メローデザイン工房

オリジナル雑貨の制作と流木アート工房です。新作の紹介や日々の出来事などを紹介していきます。

この間の話

2006-10-24 19:33:58 | Weblog
お邪魔しま~す。
「ブルース君います?」 ・・・留守? 
 
  「いるよ!留守なわけないじゃん」

そう怒んないでよ、嫌われるよブルース。

  「あんたに言われたくないよ!」
じゃあブログ始めま~す。  「・・・

前に話したんだけど、この間「中学校」から話があって、
一時間ほど講義にいってきました。

今、2年生では販売可能な「オリジナルの商品を作る」といった
授業をしてて、生徒達の参考のために
僕の話しを聞かせたかったらしいんです。

  「なんで君のとこにきたの?」

うん、<道の駅>で作った商品売ってるからじゃないの、
プロの商売人でもないし、素人に近いから
ちょうどいいと思ったんじゃない。

  「ああ、そういうことね」

先生もはじめての試みみたいで、どう教えていけばいいのか
よく分かんなかったみたい。

生徒達を8つの会社(グループ)に分けて、それぞれに
予算も与えて、新しい商品を作ってもらおうという
プログラムだったらしいんだけど

でも話しがきた時点で、もう材料も買っちゃってて、
「物」も少し出来てたんだよね。

  「ふ~ん、出来てるんだったら話すことないじゃん」

まあそうなんだけどね、でも商品を作る過程とか、
出来てる物なんかを見てみたら、なんか違うんだよね。
どこかおかしい。

  「なにがおかしいの?」

うん、「商品を作ってる」というより工作してる感じ?
ただ「作品を作ってる」だけにしかみえない 商品じゃないんだよ。

  「どう違うの?」

自分が思い描いた物を、必要な材料を買ってただ「カタチにするだけ」で
終わっちゃえば、それは作品製作でしょ。

商品は販売するのが目的だから、そのためには、
自分達が考えた商品を作るために、いくらの「材料費」がかかって、

それをいくらで販売すれば引き合うか、利益になるのか、っていうような
「原価計算」が必要になってくるし、

「どういった物を、どういった人たちに向けて作るべきか」を
考えて作らないと売れない。

商品を作ろうとすると、そういった「マーケティング」が
必要になってくるからね。

「そうか、じゃあ思ってる物を作るだけじゃダメなんだね」

そう、利益を得られなきゃ、商品を作る意味がない。
みんな作ることしか考えてないんだよ、「作ることが目的」になっちゃってる。

  「ふ~ん、でもなんだか難しそうだね」

うん、でも僕なんかがやってる方法だったら、誰でも出来るんだけどね。
「流木」や「貝殻」なんかを拾ってきて、袋に詰めるだけでも
立派な商品になるんだよ。 

「作ること」だけが商品作りじゃないからね。
あるものを「販売できるかたち」にしてやれば「商品」になる、

身近にある「素材」に、少し手を加えるだけでも「雑貨」が
できたりするんだよね。

  「そうか、アイデア次第だね」

そう、材料なんかそんなに買う必要なかったんだよ、
子供にやらせるんだから「手に入る物を活かす」ことをもっとやってれば、
そんなにお金をかける必要もなかったのに・・・
「もっと早く言ってよ先生!」

  「まあまあ、分かるけどね、先生だって・・」
「じゃあ、疲れてきたんでブログ終わりま~す。」

  「・・・えっ?僕の話しは?・・・聞けよ!」


 







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