『駆引』
「駆引~命と戦」
内容
越後・上杉へと進む北条の矛先を、奇策で甲斐・徳川へ向けた昌幸(草刈正雄)
思わぬ謀に、信繁(堺雅人)信幸(大泉洋)は愕然とする。
そして昌幸は、信濃から周辺の大名を追い出し、国衆による国造りを目指すと、
息子達。。。出浦(寺島進)に打ち明ける。
だがその考えには、室賀(西村雅彦)の協力が必要だった。
一方で、信繁は、昌幸の謀に納得出来ずにいた。
そんな悩む信繁に、梅(黒木華)が。。。。
敬称略
↑ワザと削除している部分がいくつか有るが。
でも、本編は、こんなところだ。
ナレーションのクドサはともかく。
話自体は、地図をつかいながら、分かりやすく描いている。
全般的に、いい感じなのだが。
少し気になったのは、昌幸が、ほぼ主人公のハズなのに。
ドラマとして、どうも、描けているようで、描けていないことだ。
事実云々や演出については、横に置いておくとして。
問題は、あまりにも詰めこみすぎていること。
そのため、ドラマを描かずに、
淡々と事象だけを描いているだけに見えてしまっているのだ。
たしかに、ラストのナレーションを考えれば、
短時間に、いろいろなことが起きたことを、
一気に描くことで魅せたかったのだろう。
それ自体は間違っているとは思いませんが、さすがに、詰め込み過ぎ。
三面作戦いや。。。地元も含めれば、四面作戦なのだが。
それらを描こうとするため、ドラマになっていない。
これでは、NHKの歴史物の番組内の、再現ドラマのよう。
簡単に言えば、
ナレーションがなければ、ほぼ成立していないのである。
実際、前回にしても、似たような部分が有ったんだけどね。
これ思うんだけど。
ナレーションを、ここまで入れるならば、
真田以外のドラマを、もっと削除すべきじゃ?????
たとえ、徳川であってもだ。
このままだと、悪循環に陥るような気がする。
見ているとね。
力が入りすぎて、全く数字がついて来なくなった《大河》を彷彿とさせている。
作品名については書きませんけど。。。。
取捨選択が出来ていない歴史ドラマは、ダメッてこと。