横浜北部 障害児者支援 NPO法人 みどり福祉ホーム

横浜北部で重度重複障害者の日中活動、障害児者の生活支援、セイフティーネット構築を行っています。

あほと賢い

2022-11-09 09:23:35 | 日記
先日、NHKのドキュメンタリーをみていたら、こんな言葉が紹介されてました
STAY HUNGRY,STAY FOOLISH
コンピューターの話しかと思ったら環境問題とかヒッピーとか思想の話しになってました

統括所長51歳の娘は大学2年生で
とても賢い学校で看護学を学んでいるようで
週に4日は自宅でオンライン授業に励んでいて
コロナ禍なのバイトも部活も実習も彼氏も、なんだかとても楽しそうです
統括所長平日休みの日にコタツで玄米茶をすすりながら
レイモンド・オハンロンの「コンゴジャーニー」という本を読み返していると
隣でもこもこのパジャマ姿の娘がノートPCを開きなんだか話しています
PCからはおっさんの声や若い女の子の声もしてきて
どうやら授業のよう
聞こえてきた単語はなんだか聞きなじみのある感じ
そういえばこの間ソファに「こんな夜更けにバナナかよ」の文庫本が転がっていた
看護学で障害に関する授業もあるんだな、へえ
「私が主人公だったら、入所施設から出ないで施設をよりよい環境に変えようとすると思います。この主人公は有名人だからいいけど、私に重い障害があって一人暮らしをするとなると命のリスクもあるし、難しいと思います」
「重い障害のある人と結婚できるかという問いなんですが、私は活動的な方で、趣味が旅行とかだし、結婚しても仕事続けたい人なんで難しいかなと」
ほう
賢い、そつがない、そして、他人事感満載
おっさんの声「僕なんて、妻とそろそろどっちかが障害者なったらどっちかが介助しなきゃって話してるの
おっさんの声「この間話した青い芝の会とかの時代はさあ
おっさんの声「君たち世代はあまり社会に反抗しないというか
おっさんの声「このパワポ、いいねえ、誰作ったの、今度教えて
響かない
私「先生誰、障害者学?
娘「倫理、何某何某
私、スマホ、検索、何某何某、俺よりちょっとだけ若いクレイジーケンバンドっぽい見た目、著作、貧困について
娘「いつもサングラスしてんの
私「今も?WEB授業でも?
娘「WEB授業でも
私「娘よ、死ぬ気で施設出なきゃダメなんだよ、絶対だよ
娘、はあ
私「俺、青い芝の会の渋谷さんと会ったことあるし、渋谷さん、歴史の人じゃないし、そろそろ介護保険適応だって言ってたし
娘、はあ

みどり福祉ホームは
今、次期中期計画をたてているところです
テーマは重い障害のある方の地域生活です
踏み込めば親亡き後の自立生活
長年のテーマです
今までのモデルや今ある制度やこれからの社会情勢を考えれば考えるほど
どうするのが正解かわからなくなります
統括所長は今、51歳で、後10年働きたいと考えています
あほになって
新しいシステムを
作り上げなければと
私たちの先代が死に物狂いで切り開いてきたみたいに
あほにならなければと
石もて追われながらもけらけら笑われながらもものわかり悪くと

だから
重い障害のある方たちの新しい地域生活の形を作り上げるまではと
統括所長毎日朝夕30分ずつヨガをしているのです
ビールは週4日、野菜多め、コカ・コーラとポテトチップスはなし、塩大福は週1程度OKで