長男と電話で話していたら
ピィッ ピィッ！ ピィッ ピィッ！
なんだ？
と、思ったら割り込み電話だった
次男からだった
”お兄ちゃん、ちょっと掛けなおすから切るね”
と、長男の電話を切り次男にかけると
”今、忙しいから”
と切られてしまった
”ハハッ、大した用事じゃあないよ”と長男が笑う
15分くらいまた話をして、すぐに次男にメールを入れる
〈ごめんね
なんだったのかな？バイト中？〉
《お母さんいつも大変ですね
元気で頑張って下さい》
？？？
う～ん考えてしまった
また掛けても電話には出ないだろうな
次の日の夜、次男から掛かってきた
10分くらい話す
大した話ではなかった
でも、掛けてくれて安心した
あなたも大変ね
無理しないでね
電話が繋いでくれた
娘が座っていた歩行器が
大きなベルトコンべヤーに乗せられ
どんどん上って行く
今も目に焼き付いて離れない
この前から倉庫の片づけをして出てきた物
なかなか捨てられなかった
子供達が夢中で遊んでたおもちゃ
ランドセル、笛、教科書、ノート、その時の宝物
必死で片づけた
ちゃんと仕分けして
覚悟を決めて諦めて
ごみ焼却場へ持って行った
片付いてさっぱりしたはずなのに
なぜか気持ちはモヤモヤ
色々思い出したのね
”子供の頃の物は全部捨てていいよ！”って
言われていたけど・・・
捨てるのもなかなか勇気がいるものだ
それでも捨てられなかった物がある
それは日記帳
自分で書き綴ったそれぞれの思い出
もう一度読む時があるかも知れない
もしかして、読みたくないかも知れない
そして子供達の絵
これは私の宝物
広告の裏に書いた物まで取ってある
この世を去る時、何1つ持っていけないのだから
せめて
楽しかった思い出だけを胸に
安らかに眠りたい
思い出は
誰にも捨てられない
”ばあちゃん！”
と、私は母の事をこう呼ぶ
子供達が居なくなった今、何となく違和感を感じ出した
でも、母は私の事を
”母さん！”と、呼ぶ
子供の時は
”お母ちゃん！！”だった
どうして、”お母さん”って教えてくれなかったのかなあ？
大きくなって”ちゃん”付けは恥ずかしかった
この前、実家にあるアルバムを見た
母の娘の時や、父との結婚式の写真
そして私の誕生
本当に愛情いっぱいに育ててもらった
大きくなった今でも
変わらず
小さくなった母の背を
今度は私が支える
いつも、忙しくって
ゆっくり話も聞いてあげられず
ごめんなさいね
今日は車を洗っておくね
いつまでも元気で乗って下さい
お母ちゃん！！
やっぱり照れるなあ。。
昨夜、遅く娘が帰ってきた
GW後半、飛行機の予約を取っていたのに
支払期限が過ぎてしまいボツ
ならばと取った新幹線の指定席に
乗り遅れてしまう
娘とのメールのやり取りに
こっちはハラハラ
無事に帰ってくるのかしら？
１５時過ぎ
”今、自由席に座れた”とメールが来る
えっ！座れたの？
”東京からだと
早めに並んでたら乗れる！
１本前の新幹線に乗る人の列から並んでた！！
天才だからね(^・^)どや← ”
と、元気なメール
私は朝から
掃除や部屋の模様替で
久しぶりに休日を家で過ごす
GW後半は娘が帰って来る為
泣く泣く登山を諦めた
よーっし！
娘の好きな夕飯でも作るかと
台所に立つ
あれ？
あ～、何処に入れたっけ？
掃除をして入れ替えたので
すっかり勝手が違った
今朝、駅まで送る
友達と会うため列車で出かけた
さーて
また一人になった
何をしようかな
娘の迎えまで・・
