My Laid-back Aussie Life

オーストラリア、アデレード発のオージーライフ、家族、看護などについて~

Sky 300 (11-12)

2008-11-28 15:05:57 | Gallery


Sky11:一昨日Ap師匠に今までのSky Projectを見てもらった。コメントは、まず、Wet-in-wetをするときの水の乾き具合で、タイミング的に乾きすぎたりその逆だったりが問題ならしい。もう、数秒の違いが間違いになったりするから怖い…。で、とぼけていながらとても親切なAPは何気に彼の描いた夕焼けの空の絵を私にくれ、「彼を見て参考にするといいよ。」と励ましてくれる。ああ、ほんと、頼りになる。これは、彼が良く使う、色をまねしてみたもの。もと、地色を均一にしないで部分的にオレンジにしたり黄色っぽくしたりしたほうが面白いかも。軽く、合計6レイヤーすることになった。



Sky12:まあ、雲があるだけが空じゃない。ということで、クリアな空をウォッシュの練習も兼ねてしてみた。これでも4レイヤー。

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明日は、アデレードの日本語補習校の文化祭で、綾子舞の公演に行くことになっている。日本食レストランからの仕出し弁当が出るらしい。楽しみ!

夫が仕事なので、チビ達も一緒に…おとなしくしてくれるかな。

Skyscape 300 (9-10)

2008-11-25 20:44:53 | Gallery


Sky9:先日YOKOさんからメールでもらった彼女がとった夕焼けの写真を早速使わせてもらって描いた。ようやく、「実際のものを忠実に描く」よりも「その風景の雰囲気を描く」ということに慣れてきた。そして、今回はいくつのレイヤーを重ねたことか…。最初の下塗りのレイヤーは、おもにイエロー、ローズ、パープルでうっすらとそれはもう木星の表面のようなうっとりするようなものができた。偶然って怖い。そして問題は次からのレイヤーで青や濃い紫やオレンジでどんどん雲の形や影を作っていく段階で軽く4回は失敗した。で、今回発見したいい方法がある。Wet-in-wetで激しく失敗して、でもまた紙面が乾いていないときはあわてずにだめもとでボードを垂直に立てて下塗りと同じような色をかなり多めに作って、ダーッとかけて失敗した箇所もろとも流してしまおうというもの。見た目はかなり乱暴で汚いし、とても繊細な水彩を描いているようには見えないが、「水彩は一旦失敗したらボツ!書き直しはきかない。」という見方を限られた条件だけど簡単に覆すことができる。でも、Phtalo BlueやAlizarin crimsonなどのStaining Pigment(一回紙についたらほとんど何をしても取れないという性質を持っている色)は落とすことは穂ドン度できないので要注意!そんなこんなの失敗を4回繰り返してテーブルを絵具だらけにしてできたのがこの絵。何かこのTry & error(試行錯誤?)がとても面白くて病み付きになってしまう…。



Sky10:さて、ここいらでちょっと変わったことがしたくなってきた。いつも使っている紙(荒目~中目)ではなくて、Hot press(極細目)のとてもスムースな紙を使ってみた。題材はこの間パステルで描いた雲。でも、なんかすごく勝手が違ってやりにくい。これはAP師匠のに見てもらってアドバイスをもらおう。

Misson, 3% completed!

Skyscape 300 (7-8)

2008-11-24 21:51:31 | Gallery


Sky7:使った紙や大きさはいつも同じなのでこれから省略することにした。これは、つい先日、曇りだか晴れだか良く分らない天気で雲から漏れ出しそうな光に見とれて子供と庭先で遊びながらスケッチしたものを参考にして描いた。Wet-in-wetで一発勝負。レイヤーは全く重ねていない。たっぷり水で濡らした紙にたっぷり溶いた絵の具を泳がせてボードを垂直に立てて絵具をある程度流れるようにした。もう半分意識して、そして半分偶然の賜物…これぞ水彩の醍醐味!それぞれの色が紙の上で交じり合う様子を見るのはこの上なく楽しい。



Sky8:またまた夕焼け。物足りないからものすごい濃い色を作って前景に置いてみた。うちの家族の受けはとても良かったようだった。これもシングルレイヤーの一発勝負もの。もうちょっと絵具を濃くしても良かったかも。最近空をなんとなくじゃなくてかなりじっくり見るようになった。暇さえあれば空を口半開きにしてにらみつけている姿は、人様から見ればちょっと間抜けかもしれない…。

Skyscape 300 (5-6)

2008-11-24 13:08:23 | Gallery


Sky5: 2 layers
先日道場での練習が終わったあと、8時15分頃の夕暮れの西の空。光を出す暖色系の色がまたまた足りない。



Sky6: 2 layers
師匠APの色を出そうと試みて早くも玉砕。そうそう、彼も言っていたではないか…「3原色の色を使うときは、どれかのひとつを強く出さないとグレーっぽくなるだけ」って。でも何が弱いのか分らない。今週、ちょっとAPに見てもらってアドバイスをもらおう。

Duck

2008-11-21 22:12:17 | Gallery


Watercolor & ink on Arches watercolor paper, rough, 300gsm, 1/4sheet

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今週の水彩画クラスは、Inkと水彩を使って、動物を描いた。いろんな説明を念入りにしてくれたけど、要点は物の形を大まかにNegative ShapeとPositive Shapeで細かいところは気にせずに要領よく見極めて、インクを主役に水彩をおまけ程度に付け足すというアプローチの練習。でも、うっかりするとせっかくインクでしっかり描いたのに調子に乗って水彩がでしゃばってしまう羽目になる。かの、レンブラントが良くシンプルな構図とインクと、とてもシンプルな水彩のウォッシュのコンビネーションを良く使って、芸術的な光を生み出した。

ところで、今回のクラスで6人それぞれが好きな題材を描いて、最後に壁に貼り付けて皆で先生の批評をもらう。で、亀を描いた私と同じ年頃のナースの絵には、「『I am out here!!』って言っている感じだよね。」とコメント。そして、なんとあの立った姿が可愛いミーキャットにピンクのスカートをはかせた70歳くらいの男性もいた。ああ、おかしー!!年季の入った70過ぎくらいの女性は2匹のペリカンを描いた。そして絵に対するコメントは、「なんか、まるでペリカンがお互いお話をしているようだね。『What`s going on?』とかさ。」とか。私は市内の王立植物園の池で泳いでいたアヒルを描いた。彼曰く、このアヒルは、「ふん。Stupid!」とか言っているらしい…。なんだそりゃ?そして、この絵をPCにUpしてみて、下塗りの黄色系の色がぜんぜん足りないことにきづく。目指せ!一日1ミリの成長!

Peninnsula

2008-11-21 05:18:51 | Gallery


Pastel on Art Spectrum colorfix paper (Rose gray), 50×70cm

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前回のPenninsulaと同じ構図を使って、納得行かなかった箇所を克服するために再度チャレンジした。前回は、描いていてとても楽しかったのに、なんか、全体の統一感がなくパッチワークみたいな感じがとてもあった。今回は、写真の中の風景に自分を入り込ませて、夏の乾いた暖かい海辺の風を感じるようにしながら、空・岩・海にところどころピンクを置いて全体を明るく暖かな雰囲気を出し、光の方向にとても注意を払った。今回はとても上手く行った様に思う。これは来年の個展に出す10点のうちの一つ目にしよう。

それはそうと、このDV先生はかなりの変わり者だけど、先生としては優秀な人だと思う。私が、「うーん、この箇所なんかすっきりしないけど…まあ、よしとしよう。」と手を抜いている箇所を、しっかりと見抜いて指摘してくる。そして、どうしていけないのか、どうしたら改善できるのかをズバッとアドバイスしてくれる。

そういえば、この変わり者の先生にはずいぶん変な生徒がいるようだ。例えば、ある生徒はクラスで勉強を始めてから数週間でぱったり姿を見せなくなり、10年後いきなりクラスに現れて、いつも来ているような顔をしてかつて彼女が座っていた席に座ってあたりまえのように絵を描き始めたとか。他のある生徒は、クラスに来なくなったにもかかわらず、いつもいきなり先生の家に押しかけて、自分の最新の絵について批評をしてもらいに来たりして先生を困らせたそうだ。なかには、教室の中に入り込んだハエを、絶対30秒以内にハエタタキで叩いて殺せるという特技を持った中年女性もいたり…。まあ、類友ということだろう。

Skyscape 300 project (3-4)

2008-11-20 16:50:08 | Gallery

Skyscape3 (2 layers):
WC-Cobalt blue, Qunacridone rose, Ultramarine blue, Raw sinenna


Skyscape4 (5 layers):
WC-Ultramarine blue, New gamboge, Burnt sienna, Raw sienna, Cad red light, Alizarine crimson

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最近、原因不明の咳が続いてしんどい。APの水彩画クラスに行けば、「どうしたんだね、その咳は。きっとタバコをすい始めたら止まるかもよ?」と超ヘビースモーカーの彼らしい冗談を言われる。空手に行けば、例の親父連中に、「そりゃ、タバコの吸いすぎだね。(お酒を)一杯やれば、一発で止まるよきっと!」とか、またまたふざけたことを言われる。まったくもー。

さてさて、今日も元気にProjectの更新をした。4枚ということは、1%強達成ということか?

で、早くも水の配分の感覚が戻ってきた。でも、はたとあることに気がつく…。何も見ないで適当に空の絵を描いているせいで、雲の向きとか、光の方向とかがめちゃくちゃで、現実味の無い空になっている。やはり、実物の観察は大切…。ということで、早速、常時デジカメを持ち歩いて、空の写真を事あるごとに撮るようにしている。

Skyscape 300 project!

2008-11-18 21:41:30 | Gallery


Skyscape1
WC:
(sky) Cobalt Blue, Quinacridone Rose, Cad red Lt
(foreground) Phthalo Blue, Alizarin Crimson



Skyscape2
WC: Ultramarine Blue, Lt Red, Burnt sienna, Raw sienna + (foreground) phthalo Blue

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最近、毎日忙しくてあっという間に過ぎていく…。水・木の午後のアートクラス、金曜日の着物着付け教室とCentral Marketへの買出し、土曜日の午後は綾子舞の練習、土・日の午前中は病院で半日勤務、月・水・金の夕方は空手。それ以外は子供の面倒と家事。かなり充実している、っつーか、忙しい…。それにしても着付けに踊りに太鼓の練習なんて、これに歌と三味線でも入ったらそれこそ芸者の修行みたい。

木曜日のパステル画も、今週で3枚目。まだ完成していないけど、大分、Colorfixの紙とパステルの描き方に慣れてきたし、描いているときに全体を見る癖もついてきたせいで、パッチワークみたいな感じがちょっと抜けてきたような気がする。やはり何事も頭で考えるよりもまずPractice。

先週のAPの初めての水彩画のクラスでは、なんといきなり一番難しいWet-in-wetの空をしかも3-4つのレイヤーを重ねて描くという(私にとっては)超高等技術にチャレンジした。暑い乾燥した日で、気温は40度近い。そんな日にこんな水をたっぷり駆使することをするなんて。と思いきや、先生本人はしっかり説明しながらしかも世間話をべらべらしながら、あっという間に素晴らしい空の絵を仕上げた。私は久しぶりの水彩にワクワクしながら始めたはいいが、もーとても悲惨な結果に…。天気のせいもあるけど、ほとんどは練習不足。パステルと水彩は正反対の描き方をする。とくに、水彩はとても微妙な水分と絵具の配分と力加減で成り立っているのでしょっちゅう練習していないと、あっという間に勘が鈍くなっていく。でも、やさしいAP師匠は、私が自分のパレットを忘れたことを持ち出して、「まあ、天気のせいにしようよ。そして、自分のパレットも無かったしね。」とそっと言ってくる。でも見てて、師匠!私は相当にしつこい-。絶対にこのテクニックをこなしてみせる!

と、そこで考えたのがこのSkyscape 300 Project。毎日1つ、空の絵を水彩で練習しようというもの。まじめにこなしたら1年近くかかる計算になる。この日曜日から早速はじめた。何でもいいから空の絵を描いて、適当に前景を付け足してしまうという極単純なもの。今回はフルシートの8分の1ので描いた。これを300枚続けたらいったいいくら紙代にかかるんだろう、と計算しかけ恐ろしくなって考えないことにする。そう、一流の紙はフルシートで9ドルはする。ざっと考えて、最低20枚用意しなければいけないということだ。あ、計算してしまった…180ドル!!

そして最初のProjectの反省点。レイヤーを2回以上かけるととたんに色が動いて全体の色が濁ってきてしまう。完全に乾かしていなかったのか?あと、青の色はもっと濃いめに、ローズは乾いたときにあまり色落ちしないのでそのまま使うときは濃いめにしないこと。あと、できるだけチューブから出したそのままの色を使わないこと。理由は単純にどぎつすぎるから。

さって、今日の練習はさっき見た曇天の空にしよう。

ちょっと怖い便のお話

2008-11-09 21:34:48 | 看護に関するあれこれ
転ばぬ先の杖とか、油断大敵とか、今日は一気にこんな感じの言葉を思い出す羽目になった。

今日、午前中、リハビリ病棟での勤務だった。なんとどういうわけか、私の受け持ちの患者は2名のみ。こういう日は暇すぎて、時間がたつのがとてつもなく遅い。

8時にシフトを開始して、10時までにはシャワー介助も看護記録も術創ケアもすべて終わってしまった。そして、何かやることがないかうろうろ探しているときに受け持ちの患者さんからナースコールがかかった。さっさとベッドサイドに行くと、うつ病持ちでもある患者さんが、トイレに行きたい、と立ち上がったところだったので、Walking Frame(日本語でなんと言うのだろう?歩行器だっけ?)を使いながら歩く患者の介助をした。トイレまではたったの2.5m。で、患者さんが急いで座ろうとする瞬間に、「あっ、待った!ズボン下ろさないと!」といって、彼のズボンとパッド(部分的なオムツ?)をおろしたその瞬間、なんと、「ゴロンッ!」と彼の大きなジャガイモのようなごついウンチが、予測もしないような角度からあろう事か私の左手の甲に一旦当たってトイレの床に着地した。ちなみにいつもは、患者さんが自分でお下を拭くことができない場合には私が手袋をはめて介助するが、彼の場合は自分でふけるので、このときは思いっきり素手だった…。一瞬のことだったはずなのに、瞬間的にあらゆる感覚が研ぎ澄まされ、その便の大きさとか、未消化の人参や豆が入っている所とか、当たった瞬間の温度ととかの情報が詳細に脳みそに刻み込まれた。

実は、こういうことは病院で働く限り全くの想定外でもない。そのまま、(うげーっ!)と思っている心の動揺を見せず、手をさっさと石鹸で念入りに洗い、「本当にすまないね。こんなに汚してしまって手間をかけてしまって…。」としきりに謝る患者さんに、「こういうこともありますから、気にしないでくださいね。」と、一応プロらしき態度で、たぶん結果的には彼の気を和らげる手助けにはあまりならないだろう言葉をかける。こちらで学生の時、老人ホームで働いたことがあったが、合い方の介護師が、ある寝たきりの患者のオムツを替えているときに突然、「ウギャーッ!」とすごい絶叫をしはじめ、患者をそのままほったらかしで、一番近くの手洗い場にすっ飛んで行って狂ったように手を洗い始めた、という場面を見たことがある。彼女もそのとき手袋をはめていなくて、どうやら便を直接触ってしまったらしい。彼女はそのとき看護学生で、バイトで介護師の仕事をしていたが、今はそんな態度をとっていないことを祈る。でも私も彼女も同じく、痛い目にあって学んだということだ。

まあ、便といっても、分らないだけで人によっては性質の悪い感染症にかかっている患者もいるだろうし、手洗いをしているといっても最初から手を不潔にしないに限る。-良い教訓になった。今度から、両方のポケットに手袋を1セットずつ入れておこう…。

Skyscape1

2008-11-03 10:32:19 | Gallery


Pastel on Art Spectrum colorfix-Terracotta, 33×41cm

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雲って大好き。何か、癒されるっていうの?今回、地色の選択が適当だったのがいけなかった。Rose GrayかStorm Blueにしたらもっと統一感が出たかも…。地色の選択も大切だと学ぶ…まあ、水彩のときの第一発目のウォッシュの大切さと一緒か。