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心の友よ!!

2008年09月02日 00時13分03秒 | CINEMA
重松清の同名小説を映画化した「きみの友だち」。
原作は私ですらちょっと涙ぐむような名作です。
監督は廣木隆一。
「ヴァイブレータ」「ラマン」等が有名ですが、
ドラマW「4TEEN」などの青春ものにも優れています。


小さい頃に交通事故で足が不自由になってしまったエミ。
周囲を拒絶する彼女の唯一心を許す存在が
身体の弱かったユカだった。
彼女達、そしてその周囲の子供達のエピソードをちりばめながら
色々な友情のあり方を描いていく。

特筆すべきは病弱なユカを演じた北浦愛。
彼女は「誰も知らない」でしっかり者の長女役を演じて
強烈な印象を残しています。
以来久しぶりに見ましたが、柔らかなイメージは変わらず。

重松作品ではまるで空の上から見守るかのような人物が
語り部となりますが、今作はその辺がちょっと希薄で残念でした。

でも、メインであるエミとユカのエピソードはやはり泣ける。
エミの弟のエピソードも所々挿入されますが、
それがまた情けなさ満載で男子なら感涙必至。

どこにでもありそうでなかなかない、そんなオハナシです。
意識的に友達付き合いを希薄にしてきた
私にとっては羨ましい関係ですね。

次は大林宣彦監督で「その日の前に」が映画化されるらしいです。
大丈夫かな。

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