めご の ひとりごと

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ベアタ・ベアトリクス ライブ配信

2022-09-19 | たからづか らいびゅ・はいしん


「ベアタ・ベアトリクス」ライブ配信を観ました。
熊倉飛鳥のバウ作・演出デビュー、なかなか良かった。
よく見つけてきたなと思う題材。
「オフィーリア」と「ベアタ・ベアトリクス」のモデルが同じ女性であることを知った。
いつものことながら宝塚歌劇に勉強させられる。
そして大劇場一本物かと思う無駄に(無駄ではない)壮大な音楽だなと。笑
ショーアップして飽きさせないようにしてたしね。

極美慎が予想以上に頑張っていた。
天飛華音は新公の出来から、もっと芝居ができるかと思っていたので、予想をちょっと下回ったかも。
碧海さりおが支えていた。

小桜ほのかの歌は声質も含め絶品。
極美慎の歌支えにも最適解だな。
水乃ゆりはダンスのみで、清々しいくらいの適材適所。
退団する麻丘乃愛が綺麗だった。

★★★★★
宝塚歌劇 Official WebSiteより

ミュージカル
『ベアタ・ベアトリクス』
作・演出/熊倉 飛鳥
19世紀半ば、イギリス。ロイヤル・アカデミーの画学生ロセッティは、アカデミーで神童と呼ばれるエヴァレット、同級生のウィルと共に、それまでの古い美術観を打ち破るべく、プレ・ラファエライト・ブラザーフッド(前ラファエル兄弟団)を名乗り創作活動を始める。詩人のダンテを崇拝し、その著書「新生」に登場する理想の女性“ベアトリーチェ”を求めるロセッティは、帽子屋で働く娘リジーと恋に落ち、彼女の姿を描き始める。
彼らの活動はアカデミーの反発を受けながらも軌道に乗り始めるが、エヴァレットがリジーをモデルに描いた傑作「オフィーリア」によって歯車が狂い出す。リジーこそが自分にとっての“ベアトリーチェ”だと信じていたロセッティだったが、圧倒的な画力で彼女の姿を描き切ったエヴァレットに嫉妬し、リジーとの関係にも溝が生まれてしまう。
ある時、芝居小屋の女優ジェインに魅了されたロセッティは、彼女にモデルを依頼。その絵が高く評価されたことで、ロセッティは次第にジェインに夢中になってゆく。
画家であり詩人でもあるロセッティの人間味溢れる波乱の人生に迫り、彼の代表作「ベアタ・ベアトリクス」が生み出されるまでの愛憎渦巻く人間模様を描きあげた挑戦的なミュージカル作品。なお本作は、演出家・熊倉飛鳥の宝塚バウホールデビュー作となります。

★★★★★
宝塚歌劇Official Websiteより
https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2022/beatabeatrix/cast.html

主な配役
ダンテ・ガブリエル・ロセッティ 極美 慎
リジー・シダル 小桜 ほのか

ジョン・ラスキン ひろ香 祐
ガブリエーレ・ロセッティ 朝水 りょう
マーガレット 澪乃 桜季
エリザベス・イーストレイク 七星 美妃
チャールズ・イーストレイク 朱紫 令真
ジェイムズ・コリンソン 煌 えりせ
ウィリアム・ホルマン・ハント 碧海 さりお
マーティン・アーサー・シー 颯香 凜
ジョン・エヴァレット・ミレイ 天飛 華音
ダンテの幻影 奏碧 タケル
ジェイン・バーデン 水乃 ゆり
エフィー・ラスキン 瑠璃 花夏
ケアリー 羽玲 有華
ベアトリーチェの幻影 星咲 希
トーマス・ウールナー 碧音 斗和
クリスティーナ・ロセッティ 麻丘 乃愛
フレデリック・ジョージ・スティーブンス 世晴 あさ
ウィリアム・モリス 大希 颯

★★★★★
宝塚歌劇Official Websiteより

出演者一覧
星組
ひろ香 祐
朝水 りょう
澪乃 桜季
小桜 ほのか
七星 美妃
朱紫 令真
極美 慎
煌 えりせ
碧海 さりお
颯香 凜
天飛 華音
奏碧 タケル
水乃 ゆり
瑠璃 花夏
羽玲 有華
星咲 希
碧音 斗和
麻丘 乃愛
世晴 あさ
凛央捺 はる
大希 颯
瞳 きらり
彩夏 こいき
彩紋 ねお
愛花 いと
凰陽 さや華
碧羽 陽
和波 煌
美玲 ひな
藍羽 ひより

★★★★★
Wikipediaダンテ・ゲイブリエル・ロセッティより


生涯
(略)
ロセッティの生涯はエリザベス・シダルとジェーン・バーデンという2人の女性と関連づけて述べられることが多い。この2人の女性とロセッティとの関係は複雑であるが、ロセッティの芸術を語る上で避けて通れない事項でもあり、以下に概略を述べることとする。

エリザベス・シダルは長い婚約期間の後、ロセッティの妻となった女性で、ロセッティの代表作の一つである『ベアタ・ベアトリクス』の、またミレーの代表作『オフィーリア』やハントのモデルも務めた女性である。

一方のジェーン・バーデンは、19世紀イギリスの装飾芸術家・デザイナーとして著名なウィリアム・モリス(1834年-1896年)の妻となった女性であり、冥界の王プルートーと無理矢理結婚させられた女性を描いた『プロセルピナ』をはじめとするロセッティの多くの絵でモデルを務めている。また、101篇からなるソネット集『生命の家 The House of Life』(1871年)にも謳われている。ジェーンはロセッティが終生追い求めた理想の女性であったとされ、男を破滅に追いやる「ファム・ファタル」(femme fatale=運命の女)の一例とされている。

ロセッティがジェーン・バーデンに出会ったのは1857年、ウィリアム・モリスらの仲間とともに、アーサー王伝説に登場する王妃グィネヴィアの壁画を制作中の時であった。当初、壁画はエリザベス・シダルをモデルに制作されていたが制作に難航し、気分転換にと出向いたロンドンの下町の劇場で、ロセッティらはやはり観劇に訪れていたジェーンを見出した。当時、ロセッティはエリザベスと婚約していたが、ロセッティとジェーンは互いに惹かれるものがあったようで、以後、ロセッティの作品にはしばしばジェーンがモデルとして登場するようになる。繊細で病気がちな女性だったと言われているエリザベスにとって、ジェーンの存在は激しい心痛の種となった。結局、ジェーンはロセッティの弟子にあたるウィリアム・モリスと結婚し、ロセッティは婚約者のエリザベスと予定どおり結婚した。しかし、これら2組のカップルの結婚生活はともに幸福なものではなく、ロセッティの、人妻になったジェーンに対する思慕は止むことはなかったと言われる。冷え切った夫婦関係や女児の死産に心を痛めたエリザベスは、薬(阿片チンキ、クロラールという鎮痛麻酔剤の一種)に溺れるようになり、結婚2年目のある日、大量の薬を服用して自殺同然の死を遂げた。彼女の死を悼んだロセッティによって描かれたのが、前出の『ベアタ・ベアトリクス』である。ロセッティはその後も絵画制作を続け、世間的な成功は得たものの、人妻への思慕と自分の妻への罪悪感にさいなまれて次第に心身を病み、1872年には自殺を図ったこともあった。晩年は酒と薬に溺れる生活で、不眠症のため真夜中にロウソクの灯りで絵を描いていたという。

★★★★★
Wikipediaジョン・エヴァレット・ミレーより
生涯
(略)
1852年のロイヤル・アカデミー展に出品された『オフィーリア』(後にロセッティの妻となるエリザベス・シダルがモデル)は非常に高い評価を獲得した。



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