キタムラリョウ presents 「ミエフェス vol.9」

2018年08月18→19(土→日)
三重県・津市河芸町にて開催される弾き語りフェスの情報ブログ。

33./マユカ(f.三重)

2016-08-15 18:25:22 | ミエフェス出演者




33./マユカ(f.三重)

https://twitter.com/mayuka_m_m


故郷の三重県に住んでいた頃、僕は近鉄四日市駅にて毎週土曜日に路上で歌っていました。
僕は、田舎の町で音楽が出来ないと思っていました。
そして僕は友達が大好きでした。彼ら彼女らは地元で就職をしたり、愛知や東京へと進学したりしました。
誰かとつるむようになったらおしまいだ、と、僕は大阪に出る事にしました。

今となっては13年目の大阪です。
大阪で歌うようになって、僕は地元へも歌いに行く様になりました。
そこで出会った小屋が「海の家ええかげん」でした。
色々な表現者に出会い、感動して、ドキドキしました。
地元三重県に住みながら歌を歌う人とも沢山出会いました。

とっても楽しそうな顔をしていました。
かつての僕が抱いていた、もどかしさ、葛藤。
そんなものはほんの少しも感じられませんでした。

彼、彼女らの日常や暮らし、そういうものが
歌や詩に溢れ出ていて、嬉しくなりました。
三重県をようやく誇りに思える様になりました。

この場所が好きだ。
そんな風に思い始めました。
「ミエフェス」はそうして始めた祭です。

場所を知ってほしい。
こんな場所があるんだ、ということを知ってほしかった。

「ミエフェス主催者から一言」からの引用です。



前置き話が長くなりましたが、
マユカちゃんは出会って日の浅い
三重県の鍵盤弾き語りの女の子です。
就職をして、働きながらも、
今年の頭にライブ活動を始めたという子です。
とても素晴らしい演奏をされる子です。
二人で飲みに行って話した事や、
ふと何気なく交わした言葉。
そんなものから、彼女の
「歌いたい」という気持ちが、
とても好きになり、惹かれました。


僕は、大阪へ出て、先輩達に沢山お世話になりました。
右も左もわからないくせに、いきがっていた僕の
概念、拘り、プライド、そういうものを吹き飛ばしてくれたのは
同時に、素晴らしさ、楽しさ、心地よさ、格好よさ、
負けたくない精神、気合い、面白さ、アイデア、諸々を養ってくれたのは
先輩たちが出会わせてくれた「人」や「音」だったのだと思います。

僕は「歌いたい」という気持ちはとても強くありました。
先輩は「お前のそういうとこ好きだよ」と言ってくれました。

じゃあ、僕は強く惹かれた彼女の気持ちに、
勝手な押しつけ、大きなお世話で、お節介でもって、
沢山の「人」や「音」に出会わせてみたい、と思いました。

そういった「人」や「音」との出会いが
彼女の音楽や、彼女自身を、どう変えていくのか
僕はとても興味が湧いています。


期待のルーキー
若手のホープ

そんなの、どーでもいいけどさ、
君は君のうたいたいうたを、歌っておくれね。

かつての僕の先輩が、
僕にそうしてくれたように。

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