おひとりさまの健康な食卓

毎日の食事から考える「おひとりさまライフ」

こんな日は省エネ:さわらのサルサソース、海老とオリーブのタパス、トマトと大根の玉ねぎドレッシング

2009-09-26 17:44:48 | 魚料理
9月25日(夕食)

先日の、友人のギャラリーでの集まりで、NLP(神経言語プログラミング)という
自己啓発・心理療法の専門家の女性に会った。精神セラピーではおなじみの、
ゲシュタルト療法、催眠療法、家族療法の3つの技法を体系化したものだそう。

お酒を飲みながらのことだから、別にむずかしい話をしたわけじゃない。
NLPの目的も多くの精神療法と同様、渦中にあって視野が狭くなっている人に、
客観性を持たせて、自信をつけさせたり、問題解決に向けるかということ。
「試しに簡単なのをやってみましょう」と言われて、私がにわかクライアントになった。

ところが、「いま、なにか問題を抱えています?」と聞かれても、
極楽トンボ体質なので、その「問題」が見つからない。
以前のことでもいいと言われてひねり出すと、「そのシーンをイメージして」の声。
忘却の彼方にあった記憶を無理やり集めてイメージすると、「じゃ、上を見て」。
パッと上を見て、顔を元に戻すと、「イメージ、消えてません?」。
ふむ、確かに消えている。

「そうかぁ、上を見るだけでも、視点が変わるのね~」
大笑いしながら会話を楽しんだ翌日、食べ友とささいなことで口論になった。
二人で熱くなってお互いを主張し続けていると、
先日の集まりに参加していた食べ友がこう言った。「はい、上見て」。

パッと二人で上を見て、次の瞬間に大笑い。
「私たち、何、熱くなっていたんだろう」
タイミングも絶妙だったけど、この「上見て」は、なかなか使える。
熱くなったときには、お試しください。

さて、今夜の献立。
口論でエネルギーを使ったから、極力、省エネでいく。
1品目は冷凍のサワラの切り身をムニエルにし、
市販のサルサソースを煮詰めてかけるだけの、超簡単料理。
以前はメキシコ料理のときだけに使っていた市販のサルサだが、
実はいろんな応用ができることに気づいてからは、省エネしたいときの隠し技に。
サワラをソテーするときに、ニンニクをカラリと炒めて取り出した油を使い、
それをソースの上に乗せれば、それらしい料理に。

2品目はオリーブの実と海老を別々に、ニンニクとオリーブオイルで炒めたもの。
スペインのタパス料理の2つのメニューを、単に組み合わせただけの超省エネ料理だ。
両方とも我が家の定番だが、安い缶詰オリーブが、これだけのことでレストランの味に。
オリーブは洗えば、塩分と保存料が減少できる。
炒めるときに、ローズマリーなどのハーブを加えるとさらにおいしい。
海老は多めのオリーブオイルで、しっかり焼くのがコツ。

3品目も、トマトと大根をスライスし、
玉ねぎ+オリーブオイル+レモン汁+すし酢+醤油のドレッシングをかけただけ。

料理も会話も、ときには省エネがいい。

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