バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

残業手当よりも定時で

2009年11月23日 | お仕事
そういえば先週、水曜日の話になる。

私は6日にシステムの大掛かりなアップグレードがあってからというもの
システムに何らかの異常が浮上し残業の毎日だったのだが、
酷いときになると残業して家に帰って、その夜にまた会社に行ったりとかいう
お疲れの日々をすごしていた。

水曜日は、ハニバニが昔一緒に仕事をしていた古い同僚が
仕事でDCに来ていて、もうすぐテキサスに戻るということだったから
会いにいって夕飯でも一緒にしようということになっていた。

アメリカでは夫婦同伴で参加するということがたくさんある。
これも例外ではなく、私も同伴する予定になっていた。

仕事のことを考えると何だか気が乗らなかったが、
ハニバニの面子を立てる手前、断ることはしたくなかった。

しかし仕事が気になる。

残業なんてしてたらディナーに遅れるし、
なんと言ってもDCまで出かけていくのにどうせ酷い渋滞に巻き込まれるだろうから
余裕をもって出発するべきだ。

しょうがないので、残業分の仕事はこっちに戻ってきてからちょっとやろうと
思っていた。

仕事熱心ね

とか同僚に言われることが常で、私もそれなりに

まあね

とクールに答えているが、実際のところ「まあね」と簡単に言えるような
かっちょよさは全くなく、残業しなければいずれは自分に降りかかる厄介なことが
先で起こるのを防ぐため(しょうがなしにしぶしぶ)というところだ。

レストランに行く前にハニバニの昔の同僚ビルがすんでいるアパートへと向かう。

彼はガールフレンドもちょうどDCで仕事があったとかで
一緒にこのアパートに住んでいた。

ここはDCのど真ん中のアパートメント。

部屋のなかもとてもモダンで部屋のなかからDCの町並みが
丸見え。
っつーか、窓が大きく、洋画ででてくるような、壁全体が窓ですと
いわんばかりの窓だった。

すごく都会的なリビングルーム。

ハニバニも同じようなことを考えていたか、
「ここは一ヶ月いくらで借りてるって?」とすかさず聞く。

「月60万だって。」答えるビル。

月極めアパートメントってやっぱり高いのは知っていたが、
ここはDC。やっぱりそうか...

国が借りているらしいが、月に60万とは。
DCでの快適なシティーライフをお気軽に、とは言い難い。

ビルのガールフレンドと合流し、予約してあったレストランへ行く。

毎日来たいけど、毎日来てたら確実に破産しそうなレストランであったが
料理が大変美味しかった。

(カメラ持って行ってなかったし(涙)すまぬ)

支払いは全てビルが面倒見た。
ちなみに彼は弁護士。

「ねえ、私が告訴されたら弁護してね。」と言ったら
「もちろんさ!だけど僕は高いよ。」と言われた。

アメリカ人はどんな時でもビジネスを忘れない。

楽しい時間をすごして、やっとこちらまで戻ってきたら時間は既に11pm。

はっ!仕事片付けんといけんかったんじゃった(涙)

大急ぎで職場に戻り、翌朝みんなが戻ってくる前にやっておかなければならない
仕事を片付ける。

30分程度のことだったが、デスクでそのまま眠りに落ちそうになること数回。
家に帰って寝る準備をしたらとっくに12時を過ぎていた。

ちなみにケイエス、普段の消灯時刻は10時ぐらいです。

翌朝私がゾンビみたいだったことは言うまでもない。

そんなシステムもやっと調子を戻してくれ、明日からは普通の日々に戻る予定。

残業手当は相当ついたが、はっきりいって定時で帰れるほうがよっぽど幸せだ。

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余談


これはロダン(考える人)


今日私はランチにお寿司が食べたいというハニバニのリクエストで
スーパーの寿司カウンターにいた。

どれにしようかなと考えていたら、寿司職人が出てきた。

東南アジア人らしき中年の男だ。笑顔で話しかけてきた。

男: あなた にほん?
KS: そうです。「日本」です。
男: そう、日本? 名前はなんですよ?
KS: ケイエスです。あなたは?
男: 僕は 名前は みみです。
KS: そうですか。みみさんですか。はじめまして。
男: ありがとう。うふふ。

何とも非日常的な会話であった。

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アメリカはもうすぐ感謝祭です!

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