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性の多様性と社会そして人権を考える~講演会

2023-12-02 17:38:43 | 平和

ジェンダー問題の学習会。

今日の学び。

一人一人の違いを表現するための4要素

➀ からだの性別(性的特徴)

② どの性別の人に惹かれるのか(性的嗜好)

③ 内的に体験し実感している性別(性自認)

④ 他者に示す自分の性のあり方や行動(性表現)

これら4要素の組み合わせ、いろんな人がいる。

当たり前だけれど、見失いがち。

性的マイノリテイとは?

上記②③が多くの人とは違っている少数の人のこと。

人口の5~8%くらいが当てはまる。

左利きの人と同じくらいの割合ですって。

「自分の周りには居ないよ」

世間的に「ホモ」とか「オカマ」とか言われて

嘲笑の的になることが多かったので言い出せないのが実態だったりする。

トランスジェンダーというのは生物的な性と自認の性が違う人のこと。

以前は同性愛やトランスジェンダーは精神疾患と言われた時代があり、

精神病院に閉じ込められたり、

人格を変えるような「治療」が行われたりしたこともある。

1990年 WHOが同性愛を精神疾患から除外。

2022年 WHOは性同一障害も精神疾患から除外。

2001年 オランダが同性婚を合法化。

2015年 オバマ大統領の時にアメリカ最高裁で同性婚が合憲判断されました。

2023年現在、主要7カ国(G7)中

 同性婚OK アメリカ、イギリス、イタリア、フランス、ドイツ、カナダ

 同性婚ダメ 日本

日本では国が同性婚を認めていない代わりに

地方自治体がパートナーシップで婚姻同等の関係を認めましょう

というのが328自治体で行われています。

京都市も実施しています。

 

「性同一障害特例法」

 定められた要件を満たすと戸籍の姓を変更できる法律

要件とは?

➀20歳以上であること

②現に婚姻していないこと

③現に未成年のこどもがいないこと

④生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に書く状態にあること

⑤その身体について他の性別に関わる身体の性器に係わる部分に近似する外観を備えていること。

問題とされているのは④⑤

手術を受ける必要があり、高額な自己負担、「性と生殖に関する健康と権利」の観点からも問題。

静岡地裁では

④不妊化要件⑤外観要件ともに違憲である(2023年10月)

➀~③の要件を満たせば女性から男性への変更可能

最高裁では

④不妊化要件は違憲である⑤外観要件は高裁に差し戻し(2023年10月)

男性から女性への変更は⑤の要件についての議論がされることに

この問題については外性器が男性の人が女風呂に入ってきたら・・・

なんてこともいわれましたね。

ところが、長期間年ホルモン両方を続けたら身体的特徴や外性器は著しく変化する

問題視される浴場や更衣室は利用規定内で対応できる範囲。

手術は身体への負担が大きく死亡例もあるとのこと。

 

一口にトランスジェンダーと言っても多様な状態。

お互いのプライバシーを守ってともにいきていきましょう。

 


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