と聞いてしまいましたこの作品が作れたらどうというわけではないものの、とんでもなく素晴らしい才能をお持ちのファミリーでしたアート系のギフテッド将来が楽しみすぎるのでサインもらっておけば良かったかな…材料が2枚余ったので家でもう1個作れるとわかって姉弟が喜んでいるのを見て私も嬉しかったです

床から立ったり座ったりしたせいか、翌日お尻が筋肉痛になりましたソーイングクラブでは釘打ち済のキットを使いましたが、こちらの講座はリーズナブルな価格設定しばり(?)みたいなものがあり、なんとかして価格を押さえようと私が釘を33本打ちました。大変すぎたので、こちらとしては中止ではなくどうしても実施したかったので、無事に終わってホッとしています。

「次はこんなのやってよ」と軽~く言われたのですが、週5で働いているので気持ち的にも時間的にも全く余裕がないし、もうネタはないし、未就学時代に保育園にお世話になった分は十分恩返ししたと思っているので、今回が人生最後の講座だと思っています。

準備(どんな題材でやるか情報収集、どのレシピでやるか比較検討、どこで材料を入手するか調べて調達、1人あたりの金額計算など)
試作
レシピ製作
講習(実際の講習における拘束時間)
など、準備に最低10時間、講習に2時間はかかるので、その人件費を加味した適正価格でなら受けてもいいと思えるけれど、まあ需要はないでしょう…実際、各クラフトの専門の講師を呼んだらそれなりの請求をされるでしょうし、とにかく安くできるようにと私が対価をもらわずに自分の時間を使って全部調べて全部用意してあげる「都合のいい人」は卒業です
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