自分を越える

自分を越えることは、本当は単純で簡単なことなのかもしれない。
けれどそれを成すのはとても難しい。
なぜなら自分自身の前には、ハードルが山と積まれていて、その先は全く見えないからだ。
でも本当は、そんなハードルは幻で、それを取り除いてしまえば、いとも簡単に自分を越えられるのだ。
そのハードルは、プライドかもしれないし、見栄かもしれないし、もっとほかのものかもしれない。
もしかすると、越えた先のゴール設定が、そもそも間違っているのかもしれない。
自分のたどり着くべき場所は、そこではなく、もしかすると、もっと素晴らしい場所が待っているのかもしれない。
思えば、自分だけでなく他人に対しても、越えようとする思いがそもそも越えられないハードルになっているのかもしれない。
ただただ一所懸命にやっていれば、気づいた時には越えているものなのだ。