HDL-GTの容量拡張をまとめようと言い出したのにも関わらず
すでに1年がたちそうです。
すでに何をどうやったかをまとめるのに腰がすっかり重たくなっていますが
teratermの作業ログを元にまとめていきたいと思います。
尚、この手順を実際に試し、上手く行こうが
上手くまいが責任は負いかねますのでご了承ください。
(まぁ、当たり前ですが自己責任で)
◆ 作業の流れ ◆(確かこんな感じです。)
0. OSが入っている元DISKをコピーしたより容量の大きなHDDを準備
(HDL-GT1.0からHDL-GT4.0への改造なら250GBのHDDの内容を1TBへコピーしたもの)
1.Telnet可能ファームを適応する
2.システムの環境設定を変更。
3.HDD用のパラメーターを変更する。
4.RAIDの再構築。
◆ 解説 ◆
基本的にHDL-GTシリーズのディスクの処理は作りこまれたシェルを元に動作しているだけにすぎず、
上位のHDDがあれば筐体は何の変更もなしに動きます。(製品仕様として当然ですが)
なので、その辺を利用して、HDL-GTに今格納されているHDDは上位のものなんだと認識させれば、
あとはシステム側で自動的にディスクを最適化してくれます。
HDDのコピーは以前書いたように ddコマンド を利用してください。
もし技術的に不安があるなら、
これdo台PRO などを利用してください。
◆ 手順 ◆
0.ディスク構成は下記の通りにすると早く作業が終わると思います。
[1] 元ディスク
[2] 元ディスク
[3] 元ディスク
[4] 元ディスクからコピーした上位HDD
1.#mount -o remount,rw,noatime /
ファイルシステムの基本的な部分全てがリードオンリーによる保護が掛けられている為、ライト可能な状態にマウントし直します。
2. #cd /var/tmp/
modelファイルが存在する階層に移動します。
sh-2.05b# ls -l
-rw-r--r-- 1 root root 10 Oct 21 20:12 model
3.#vi /var/tmp/model
HDL-GTR2.0 などと書かれているはずですので、
それを変更したいモデルに書き換えます。
HDL-GT2.0 (500GB×4台)
HDL-GT3.0 (750GB×4台)
HDL-GT4.0 (1TB×4台)
HDL-GTR2.0 (500GB×4台)
HDL-GTR3.0 (750GB×4台)
HDL-GTR4.0 (1TB×4台)
このファイルはシステム起動時にHDDに記録されている
「 disklabel_model 」と言う項目を元に吐き出しているファイルであり、
HDDのフォーマット処理の際に参照されています。(…記憶が確かならですが)
『フォーマット前のディスクに書き込まれている内容』
sata1
model WDC WD10EACS-00ZJB0
disklabel_errorcount 0
disklabel_ident SAMSUNG_HD501LJ:S0Z4J1C3P01111
disklabel_magic HDLG
disklabel_port
fs_all 0
identifier _WD10EACS-00ZJB0:WD-WCASJ2345678
fs_used 0
can_spindown 1
capacity_part 972125279
mounted 0
disklabel_usage RAID
enable 1
disklabel_raidmode raid0
smart_status 0
fs_free 0
disklabel_name HDL-GTR
device sda6
disklabel_model HDL-GTR2.0
capacity_whole 1953525168
disklabel_version 0002
filesystem md_partition
disklabel_mindisk 4
spindown 0
『フォーマット後のディスクに書き込まれている内容』
sata1
model WDC WD10EACS-00ZJB0
disklabel_errorcount 0
disklabel_ident _WD10EACS-00ZJB0:WD-WCASJ2345678
disklabel_magic HDLG
disklabel_port
fs_all 0
fs_used 0
identifier _WD10EACS-00ZJB0:WD-WCASJ2345678
can_spindown 1
capacity_part 1949086124
mounted 0
disklabel_usage RAID
enable 1
disklabel_raidmode raid0
fs_free 0
smart_status 0
disklabel_name HDL-GTR
device sdd6
disklabel_model HDL-GTR4.0
capacity_whole 1953525168
disklabel_version 0002
filesystem md_partition
disklabel_mindisk 4
spindown 0
4.ディスク[2],[3],[4]を抜き、まっさらな上位HDDを格納し再構築モードで復旧させます。
※ ここは実績ないのでもしダメなら↓で。
[1] 拡張したHDD
[2] まっさらな上位HDD
[3] まっさらな上位HDD
[4] まっさらな上位HDD
[注意]
たしかHDL-GTが4台目だけ別ディスク扱いできる処理があり、
その部分を利用する形になるんですが、WEB管理画面から
暗号化RAID5と通常RAID5を行ったり来たりさせると「/var/tmp/model」を元に
4台目のHDDだけdisklabel_modelが書き換えられるのです。
私のGTR場合、バカだったのでHDDの4台目の抜いて刺してと
都度暗号化RAID5と通常RAID5を行ったり来たりしながら
ディスク1つずつ4回も繰り返して、disklabel_modelの書き換え処理をしてました。
なので、少しずつ(500GB)容量がUpしていったと言う訳です。
1台できたら、それでブートして再構築モードで復旧させるか、ddコマンドで全部コピーして使えば圧倒的に早かったと後になって思いました。
5.再構築が終わったら、WEB管理画面からボリューム設定を変更し、ディスクの最適化を行います。
※ これをやらないと、パーテーションがリサイズされないはずなので。
以上、記憶を呼び起こしながら、手順化してみました。
不備等あるかと思いますが、その辺はご指摘いただければ修正したいと思います。
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