メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

2008年NY旅行《ミュージカル編》 “SUNDAY IN THE PARK~”

2008年05月31日 | NEWYORK
2年前、メガヒヨはロンドンに行った。
「WEのSUNDAY IN THE PARK WITH GEORGE(以下SUNDAY~)は素晴らしい」
との評を聞いていたのだが、残念ながら旅行前に公演は終了してしまっていた。

今回の引越し公演もGW前にクローズの予定だったのだが、延長したのでめでたく観劇が叶った。
5月頭の公演を3月にチケット取りしたのだが、オーケストラやフロントメザニンはほぼ全滅状態だった。
妥協してEE列(メザニン5列目)中央の席をゲット。
割引価格で60.75ドルだった。

しかし…4月に入って何気なく空席チェックをしてみると、オーケストラ前方の席がガラリと空いている!!
そういえばROUNDABOUT主催の公演って、まず会員さん用にいい席がキープされて
公演1ヶ月前になるとキャンセルがいっぱい出るんだっけ!!
3年ぶりのBWだからそんなことすっかり忘れていたよ。

でも実際劇場に行ってみると前方は通路で、目の前に人がいないので
さえぎり無しに舞台全体を観る事が出来た。

場内が暗くなり、おなじみのポロポロリン♪という出だしの音楽が始まる。
第一幕の主人公「パリの画家GEORGE」が筆を動かすとその動きに合わせて
スクリーンにも絵の具の線が走る。
派手なダンスとかは無いのに、ジョージの筆の動き、思考により舞台が
面白いように展開する。全く目が離せない。

そして何より歌が大変素晴らしかった。
GEORGE役のDaniel Evans、DOT役のJenna RussellはWEから続投だけど、
実力派の俳優が揃うBWにわざわざロンドンから来ていただく価値があると思った。

ところで実はメガヒヨ、ほとんど内容を理解出来なかった。
初めて観る作品なので予習をしたかったのだけど、SUNDAY~は購入したCDに
歌詞カードが付いていなかった。
ぶっつけ本番ENGLISHで作品に挑んだのだけど、結局よく分からないままに終わってしまった。
どれくらい理解してないかというと、Anne L.Nathan演じるNurseとMrs.が別の人物ということに
幕間にプレイビルを見てやっと分かるレベル。

でもそんな英語が不自由な人でも感動して満足して劇場を後に出来るのだから、
それほどこの作品には力があるんだと思う。
一幕の最後の「Sunday」は歌詞が聞き取れなくても絵が出来上がっていく様子に鳥肌が立った。

しかし未だに内容を掴みきれないのが残念!!
日本人キャストで構わないので、同じ演出での日本での上演を切に望む。
だけどここ数年のソンドハイム作品はみんな宮本亜門さんが演出しているので
難しいと思われる

余談だけどGEORGE役のDanielさん、一幕と二幕ではビジュアル的に全く別人。
一幕では写真で見られる本物のスーラにそっくり。
二幕のスーラの曾孫、「アメリカの芸術家GEORGE」ではDanielさんの素顔そのまま。
もしプレイビルが無ければ別の役者と思いこんだであろう。


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