Earthen Vessel

つちのうつわ

きょうも失敗ばかり

2007年05月07日 19時05分16秒 | happen
大学図書館からの更新2回目です。

さっき司書のおじさんに「君、ノートに名前書いた?」と訊かれました。
いつも何気なく席に着いてキーを打ったりしてたけど
なにやら使用記録帳に学籍番号、開始時刻、終了時刻を
明記してから使うという決まりのようで。
うぅー恥ずかしい。
きょうは空回りする一日みたいだ。
午前中も大変でした。

というのも、課題として出されていたレポートを
徹夜で書き上げたのはいいものの
プリントアウトしようと思っていた図書館ではUSBメモリが使えず
最後の望みだったコンピュータ室もプリンタ全機メンテナンス中ということで断念。
そしてコンビニのコピー機でメモリースティックが使えるのを思い出し
一旦家に帰ってMSにWORDのデータを入れてトライしてみましたが
こちらもあえなく受け付けず・・・。

対処し得る限り手を尽くしたと思って結局あきらめたけど
どうしてフロッピーディスクが思い当たらなかったのか。。。
最近USB買ったのがうれしくて早く使いたいと思ったのが仇となった。
世界は思ったよりもアナログというかスローペースなんだなぁ。

しかし、やはり課題というものは早めにやっておくべきですね。
大型連休に感けてツケを払うことになることから逃げるんじゃなかった。
気持ちのちょっとしたほころびを埋められるような意志が欲しい。

※事情を先生に話したら来週でいいよと言われました。
 お騒がせしてすみませんです。ハイ。



この街が好き。

2007年04月25日 19時41分53秒 | happen
大学の授業が始まって、早3週間め。
少しずつ学内の雰囲気に慣れてきたような気がします。

なんと前期の水曜日はカリキュラムの都合上、お休み。
なのできょうは買い物しにちょっくら吉祥寺へ。
バスで30分揺られていくのですがやっぱり素敵な街ですね。
どこらへんが素敵なのかというと
まだあまりうまくは言えないのだけど
なんか雰囲気が素敵なんですよぉ。ゆる~い感じ?
かの地に来れば来るほどもっともっと知りたくなる街。
それが吉祥寺なのです。

さて、きょうの目当ては絵本。
明日授業で使うため探してきました。
はじめて本屋さんの絵本コーナーに行ってみましたが
いやぁいろいろありますねぇ、絵本って。
日本作家、海外作家はもちろん、新しいのから古いものまで
たっくさんあってどれを選ぼうか迷ってしまいました。
どれがいい作品なのかといった予備知識が何もないので
迷ったあげく「コレダ!」とフィーリングで選んだ作品は
なかなか心揺さぶられる感動作でした。
世界の美しさや人の尊さ、そしていのちの大切さを幼いときから
読んで、見て、触って、感じることは大事なことだと思う。

ちいさな頃に感じていたキモチは、今も生きていますか?

現実に触れるということはなるべく避けたいものかもしれない。
僕らは痛みを抱えて生きている。
しかし、それだけが世界のすべてではない。
失くしてしまったあの日の記憶。
僕らにも無垢に喜んだことがあった。
世界を素直に感じてみたいと思った。

主よ、あなたは代々にわたしたちの宿るところ。
山々が生まれる前から
大地が、人の世が、生み出される前から
世々とこしえに、あなたは神。 (詩編90:1,2)




胎動

2007年04月01日 18時46分25秒 | view
久しぶりの更新です。
現在ネッツがつながっていないわが家。
だからそう頻繁にブログを開けません。
てことで早く書きたい書きたいと思っていたところ
教会の帰り、yokoさんの研究室におジャマしたので
傍らのPCを貸していただきカタカタと筆を進めております。


さて、現状説明はほどほどにして近況の報告を。


先週は春休みなのをいいことに、連日お花見。
普段は会えない友達たちが僕の住む街へ来てくれました。
日替わりでまじわりを持てるなんて、ナンテしあわせ。
満開を今かと待つ桜の花々を仰ぎ見つつ
お互いの最近をしゃべりながらひたすらウォーキング。
樹の下での宴会もままよいですが、歩き花見もなかなかオツなものです。

それぞれ新しい歩みを始めようとしているこの季節。
みんなの言葉に感化されてがんばろうという気持ちが湧いてきました。

あさっては入学式。
そして今週は怒涛の連日オリエン。
新しい季節が始まる。

祈りがこれからもつながれてゆきますように。

※予告。また「いつか」更新します。




準備期間

2007年03月24日 17時05分40秒 | view
久しぶりの更新です。

気づいてみたら一ヶ月も空けてたんだなぁ。

いつも見に来てくださっているみなさん

本当にありがとうございます。


まだネットのある環境となるには程遠いため

ちゃんと更新できるのがいつかわかりませんが

近いうちにきっとカムバックしてまいりますので

いましばらくお待ちください。


ケータイ更新は本当にやりにくいっす…。


さて、きょうのぼやき。

引越し後の各種手続きが面倒です。

冷蔵庫は使えるのに何故か冷凍庫は使えません。

テレビのリモコンあるはずなのに見つかりません。

春はまだか!?早く学生になりたーい。





別れてもなお

2007年02月25日 19時34分35秒 | happen
いつも思考してます。
そうしてるつもりなんです。
でもそれを表現することが
とてもとてもヘタな自分です。


しようのない前置きになりました^^;
ここんとこ、本を読むのがたのしい。


さてさて、きのうのこと。
引越しの準備が遅々と進まない自分の怠惰を飼いならしつつ
昨年からお世話になってた心療内科の先生のところへ挨拶しに行ってきました。
志望大学の合格を報告したら自分のことのように
喜んでくださってこっちまでうれしくなりました。
この数ヶ月間、カウンセリングを受けてきてよかったと思う。
一クライエントとして。あと、一学生としても。
自己と向き合うことをまたひとつ学びました。

そして、きょうのこと。
引越しに伴いこれまで通っていた教会での主の日は、これが最後。
いつもどおりの時間にいつもどおりの座席で礼拝しました。
思えばここにはじめて来たのは4月のおわりだったかな。
他教派の教会だったので初めはドキドキしましたが
自分に丁度の良い規模や皆さんの温かさと祈りに触れて
まじわりに自然と溶けこむことができたと思います。
地元に、教会があって、主にある兄姉がいる。
このことはこれからも励みになることでしょう。
帰省の際にまた立ち寄れたらいいなと思います。
祈りのつながりが増えたことに感謝です。

ひととの別れはあまり好きじゃない。
今まで積み重ねてきた関係に折り目をつけることになるから。

でも、それを拒むほど嫌いでもない。
別離からの逃避はお互いの成長を留めることになるから。

関係が途絶えるわけではないのだ。
いや、もしかしたら一期一会かもしれないけど
別れてもなお≪出会いの記憶≫は忘れない。

また会えることを願って。

恋しい人は言います。
「恋人よ、美しいひとよ
さあ、立って出ておいで。
ごらん、冬は去り、雨の季節は終った。
花は地に咲きいで、小鳥の歌うときが来た。
この里にも山鳩の声が聞こえる。
いちじくの実は熟し、ぶどうの花は香る。
恋人よ、美しいひとよ
さあ、立って出ておいで。 (雅歌2:10~13)




探索

2007年02月20日 22時35分30秒 | happen
きょうはアパート探しに出かけた。
5:30起床の6:30出発。かなり眠い。
谷和原経由で三郷、小菅と軽やかに高速で抜けていったけど
しかしそこは都心。ものすごい渋滞の嵐だった。
ようやく調布ICを降りた時には10:30になってた。
栃木から東京まで4時間かぁ・・・。
本当に遠いんだと身に染みて感じた。

手当たり次第に自力で探すのも大変なので
ひとまず学校の斡旋をあたってみたところ、
おすすめの業者さん方を勧められていろいろ物件を回ることに。
2つ目の業者さんに紹介された或る物件が気に入ったためその場で即決に至る。
家賃は前にいたとこよりも安くてラッキーだった。東京なのに。
部屋は1K(6帖)ながら広々としてていい。
ふつうに友達も招ける。あと2階に住むのは初めて。

日中はずーっと雨に降られ、風も冷たかったから体の芯まで冷えた。
くもりだろうと思って傘を忘れてきたのがまずかった。
寝不足、疲労、吐き気、鼻炎と最悪な一日だった。今もボーっとしてる。
今夜はちゃんと寝て明日からまた引越しの準備やら手続きやらがんばろうと思う。

東京まで連れてってくれた父に感謝。
新しい住まいが無事に見つかったことに感謝。



結果 その弐

2007年02月13日 21時46分58秒 | happen
合格発表は14:00の予定。
ウェブで公開されるのを今か今かと待ちました。

(まだか・・・)

(まだなのか・・・・・)

13:59。
あとわずか一分がなんと長いことか。

そして14:00。ウェブを開く。
結果は・・・?


A方式 PA00××

B方式 PB00△△



キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!


なんとダブル合格です!!

これはビビった。
そして思いがけずうれしかった。
ようやく努力が報われました。
あうぁぁー本当によかったわぁ。

合格の余韻に浸りつつ
すぐさまこれまでお世話になった人たちに
電話やメールでお礼めぐりしました。
両親、予備校の先生、牧師先生、ともだち。
みんなの声援や祈りという支えがあったからこそ
僕はこの一年、目標に向かい、夢を目指して駆け抜けられた。

戦いはいつも孤独だ。
そして孤独こそが闘いの真髄でもある。
ただ忘れちゃいけないのは孤独の隣りに必ず支えがあること。
励ましてくれる存在が確かに与えられているということ。
それを身に染みて感じられた。

主は御心のままにみちびいてくださる。
これは結果論かもしれない。
だがそれでも、信仰のあるところに御心という名の希望は力を得る。
失意に落とされたまま終わらない。
終わってたまるか。

いけるとこまでいくぞー。
もっとがんばろう。
がんばれるはずだから。

キリストにより、体全体は、あらゆる節々が補い合うことによってしっかり組み合わされ、おのおのの部分は分に応じて働いて体を成長させ、自ら愛によって造り上げられてゆくのです。
(エフェソ4:16)




daddy

2007年02月12日 23時51分27秒 | happen
きょうは親父とふたりで外出した。
いわゆるデートってやつ?
こんなの滅多にないです。ほんとに。

昼飯食って、映画を観て、
引越しに必要なものを買出しして、
そして最後に晩飯をともにして。
一日中しゃべりっぱなしだったし、楽しかった。

何と言うかよく会話がもったなぁと今更ながら思う。
だってふだん全然会話になってないんだもん。
「調子はどうだ?」「ん?まあまあ」・・・こんな感じ。
いや、もっとふつうに話したりしますよ?
ただ、一日中いっしょにいられるかはわからない、そんな関係。

エディプス・コンプレックスってわけじゃないけど
父よりかは母の方が話しやすいし居やすいというのは
世の男性諸君には分かっていただけるのではないだろうか。
もちろんそれがすべてではないんだけどさ。

僕がちいさな頃、父と言えば大きくて、強くて、遠くて
厳しさと優しさを併せ持ったある種絶対的な存在だった。
叱られた時に心底震え上がった記憶は今でも鮮明に憶えてる。
でも僕が次第に成長するにつれ、父に抵抗できるようになった。
知識や背丈が増した分、世界も広がり、父がすべてではないと思うようになった。
父の人間らしさに同情し、反発し、そして尊敬するようになった。

昨年、ずっとくすぶっていたものをぶつけ合ってから
お互い素直になれたところがあるかもしれない。
それぞれ伝えたいもの、守りたいもの、ゆずれないもの、望んでいるものは違う。
相手の考えがどうしても受け入れられなくて当然憤慨もする。
ただ、それでは平行線のままで、何も進展しないことを
僕らは痛みの中で学んだ。

どんなに憤りを感じても、相手の声を理解しようと努めることが大切だと思う。
自分とは異なるものに耐えること、対比に忍ぶことが
「愛する」ということには必要なんだ。

親父とのコミュニケーションが増えてきそうな予感がします。
と言うよりも現状維持にプラスアルファでしょうか。
ぶつかることはいやだけど、恐れない。
ぶつからないぬるさにも失望しない。
いつか機は熟す。

わが子よ、聞け、わたしの言うことを受け入れよ。
そうすれば、命の年月は増す。 (箴言4:10)




結果

2007年02月09日 23時20分47秒 | happen
きょうは2月9日・・・だよね。
可笑しなことに、自分の中の曜日感覚がずれてきてる。
一つ目の結果は7日にわかったんだからもう2日が経ったわけだ。

えーと、受験結果が来ました。


おかげさまで、合格です!!


今風に言えば「サクラサク」かな?
キットカ○ト食わなくても案外イケるって実証しちゃいました。笑
あ、ウカールも食ってませんよ。念のため(・・・何が念のためだ)

まぁとりあえず良かったです。受かってて。
事実上すべり止めだったけど、同時に、志望校よりも
ランクは高いところだったんで一種の挑戦でもありました。

だから・・・

「がんばって良かった」

この一言は本命の結果が報われたときに使いたかったけど
ひとつの実りを見た今、心からそう思えるので、今言わせてください。

「がんばって良かった」

第一志望の結果は13日に判明します。
それまで鼓動の高鳴りを感じながら、待ちます。
ドキドキワクワク。ガクガクブルブル。

さて、最近はどうしてるのかと言うと
一時の解放感に酔いしれるように本を読んでます。
今週だけで3冊も読んでしまった。
普段本を読まないからこの勢いはちょっと自分でも驚き。
読みたい本が軽く山積みです。

そして、受験を終えて胸につかえるものがひとつ。
あえてその正体を評するならば
僕はそれを何と言おうか。

結果・・・。
それを一歩乗り越えて、また新たな旅が始まる。
あてどを掴み、当て所に生きるため。
恐れながらも、さぁ、歩き出そう。



“文学少女”と死にたがりの道化

2007年02月07日 22時12分18秒 | recommend
「恥の多い生涯を送ってきました」

こんな重い一言でこの物語は始まる。

あらすじ

元・覆面人気作家の井上心葉(このは)はごく普通の高校2年生。何も起こらない平凡な日常をこよなく愛し、浅くも深くもない穏やかな人間関係を維持している。そして心葉の一年先輩であり文芸部の部長である天野遠子(とおこ)。彼女は物語を食べてしまうくらい文学を深く愛している“文学少女”だ。ある日このふたりの前に、ある依頼が舞い込んできた。それは「どうか恋を叶えてください!」という一途な少女の願いだった。

感想

はじめはコメディタッチでありながら、随所に見られる「告白」が謎めいていてそれでいてとても共感を覚えるものだった。それはこの作品が太宰治の「人間失格」をベースにしたものだからかもしれない。過去の罪に縛られている苦悩、人を憎みまた愛するという感情の推移と決意、一見普通な人々が心に潜めた寂寥感や失望感。それぞれ秘密を抱え、仮面を被り、道化を演じて生きているのだ。その生き方に罪悪感を覚えることがあるだろう。しかし、そうしなければ生きてはゆけない現実もある。ありのままの自分を受け容れて変えられてゆく登場人物たちに、自分自身の思いも重ねられ、望みを与えられた気がする。

この作品の良さは一筋縄にはいかないスリルな展開にあると思う。特に、中盤から終盤にかけてのどんでん返し。この先に何が待っているのか、想像を超えた想像がおもしろい。あと心がえぐられるような切なさに涙が止まらなかった。なんて報われないんだと思った。世界を、他人を、そして自分さえも諦め、望みを失くした人に語りかける言葉はあるのだろか。文学によって培われ養われた遠子の慈しみに富んだ言葉が救いの手を差し伸べる。彼女は決して救世主なのではなくひとりの文学少女。その的確な想像力は人生を渡り歩いてきたかのような「経験」を物語る。

期待もなしになんとなく読み始めてみたけど、本当にいろいろな事を考えさせられ、教えられた。たかがラノベ、されどラノベ。いわんや小説をや。この本を読んでると文学に触れたくなる。実際、太宰を全部読んでみたくなった。文学にあまり触れたことのない僕みたいな人や、文学に入り浸るあまり生活そのものが文学だという人にも、コレはおすすめである。



“文学少女”と死にたがりの道化
野村美月 (2006)