ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

白ワインSOAVEの夏!

2016-06-27 17:54:32 | ワイン&酒
今年で4年めを迎える ソアーヴェワイン保護協会主催プロモーション「ソアーヴェ・スタイル」のプログラムのひとつ「エデュケーショナル・デイ」(テイスティングセミナー&ウォークアラウンド方式試飲会)が、大阪(6月22日)と福岡(6月23日)で開催されました。

東京でのイベント開催はありませんでしたが、ソアーヴェワインの日本市場への普及に尽力している輸入元に対し、ソアーヴェワイン保護協会から記念品の贈呈式が都内で6月24日に開催され、取材に行ってきました。




ソアーヴェは、イタリア北部ヴェネト州でつくられる白ワインです。
生産地はヴェローナの東30kmに位置し、ガルガーネガ種とトレッヴィアーノ・ディ・ソアーヴェ種のブドウから、フレッシュで爽やかなタイプから、樽を使った厚みのあるもまで、さまざまなタイプのワインが生産されています。


ソアーヴェワイン保護協会 アルトゥーロ・ストケッティ会長

授与式の舞台となったのは、東京の下町・深川から出航する屋形船!



ソアーヴェワイン保護協会か来日した生産者、ストケッティ会長、イタリア大使館関係者らが臨席し、輸入元各社に、ソアーヴェの土壌から出土した4万年前の化石で作った記念品が贈られました。



ストケッティ会長は「Cantina del Castello」という生産者でもあります。
このワインの輸入元である大榮産業さんにも記念品が授与されました。

魚の化石は、大昔にソアーヴェが海の底だったことを証明しており、ソアーヴェワインをつくるガルガーネガとトレッビアーノ・ディ・ソアーヴェはこの化石が埋まる火山性土壌の丘で栽培されています。


Soave Classico CArmigna 2013 Cantina del Castello  会長の娘のジュリアさん


贈呈式の後は、東京湾に出航し、天ぷらをはじめとした和食とさまざまなソアーヴェワインを合わせながら、楽しみました。


屋形船の畳の座敷でSOAVEで乾杯!



酸味がしっかりとあるソアーヴェは、天ぷらにも枝豆にも、アサリの佃煮にもよく合います。



日本の食に白ワインが合いやすい ことは以前から何度もお伝えしてきました。
とりわけ、樽の風味がコッテリしていない、スッキリとしてキレイなスタイルの白ワインがよく合います。
ソアーヴェは、この条件にピッタリの白ワインです。


ソロイタリア代表 林茂さん

「ソアーヴェは和食に合うワイン。ミネラル感があるガルガーネガは塩に合う。
和食とソアーヴェ、塩とソアーヴェ、両方入るこの組み合わせがいい」と林さん。

たしかに、天ぷらを塩で、海老の塩焼き、塩の焼鳥など、塩で食べる和食はソアーヴェによく合い、ワインも食もどんどん進みます。




ソアーヴェは、生産者のスタイル、土壌の違い、ブドウの比率などによって、それぞれ個性のあるワインになります。




例えば、ジュリアさんがワインメーカーを務める「Franchetto」は、桃の風味のする、ふわりとしたタッチが可愛らしいソアーヴェでした。ソアーヴェの東側、赤土の土壌の畑だそうです。こちらは未輸入。ぜひどこかの輸入元に入れてほしいですね。


PAGANI社 マルタさん  女性ワインメーカーで2代目


Villa Erbice社 ルカさん  バリックで6カ月熟成させた厚みのあるソアーヴェ


Cantina di Soave社  マッシミリアーノさん  ソアーヴェ最大のカンティーナ




ストケッティ会長、イタリア大使館 貿易促進部 アリスティディ・マルテリーニ代表(右)、ありがとうございました!


スパークリングのソアーヴェもあります

キリリと冷やして楽しめるソアーヴェは、暑い季節には本当にうってつけのワインです。
家でも、枝豆、焼き鳥、冷奴を塩とオリーブオイルで、etc...と、色々楽しめそう






ちょうど、2016年7月1日(金)から 「ソアーヴェ by the glassキャンペーン2016」が、日本全国約250軒の料飲店で始まります。

いろいろなソアーヴェを楽しみたい方にはうってつけのキャンペーンですね
※キャンペーンは2016年8月16日(火)まで

参加レストラン、参加ワイナリー情報は、SOAVE STYLEの公式ホームページで紹介されます。

SOAVE STYLE
http://www.soavestyle.jp/



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