徒然なるままに・・・

日々の出来事、感じたことを書いていきたいと思います。

2007年度 社会保険労務士試験

2007-08-28 22:37:53 | 社労士
こんにちは。

8月26日は今年の社会保険労務士試験の日でした。毎年残暑厳しい8月の第4日曜日に行われています。昨年度から受験者数が若干下降しているらしいですが、それでも全国で45,000人程度の方が受験されていると思われます。
ちなみに受験申込者数は約59,000人だそうです。受験料が \9,000 ですから、総額は・・・・・計算して目がテンになってしまいました^^; しかもそのうち約14,000人は欠席しているわけで、欠席者の負担した受験料の合計は・・・・・やはり目がテンになってしまいました^^;

私は2004年度の社労士試験を受験しました。もう3年前のことになるのですが、受験日のことはよく覚えています。あの日は奇しくも甲子園の決勝戦。我らが北海道代表の駒沢苫小牧が甲子園の優勝をかけて戦った日でした。暑い日でした。

試験会場で席につき深呼吸すること数回。それでもかなり興奮していた気がします。解答用紙が先に配られます。社労士試験はマークシート方式で解答しますので、とても無機質なそっけない解答用紙です。これを見た時に「これが天国と地獄の決め手になるのか」と思ったものです。私は当時「この試験に人生をかける!」というくらい入れ込んでいたので、大げさではないのです。解答用紙をみて涙がポロポロこぼれてきました。期待と不安で胸がいっぱいという感じでした。

試験が終わり、帰路に着くときは足が非常に重かったです。試験で長時間緊張状態が続いたことによる疲労感と、試験の手ごたえがよくなかったことが重なったのだと思います。本試験前に何度か模擬試験を受験していましたが、結果は合格基準にまったく届かない状態でした。本試験後の手ごたえが模試の時とほとんど変わらなかったため、やはり合格点には届かなかったか、という思いでトボトボ歩いていました。

試験前は「落ちたらまた1年間頑張ればいいや」と軽く考えていましたが、いざそれが現実実をおびてくると一年間がものすごく長いものに思えて、さらに暗い気持ちになったものです。

家に着いたときは、少しは気分が回復していたように思います。甲子園では駒沢苫小牧が優勝したことも知り、さらに元気度がアップしたりもしました。

その日は夜中までパソコンの前に張り付いて、試験の解答速報情報を探しまわっていました。その結果奇跡的にも例年の合格ラインよりもほんの少しだけ上の点数となったことがわかりました。すごくうれしかったですよ。頑張りが認められたかな、という気持ちでした。

とはいえ、合格発表は2か月以上先の11月中旬なのです。この期間がまたまた悩ましいのですよ。「受験番号を間違えたかも」「マークシートを一列間違ったかも」などの不安要素が強くなるわけです。

おそらく今年受験されて、合格ラインに乗っている方は、発表の日まで当時の私と同じような思いをされることでしょう。こればかりは仕方がないですね。

私は幸いにも合格することができましたが、この試験の合格率は8~9%台という厳しいものです。残念な結果になる人の方が圧倒的に多いのです。約45,000人が受験して、合格するのは4,000人弱しかいないのです。残りの約41,000人は、来年の試験に向けて頑張るか、合格をあきらめることになるわけです。こうやって数字でみると厳しさがよくわかりますね。


私は今年の試験当日、3年前と同じ場所にいました。社労士試験会場です。厳密にいうと、3年前は受験生として会場内にいましたが、今年は会場の外で解答速報配布をしていました。試験が終わり会場から出てくる人たちに「お疲れ様でした。解答速報をどうぞ。」という役をしていたわけです。

試験を終えて出てくる人は、様々な表情を浮かべていました。あきらめ半分な顔、涙で目が真っ赤になった顔、疲れた表情の顔、厳しい表情の顔、充実感のある顔。本当にいろいろです。解答速報を食い入るように見つめる人がいれば、解答速報など見たくもないという人もいました。人それぞれですね。

試験の合格はゴールではなくスタートです。私は身をもってそれを実感しています。最近ようやく、ほんの少しですが社労士に近い仕事ができるようになってきました。それでもまだまだ全然ダメです。少しずつ少しずつ社労士に近づいていきたいと思っています。

解答速報を配り終えて帰路につきました。3年前の受験日と同じコースです。でも、気分は爽快でした。受験された方には申し訳ないのですが、3年前とは正反対でした。足取りは軽かったです。3年前は家まですごく遠く感じましたが、今年はすぐに家に着いた感じがしました。試験会場と自宅がこんなに近くだったとは、今回初めて気がつきました。


社会保険労務士試験日は私にとって大切な節目の日となっています。