♪ 『 三線欲張り修行日記 』 ♪  

沖縄バンド「みいはいゆ」ちゃくらのブログです。

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三線修行日記 ~「横笛 de 琉球笛」~

2007年07月10日 | 修行日記

「横笛吹いてみるから、穴をふさぐのよろしくね!」
「まかせるでやんす! この長い足でえいっと! あれっ!? くそぉっ!」

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「横笛」。

この日本の伝統楽器。作りは非常にシンプル!

節を抜いた竹に、何箇所か穴があいてるだけ。

フルートなんかに比べたら、拍子抜けするくらいシンプル。

でも! 見かけのシンプルさとは全然違ってて、これが非常~~~に!

            難しい!のです・・・。

「スーーーーッ、スーーーーッ・・。ハァハァ・・。ゼエゼエ・・。」

クラクラクラ~~~~~。よろっ・・。

出るのは息の音ばかり・・・。

私は学生時代、フルート吹いてたんで、なんとかなるかと思ったところが・・・。

        これが、甘かった!!!!!

なかなかきれいな音は出ないし、音程は定まらないし・・・。

        これは大変な楽器です・・・。


ところで、三線を始めてから気づいたことがあって。 それは・・・。

 「西洋楽器」は人(奏者)にやさしい。

 「ギター」には、ポジションが分かりやすいように、フレットがある。
 「フルート」も、運指が全部決まってて、そこを押せば、出したい音が出る。

それに比べて、日本古来の楽器は・・・?

 「三線」は自分の勘所だけが、唯一の頼り。
 「横笛」は、ただ穴が開いてるだけ。

そう。 日本の楽器は決して、人(奏者)に優しくないのです・・・。

でも、それなのに、なんだかすごく優しさを感じる・・・。

それは多分「自然であること」に対する、優しさなのかなぁ?

音程が少しくらいずれたって、音がかすれて上手く吹けなくたって。
それが自然で、それが自分の音なら・・・

         「それが一番いいんだよ!」って。

その「優しさ」があるからこそ、日本の楽器は、現代人の心に染み込むんだろうな。

なんてロハスな楽器・・・。「横笛」。

       これから少しずつ横笛も練習していこうかな。


「笛にも、長さとか太さによって、いろんな種類があるんだね。」
「いつか作ってみたいでやんすね!」


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