福島正伸の「夢しか実現しない」

一人でも多くの方に、夢と勇気と笑顔を与えたい

ウサギの目が赤い理由

2006年01月01日 | Weblog
(第一話)

「山の奥で、気の弱いウサギが、
ネコとイヌと、一緒に暮らしていました

でも、ウサギは
ネコの、敏感で神経質なところが大嫌いでした
イヌの、うるさく吠えるところが大嫌いでした

ある日、
そんな三人のところに、大きなオオカミがお腹を空かしてやってきました

ネコは誰よりも敏感に、その気配を感じてみんなに知らせ、
木に登ってオオカミの動きをじっと見つめていました

ウサギはあわてて木の陰に隠れました

オオカミはウサギの匂いを嗅ぎ付けて
三人のところにどんどん近づいて来ます

ウサギはただ震えているだけでした

イヌは、勇敢にもオオカミに向かって
ワン!ワン!とうるさく吠え続けました

突然、ネコが木の上からオオカミに飛びついてきて
三発連続でネコパンチを、オオカミの顔面に浴びせかけました

驚いたオオカミは一目散に逃げていきました

何もできなかったウサギは、
涙を流しながら、二人に感謝しました。
その日から、ウサギの目は感謝の涙が止まらず、真っ赤なままになりました」

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あけましておめでとうございます

今年は、新たなチャレンジを通して日本を、世界を元気にしたいと思います。

そのチャレンジ第一弾!
それは、

「ウサギの目が赤い理由」

です。

●この企画についてご説明します。

これはみんなでつくる感動の短編童話集です。

自由参加であり、誰もが著者になることができます。

もちろん一人で何話書いていただいてもかまいませんので、
コメントに書いて送ってください。

自分の感動体験を元にしていただいても結構ですし、フィクションでもかまいません。

●この物語を書いていただく場合、
一つだけ条件があります。それは、

『ウサギの目が赤いのは、感動の涙が止まらないから』

というものです。

●この童話集は、一つ一つが著者からのメッセージであり、
子供が読んでも、大人が読んでも、気づくことが
たくさんあると思います。
そのために出版も考えたいと思っています。

まず私が、
第一話と第二話を書いてみました。
参考にしていただければ幸いです。

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(第二話)

「ある日、ウサギとネコとイヌは、海に遊びに行きました。

イヌはうれしくてうれしくて、波打ち際で跳ね回っていました。
ネコはマイペースで砂山をつくっていました。

ウサギは、イヌの真似をして波打ち際まで跳ねて行きましたが、
波が恐くて動けなくなってしまいました。

しかたなく、ネコの傍で、砂山をつくろうとしましたが、
どうしても穴を掘ってしまうばかりで、山をつくることができませんでした。

ウサギはつまらなくなって帰ろうとしました。

すると、イヌが背中に乗せてくれました。
ウサギは、飛び回るイヌの背中に必死にしがみつきながらも、
まるでロデオのようで楽しくてしかたがありませんでした。

でもすぐに、ウサギは疲れてきました。
すると、イヌはネコの砂山のところに連れていきました。

ネコは大きな砂山に、ウサギがちょうど入れるくらいの穴を掘って待っていました。

ウサギはとても喜んで、その中に入ってぐっすり寝てしまいました。

しばらくして、ウサギが目を覚ますと、大きな波の音が聞こえます。
穴の外を覗いたウサギはびっくりしました。

波が砂山のすぐ近くまで押し寄せているにもかかわらず、
イヌとネコが必死になって、砂の防波堤をつくっていたのです。

一回波が来ると防波堤は、大きく崩れてしまいます。
その崩れたところをイヌとネコが力を合わせて、大急ぎで修復しています。

もちろんそれは、寝ているはずのウサギのためにやっていることでした。

ウサギは、必死になっている二人の姿を見て、
涙が止めどもなく溢れ、その日から目は真っ赤になりました」


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感動は、そこに関わる人々の人生をすばらしいものにすると思います。

たくさんの感動によって、たくさんの人々を幸せにしたいと思います。

本年もよろしく御願いたします。

福島正伸
コメント (19)
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