めじろっくフェスティバル

めじろっくは「生きざま」をテーマにした表現異種格闘技なイベントです

赤十字に寄附

2011-03-22 | 日記
3/19のめじろっくにご来場された皆さま、またカンパをしてくれた皆さまありがとうございました。
終演後みんなの前でカンパ箱を開き、お金を数えました。11702円。

そして本日、日本赤十字社に振込みました。
この中にはSAG.MICさんのCD売上金の全額4500円が含まれていることも報告しておきます。

西川きよしも言ってます。
「小さなことからコツコツと」

復興は長期戦です。
それぞれの力量に合わせて共に支えあっていきましょう。
めじろっかーの皆さまありがとうございました。

めじろっく15レポート

2011-03-19 | 日記
3/19に表現異種格闘技「めじろっくフェスティバル15」が行われました。余震の続くなかご来場いただきありがとうございました。
今回は「月明かりアンプラグド飛び入りライブ」、「わかちあい」をテーマにしていました。いつも以上に深みがありました。



今回は計画停電、余震、電車の運行状況をかんがみて、出演者は固定せず「飛び入り」で出演者を募りました。結果めじろっく史上最多の17組が出演。めじろっかー達に感謝です。中には終演予定ギリギリの21時に来て出演された方もいました。皆さん分かち合いたいこと、伝えたいことがあったのですね。
「地震」という一つの事柄に沢山の見方、生きざまがあることに気づかされました。考え方のばらけっぷりが正に「異種格闘技」
また、この場を借りて出演ができなかったのですが応援メールをおくってくれた過去の出演者、お客さまが沢山いました。感謝です。
計画停電は起らなかったのですがあえて電力を使わず、前回出演されたsmiling dream flowerさんのロウソク1本だけで開催しました。またカンパ箱を置かせていただき、全額を東日本大震災への赤十字募金に贈らせていただきます。


それでは出演者紹介を。
・轟ひろた(一人芝居)
お題即興とシルヴァスタインの絵本「おおきな木」を題材にした芝居をやりました。

・こいで きみこ(話)
初出場。いま現在の想いを語ってくれました。

・SAG.MIC(ヒップホップ)
ヒップホップでありながら、まったくの生声。そしてその場で即興のラップも。だからこそ余計に「言葉」が入ってきました。
また自身のCDの売り上げをそのままカンパ箱に入れてくれました。

・さかい ゆうぞう(祈り)
なんと福島県でのボランティア活動の帰り道での出演。福島原発冷却のため、パイプを接続する作業を負っている方々のなかにクリスチャンが5人もいることを教えてくれました。作業リーダーもクリスチャンだそうです。

・和田力(歌)
16歳。こんな時だからこそ笑いたい。その気持ちを高橋優の「福笑い」のカバーで表現してくれました。

・せつこ(歌)
真っ暗ななかでのピアノ弾き語り。沖縄の旋律も含めて、鎮魂歌のように僕らに歌ってくれました。

・みやした(話)
お客さまで見に来たのですがそのまま飛び入り。地震が起きたときの話をしてくれました。

・こいで ひろし(歌)
まったくの即興ソング。ギターからインドのシタールのような旋律が聞こえました。

・亀井あかね(話)
モンゴルの話。電気がないことだけでなく、そもそも何も持っていないことを前提にしたモンゴルの価値観、国民性を語ってくれました。モンゴルでは「天の川」が地平線から180度見えるそうです。

・じょういち あつし(歌)
「平家物語」の一節に合わせて、先々週行っていたフィリピンの話をしてくれました。本当に大切なことはそう多くはないそうです。

・鈴木祐介(歌)
賛美歌。地震が起きた後、普段の家庭での何気ないことが大切に感じられるそうです。

・みわ(話)
ロウソクの光に例えながら、心のなかのロウソクが東北にも届くことを願ってくれました。

・小沼廣(朗読)
自身の友人をモチーフにした私小説の朗読。人にはいろんな人生があるんですね。表現形態が「朗読」だったので唯一電気をつけました


・みほちゃん with わっくん(歌と話)
わっくん3歳。めじろっく出演者史上最年少記録を更新。「味ポン」のCMソングを歌ってくれました。
そして、お母さんのみほさん。「笑う」ことの大切さ。自分の亡くなったお父さんが病室で、他の患者さんや看護婦さんにギャグを笑わせていたことを話してくれました。

・米山めみ(話)
昨今の地震の報道を見ながら「善」「偽善」について考えたそうです。日常ではここまで「善」について報道されていたでしょうか。

・大内恵吏也(話)
ロンドンオリンピックを目指す100メートル短距離ランナー。日本で7番目に早く走る男。大内さんのご自宅は福島県です。ただ震災時は九州の大会に出場されていました。まだ福島県に戻れず、いまは東京にいます。そんな彼は地震の話はまったくせず、短距離走について話してくれました。勝ち負けは関係無い。走りを通して自分を高めたい。

・中村龍平(話)
カンボジア支援団体「ラフトレード」代表。実は3/21に八王子でカンボジア支援の大規模なイベントを予定していたのですが会場の関係もあり中止に。福島県に住む共同代表の内藤さんは自宅を流され、いま避難所にいる状態。ホームページ上で見つけた日記を朗読してくれました。長文なのですがあえて載せます。

福島県に住んでいる男性が3月17日に書いた日記のようです。「風評被害」をいうタイトルで、男性は転載を希望しております。ただ非常に長かったので一部省略、補足してあります。
あくまでもホームページ上にあった日記です。男性が本当に福島県の住んでいるのか、書いていることが事実なのかウラは取れません。また書かれたのが3月17日の日記なので現状と違っている部分もあります。ご自身の判断でこの日記を読んでみてください。


「風評被害」

東京電力福島第一、第二原子力発電所は福島県の浜通りに位置しています。

東北電力ではないことを注目してください。

福島県の浜通りには東京電力の発電所がこのほかに「広野火力発電所」があります。この地域で発電された電気は、全て関東に運ばれ、首都圏の方々が利用しています。
一切地元ではこの発電所で作られた電気は利用されていません。首都圏の電気の3分の1は福島県で作られているのが現実です。

計画停電が首都圏で実施されています。「被災地に電気を送るためだから我慢します」というインタビューをよく見受けます。
東京電力が計画停電を行っているのは、首都圏の消費電力よりも供給電力が下回りそうだから突然停電を避けるために予め時間と区域を決めて停電を行っているのです。
首都圏で節電してこちらに電気が送られるなら、なぜ東北電力まで計画停電を行わなければならないのでしょう?

首都圏の方々は自分たちの電気が足りなくっているから、自分たちで我慢しているだけなんです。マスコミは何故この点を報道してくれないんでしょうか。
首都圏の人のために建設された発電所のために地元がこれだけ苦しんでいる現実を何故広めてくれないのですか。

しかし、冷静になって考えてみると、地元にも雇用や補助金で還元されてきた面はあり、その点は感謝しています。
でも、マスコミは「福島は危険」「放射能は危険」しか報道されていない面があります。後付で「このレベルでは身体に影響はありません」と言うだけです。パニックを抑えるなら言う順序が逆ではないでしょうか。

はじめに断っておきます。
首都圏の方を敵視しているわけでも、悪いというつもりも毛頭ありません。

首都圏で「放射能が怖いからカッパを買いました」「マスクを買いました」と言っている方がテレビに映っていました。
放射能が怖い?
ならば私たち福島県民はどうしたらいいのでしょうか。
私たち福島県民は逃げたくてもガソリンが無くて逃げられないのです。
もっと言えば、ガソリンや灯油が無いので救急車もバスも、救援物資を運んだトラックが近くまで来ても「放射線が~」で引き返している現状です。
それが現状です。

現在観測されている放射能物質は人体にまったく問題のない数値です。
X線やレントゲン、温泉の方がよっぽど高い数値を示しています。

仮のこのまま何もなかった。普通の生活に戻った、としましょう。
今度は風評被害が必ず起こります。

福島県出身です。って言うだけで「放射能が大丈夫?」って思わないでください。
福島県出身の女の子だからって「子どもを生む時は大丈夫なの?」って思わないでください。
福島県の野菜は美味しいです。
福島県の果物は美味しいです。
福島県のお米は美味しいです。
お肉も、魚も、みんな頑張って作ったり取ったりしたものです。

福島県産、ってだけで毛嫌いしないでください。

他の自治体や国はこの点を含めて被災地のバックアップをしていただきたいと思います。
復興には人の力がどうしても必要です。一日でも早く復興するためにも皆さんの力が必要なんです。物資の援助もお願いしたいですが、このことも是非頭に入れておいてください。よろしくお願いします。




以上が今回17組の出演者紹介でした。
皆さん本当にご来場ありがとうございました。主催者でありながら自分たちすらも知らなかった「めじろっく」の意味に感じた気がします。

次回は5月以降を予定していますが、少し状況を見ながら開催を考えます。
皆さんの生きざまを見れて最高でした。というか「飛び入り」って面白いね。
かかわった皆さま本当にありがとうございました。

開催予定

2011-03-19 | 日記
今の所めじろっくは開催する予定です。
飛び入りなので出演はご自身の判断にお任せします。また、直前であっても不測の事態が起きたときは中止にします。その際はこちらのブログでお知らせします。
ご理解ください。なにとぞよろしくお願いします。



追伸
ほんとにあった話。
昔、羽田空港から福岡行きの旅客機が飛び立った。

しかし福岡上空に低気圧があったため、福岡空港の近くに来ているにも関わらず機長の判断で羽田空港に引き返した。
乗客からは不満の声があがった。

そして羽田に戻った乗客が空港ロビーのテレビで見たのは、無理に福岡空港に降りようとして墜落炎上した外国の旅客機だった。

それから航空業界では「弱虫と言われる勇気を持て」という格言が生まれました。

お願い追加

2011-03-18 | 日記
明日のめじろっくについてお願いをいくつか。

・出演時間は10~15分を予定しています。出演者の人数によって考えます。
臨機応変なセットリストをお願いします。

・会場となるめじろ台シオンチャペルは計画停電のグループ2にあたります。
電力が足りなくなったときは停電する予備地域に該当しています。ご注意ください。

・できるだけ懐中電灯をお持ちください。
火曜日の夜、八王子市の一部で計画停電がありました。突然消えるそうです。街灯も信号も消えます。車からは歩行者が見えにくくなります。

・停電になった際は室内でも寒いです。暖かい服装でご来場ください。

・普段はめじろっくのあとに教会には泊まることもできます。
当初は泊まることをご案内していましたが、今回は状況を踏まえご自宅に戻られることをお勧めします。何が起こるかわからないので。

変更やお願いがあるかもしれません。なにとぞご協力ください。よろしくお願いします。

3/19(土)めじろっく?

2011-03-15 | 日記
めじろっかーの皆さま。
3/19(土)にめじろっくをやる予定です。あえて予定と書きます。従来のめじろっくと内容が違います。

余震や八王子市での計画停電をかんがみて、3/19のめじろっくは「月明かりアンプラグド飛び入りライブ」、「わかちあい」をテーマにやろうと考えています。

実は今現在の八王子市の計画停電の予定が18:30~22:00となっております。めじろっくに重なっています。
また、月曜火曜の段階で京王線と中央線は一時運転を取りやめました。
コンビニも営業時間を短くするなど八王子市自体が緊迫しているようです。

中止も考えたのですが、ならばあえて電気無し、アンプラグド、月明かりのみのイベント。そして全員飛び入りにしてはどうだろうか。と考えました。

当日の開演、終演時間に電車が動いている保障がありません。
ならば出演者もすべて飛び入り扱いにして、皆さまも当日の状況により、出演するかしないか決められるようにしたいです。

3/19は皆さんの表現だけでなく、今の想いも聞ければと思います。
僕ら表現者は録画、録音したものをかけているわけじゃありません。今の想い、「ライブ」を分かち合えればと思います。

余震、放射能、停電。
あらゆる点で不利です。
ほんとに当日の気分、状況に合わせて来てください。

開催するつもりです。でも不測の事態に陥ったときは直前であっても中止にします。その際は改めてこちらのブログでお知らせします。その点はあらかじめご容赦ください。
ご来場お待ちしております。



以下は今回の詳細。
表現異種格闘技「めじろっくフェスティバル15」
3/19(土)
開場17:45/開演18:00/終演21:00予定
めじろ台シオンチャペル

予約不要、料金無し(自由カンパあり。すべて東日本大震災に寄附)
(普段のめじろっくは軽食を用意していますが、今回は無しの予定です)

【出演者】
全員飛び入り
(1組10~15分)

【お願い】
・リハを希望の方は16時から17時半までに。リハが必要なければ開演18時までにご来場ください。
・電力を使わない方針です。アンプラグド。月明かりのみで開催する予定です。電池で動くCDラジカセ、懐中電灯は用意します。
電力が通っていたときは内容を検討します。
・パフォーマンスだけでなく、いまの皆さんの想いを分かち合えれば嬉しいです。
・遅刻、早退も大丈夫です。出演順は飛び入りなのでくじ引きで決める予定です。ただ早めに帰りたいなどの要望にも応えようと思っています。
・余震、放射能、停電、行き帰りの電車があるのかも不明です。また状況によっては直前に中止になる場合もあります。あらかじめご容赦ください。中止の際は「めじろっくブログ」でお知らせします。


【会場】
めじろ台シオンチャペル
八王子市めじろ台4-35-19
・京王線「めじろ台」駅より徒歩8分。
・中央線「西八王子」駅南口よりタクシーで10分。

以上です。ご不明な点はお気軽に聞いてください。ご来場お待ちしております。

主催じょういち あつし
TEL 0426631310