もとニャリの日々コレゆるゆる

長州藩在住の猫野三毛左衛門もとニャリがゆるゆると参る

ぶちええ

2014年09月21日 | 衣食住、言葉
 かたがた、日々風が冷とう感じるもとニャリでござる。
 風邪など召しておらんかな。

 さて、写真は残念ながら放映は終了してしもうたが、ご当地きゃらの「ぶちエージャー」である。
 ぶち=すごく ええ=良い じゃー=~であるなあ
 すなわち、長州弁で「ぶちえーじゃー=すごくいいなあ」という意味となる。

 ちなみに、悪役の名は「わやスラー」で、部下の名前は「テレンコ」と「パレンコ」じゃ。
 わや=むちゃくちゃ スラー=するなあ

 「テレンコ ぱれんこ」とは、「ぶらぶらして、何事もまじめにやらない。怠けている」という時に使用する言葉じゃ。「テレンコぱれんこせんで、まじめにやらんにゃあ」という使い方をする。

 なかなか秀逸なネーミングである。
 ちなみに、ぶちエージャーは中心商店街の愛と平和を守ってござる。

 さて、長州の中でも山口弁は、大内氏がわざわざ京童を一町に一人住まわせて、その言葉を定着させたという由来から、室町期の京都弁が数多く残っておる。
 「忌み言葉」も多いなあ。
 たとえば、物を使い切ってなくなった時。「なくなる」の反対の言葉で、「みてる(満ちる)」と言う。
 「こないだ、買(こ)うた醤油が、はぁ、みてた」ちゅうわけじゃ。
 山間地に行くと、万葉の言葉まで残っておる。
 万葉集の巻の1の第一歌「こもよ みこもち ふくしもよ みぶくしもち…」の「ふくし」とは、山菜などを採るときの、竹のへら(今のシャベルのようなもの)じゃが、山間地ではいまでも「ふくし」と言う。

 言葉の変遷はおもしろいと思うのである。

 さようならば、御免。

 

 

 

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