今年も新酒ワインの季節がやってきました。
新酒ワインは色々な国で販売され、先日も紹介しましたが、最も有名なのは、やはりフランスのボジョレ・ヌーヴォーです。
ボジョレ・ヌーヴォーの解禁日は11月の第3木曜日なので、今年は11月17日(木)の午前0時です。
解禁から半日が過ぎましたので、すでに飲んだ方もいらっしゃるでしょうか?
ボジョレ委員会によるカウントダウンイベント(2014年の時の画像)
日付変更線の関係で、日本が一番早く解禁を迎えることから、バブルの頃から1990年代後半にかけては、ボジョレの解禁イベントがよく行なわれたものです。
そんなことから、日本はボジョレ・ヌーヴォー最大の得意先となり、ボジョレ・ヌーヴォーの約50%が日本に輸出されています。
世界的な傾向を見ると、ここ10年ほど前からボジョレ・ヌーヴォーの輸入が減少しています。
フランスが猛暑で死者が出て、「100年に一度の出来の年」となった2003年ヴィンテージが早々に売り切れたため、日本の翌年の2004年の輸入量はピーク(約104万ケース)に達しました。
しかし、これ以来、徐々に下がり始め、途中で少し盛り返しましたが、2015年の実績は56万ケースと、ピーク時の約半分に減少しています。
もちろん、ワインの品質は、ボジョレ・ヌーヴォーが日本でブレイクし始めた頃と比べると確実に上がっています。
当時は、ボジョレ・ヌーヴォー以外のワインの選択肢が今ほど多くなく、1年に2、3本のワインを買うとしたら、ボジョレ・ヌーヴォーが当然のようにTOP3にランクインしていました。
今は、実にたくさんのワインの選択肢があります。
また、ノヴェッロ(イタリア)やホイリゲ(オーストリア)、日本の新酒など、ボジョレー以外の新酒も頑張っていますので、他に目が行くのは当然の流れでしょう。
それでも、ボジョレ・ヌーヴォーの解禁は、この時期ならではのワクワクするイベントに違いありません。
いつもと同じかもしれないけれどね~、と思いつつも、各社から多彩なヌーヴォーが出ていますから、気になる1本を選んでみるのも楽しいのではないでしょうか?
2016年の春先は天候が安定せず、雹や病虫害に見舞われた場所もありましたが、夏以降は天候が回復し、理想的な条件の中、成熟、収穫を迎えました。
収穫時期は、やや遅れたところもあったようです。
2016年のボジョレ・ヌーヴォーは、赤い果実の風味のもの、小さな黒い果実に加えてスパイシーさがあるもの、花を思わせるニュアンスのものなどがあり、フレッシュな果実をかじったような味わい、ふくよかな果実の味わい、ボリューム感のある味わいなど、多彩な味わいが楽しめそうです。
メゾン・ジョゼフ・ドルーアン ボジョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2016
小さな黒い果実とほのかにスパイシーなニュアンスが香りに感じられ、味わいはフレッシュな果実をかじったかのような、はっきりとした感覚が特徴だとか。
(輸入元:三国ワイン)
アルベール・ビショー ボジョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー (画像は2015年のもの)
アルベール・ビショー社からは、“トロフィー・リヨン・ボジョレ・ヌーヴォー2015”(フランスのリヨンで行なわれるボジョレ・ヌーヴォー唯一の公式コンクール。専門家がブラインドテオスティングし、「大金賞」「金賞」「銀賞」を決定)で金賞を受賞したドメーヌ(ボジョレ南部ブルイイ村)が仕込んだ「アルベール・ビショー ボジョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー ドメーヌ・デュ・ボワ・シェーヌ 2016」を新アイテムとして発売します(画像なし)。
たっぷりの果実味があり、ボリューム感のある深みのある味わいだそうです。
(輸入元:メルシャン)
そういえば、ボジョレ・ヌーヴォーの最安値を競う風潮がひところありました。
近年は安値競争は落ち着き、仕入れ値が上がったことで、少し価格が戻ってきました。
それでも、たとえば、スーパーの西友では、ウォルマートのグローバル調達網を活用することで市場最安値を目指し、750mlサイズをペットボトルで 870円(税抜)で発売します。
この870円ヌーヴォーも、前述の“トロフィー・リヨン・ボジョレー・ヌーヴォー 2015”で金賞を受賞したワイナリーで造られたものです。
合同会社西友の ボジョレ・ヌーヴォー2016 各種(価格はすべて税抜)
西友はまた、樹齢60年以上の古樹から収穫されたブドウのみで造る「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー・ヴィエイユ・ヴィーニュ」(1,580円、税抜)など、付加価値の高いヌーヴォーも含めた全5アイテムをラインナップしています。
買いやすい375mlサイズ 598円(税抜)があるのもいいですね。
ネット注文(SEIYUドットコム)もできます。
さきほど近所の別のスーパーでも見てきましたが、安いものは890円(税抜)でした。
他のスーパーの広告チラシを見ても、900円台が最安値ゾーンのようです。
安いクラスを飲み比べてもよし、プレミアムな1本を慎重に選ぶもよし。
この際、ヌーヴォーではない、しっかりとした味わいのクリュ・ボジョレを選ぶもよし。
皆さんのお好きなように楽しんでください(笑)
今日は私も夕方から、ヌーヴォー巡りをしてきます
新酒ワインは色々な国で販売され、先日も紹介しましたが、最も有名なのは、やはりフランスのボジョレ・ヌーヴォーです。
ボジョレ・ヌーヴォーの解禁日は11月の第3木曜日なので、今年は11月17日(木)の午前0時です。
解禁から半日が過ぎましたので、すでに飲んだ方もいらっしゃるでしょうか?
ボジョレ委員会によるカウントダウンイベント(2014年の時の画像)
日付変更線の関係で、日本が一番早く解禁を迎えることから、バブルの頃から1990年代後半にかけては、ボジョレの解禁イベントがよく行なわれたものです。
そんなことから、日本はボジョレ・ヌーヴォー最大の得意先となり、ボジョレ・ヌーヴォーの約50%が日本に輸出されています。
世界的な傾向を見ると、ここ10年ほど前からボジョレ・ヌーヴォーの輸入が減少しています。
フランスが猛暑で死者が出て、「100年に一度の出来の年」となった2003年ヴィンテージが早々に売り切れたため、日本の翌年の2004年の輸入量はピーク(約104万ケース)に達しました。
しかし、これ以来、徐々に下がり始め、途中で少し盛り返しましたが、2015年の実績は56万ケースと、ピーク時の約半分に減少しています。
もちろん、ワインの品質は、ボジョレ・ヌーヴォーが日本でブレイクし始めた頃と比べると確実に上がっています。
当時は、ボジョレ・ヌーヴォー以外のワインの選択肢が今ほど多くなく、1年に2、3本のワインを買うとしたら、ボジョレ・ヌーヴォーが当然のようにTOP3にランクインしていました。
今は、実にたくさんのワインの選択肢があります。
また、ノヴェッロ(イタリア)やホイリゲ(オーストリア)、日本の新酒など、ボジョレー以外の新酒も頑張っていますので、他に目が行くのは当然の流れでしょう。
それでも、ボジョレ・ヌーヴォーの解禁は、この時期ならではのワクワクするイベントに違いありません。
いつもと同じかもしれないけれどね~、と思いつつも、各社から多彩なヌーヴォーが出ていますから、気になる1本を選んでみるのも楽しいのではないでしょうか?
2016年の春先は天候が安定せず、雹や病虫害に見舞われた場所もありましたが、夏以降は天候が回復し、理想的な条件の中、成熟、収穫を迎えました。
収穫時期は、やや遅れたところもあったようです。
2016年のボジョレ・ヌーヴォーは、赤い果実の風味のもの、小さな黒い果実に加えてスパイシーさがあるもの、花を思わせるニュアンスのものなどがあり、フレッシュな果実をかじったような味わい、ふくよかな果実の味わい、ボリューム感のある味わいなど、多彩な味わいが楽しめそうです。
メゾン・ジョゼフ・ドルーアン ボジョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2016
小さな黒い果実とほのかにスパイシーなニュアンスが香りに感じられ、味わいはフレッシュな果実をかじったかのような、はっきりとした感覚が特徴だとか。
(輸入元:三国ワイン)
アルベール・ビショー ボジョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー (画像は2015年のもの)
アルベール・ビショー社からは、“トロフィー・リヨン・ボジョレ・ヌーヴォー2015”(フランスのリヨンで行なわれるボジョレ・ヌーヴォー唯一の公式コンクール。専門家がブラインドテオスティングし、「大金賞」「金賞」「銀賞」を決定)で金賞を受賞したドメーヌ(ボジョレ南部ブルイイ村)が仕込んだ「アルベール・ビショー ボジョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー ドメーヌ・デュ・ボワ・シェーヌ 2016」を新アイテムとして発売します(画像なし)。
たっぷりの果実味があり、ボリューム感のある深みのある味わいだそうです。
(輸入元:メルシャン)
そういえば、ボジョレ・ヌーヴォーの最安値を競う風潮がひところありました。
近年は安値競争は落ち着き、仕入れ値が上がったことで、少し価格が戻ってきました。
それでも、たとえば、スーパーの西友では、ウォルマートのグローバル調達網を活用することで市場最安値を目指し、750mlサイズをペットボトルで 870円(税抜)で発売します。
この870円ヌーヴォーも、前述の“トロフィー・リヨン・ボジョレー・ヌーヴォー 2015”で金賞を受賞したワイナリーで造られたものです。
合同会社西友の ボジョレ・ヌーヴォー2016 各種(価格はすべて税抜)
西友はまた、樹齢60年以上の古樹から収穫されたブドウのみで造る「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー・ヴィエイユ・ヴィーニュ」(1,580円、税抜)など、付加価値の高いヌーヴォーも含めた全5アイテムをラインナップしています。
買いやすい375mlサイズ 598円(税抜)があるのもいいですね。
ネット注文(SEIYUドットコム)もできます。
さきほど近所の別のスーパーでも見てきましたが、安いものは890円(税抜)でした。
他のスーパーの広告チラシを見ても、900円台が最安値ゾーンのようです。
安いクラスを飲み比べてもよし、プレミアムな1本を慎重に選ぶもよし。
この際、ヌーヴォーではない、しっかりとした味わいのクリュ・ボジョレを選ぶもよし。
皆さんのお好きなように楽しんでください(笑)
今日は私も夕方から、ヌーヴォー巡りをしてきます
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