高倉 真弓の気まぐれ映画評論

今までに観たお気に入り映画をご紹介させていただきます 

ワンダフルライフ

2011年04月02日 | 「わ」行

日本映画              1999年製作

 

 

監督 是枝 裕和

出演 ARATA

    小田 エリカ

    寺島 進

    内藤 剛志

    谷 啓

    由利 徹

 

天国の入り口にやって来た

22人の老若男女。彼らはこれから7日間の間に

大切な思い出をひとつだけ選ばなければならない。

人はその思い出だけを持って天国に向かう。

思い出は職員の手により撮影され、

最終日に上映会が開かれることになっていた。

さっそく職員たちは死者たちから思い出を聞き出し、

撮影のための準備を進めるが…。

 

う~~ん なんか変わったというか 不思議な映画だったなぁ

この映画 好き嫌い はっきり出ると思います
ちょっと 暗くて なぁんも盛り上がりもないし 退屈かもしれないね

 


天国に持っていきたい たったひとつの思い出
あなたが過ごした人生で 大切な思い出を ひとつだけ選んでください

それを 映像にしてくれて
それを見て その記憶が 鮮やかに蘇った瞬間
その記憶だけを抱いて 天国へ旅立つ・・・・・

22人の死者達が それぞれの思い出を インタビュー形式で
カメラに 向かって 話だすんですよ
まるで ドキュメント映画を 見てるような感じなんです
その中には プロの役者さんたちに 混じって
まったくの素人さんが おられたそうなんですが
なんか台本というものが あるのかないのか
自分の思い出を そのまんま 素で 話してるんやないかなと
思えるくらいリアルでした
大切な思い出は 幸せな時のいい思い出なんだよね
それを語る時の人って すごく楽しそうで
いい顔してるんだよね

主人公である職員の遠藤(ARATA)という人は
20代始めで 婚約者を残したまま 戦死してしまったんです
彼は 思い出を 選べないまま 何10年も 
この施設にとどまっているんです
その婚約者は 他の男と結婚し すでに 亡くなっていました
あるきっかけで その婚約者の思い出の映像を
見つけるんです
その婚約者は 長い結婚生活を共にした夫の思い出ではなく
わずかな時間を共にした自分との思い出を 選んでいました
やっと彼は 自分も 大切な思い出を 選ぶことができ
天国に 旅立っていきます

それぞれの選んだ大切な思い出のエピソード
切なかったり 微笑ましかったり 楽しかったり・・・・
とても よかったですよ
他人の人生の大切な思い出の中に
自分がいたら 嬉しいですよね
大切な人と同じ思い出を 共有できたら 幸せですね

見終わった後に
生きている意味や 亡くなった大切な人を 想ったり
ちょつと優しい気持ちになったかな

私の亡くなった大切な人は どんな思い出を 選んだのかなぁ
その中に 私が いるのかなぁ
そして
自分自身の大切な思い出って なにかなぁって
考えてみたんですよ
なかなか ひとつだけって 決めれないんですよね

で 思ったんです
私 まだ 生きてるんですよ
これから まだまだ 何10年も 生きなきゃいけない
これから もっともっと 大切な思い出作っていかなきゃいけない
まだ 人生振り返るには 早すぎるなと・・・・・

それと ひとつだけなんて やだなぁ
いっぱい思い出抱いて 天国に 行きたいな(笑)


皆さん 大切な思い出 ひとつだけって 選べます? 

 


 

 


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