1.リセットディスクとは
Windowsを起動後にパスワード入力画面になります。
パスワードを入力しようとして、パスワードを忘れてしまった、あるいは分からなくなってしまった
そんなときの為にWindowsでは、パスワードを再設定できる仕組みが用意されています。
起動直後のパスワード入力をリセット(新しいパスワードに変更)できる仕組み、
それがリセットディスクです。
これは自分で作らないと無いモノです。
作り方は簡単なので、あらかじめ作って用意して置くと、いざパスワードが違うと言われた時には大いに助かります。
リセットディスクはパソコン一台(ローカルアカウント1個)に1個、
複数アカウントは複数分必要です。
パスワードリセットディスクは、一つのローカルアカウントで一回しか作成できません。
作成したローカルアカウント専用のリセットディスクになります。
リセットディスク作成後、パスワードを変更するのにリセットディスクを介して行う必要はありません。
通常通りにパソコンでパスワード変更を行い、困った時にだけリセットディスクを使います。
ディスク作成のときにパスワードを入力しますが、パスワードをディスクに保存するという意味の作業ではありません。
このパスワード入力は、リセットディスクをパソコン(アカウント)にリセットディスクだと認識させる為の作業。
(パスワードは頻繁に変えましょう。また、アカウントごとに設定しましょう。)
2.作り方
コントロールパネルに入ります。(バージョンによって多少手順は変わります)
VistaとWindows7では、「ユーザーアカウントと家族の安全設定」
Windows8.1では 、「ユーザーアカウントと家族のセーフティ」
Windows10では、ローカルアカウントを作成したときに(作成したアカウントに)だけ
リセットディスクが作れる設定に変更されました。
ユーザーアカウントと家族の安全設定をクリックします。
Windowsパスワードの変更をクリックします。
パスワードの変更の画面に変わりましたら、
左側の列の中に「パスワード リセット ディスク の作成」という項目があります。
リセットディスクのディスクはUSBメモリーなどの書き込み可能なメディアが必要です。
USBメモリーなどを装着してからでないと受け付けてくれなくてウイザードに入れません。
ディスクを装着してから「パスワード リセット ディスクの作成」をクリックしましょう。
後はウイザードが指示しますので、指示通りに作業をします。
次へボタンをクリックします。
ドライブ選択の画面に変わります。
ディスクが装着されているドライブを自動的に選択してくれます。
選択されない場合は、▼をクリックしてドライブを選択します。
ドライブが合っているのが確認できたら、次へボタンをクリックします。
現在パソコンに設定されているパスワードを入力します。
この入力は、メディアにパスワードを記録するのではなく、アカウントとメディアをシンクロさせるための入力。
アカウントにリセットディスクだと認識させるためというか...。
入力が終わったら、次へボタンをクリックします。
ディスクの作成状況が表示され、この後完了の画面になります。
上図のように作成されます。
他のファイルを保存しても全く差し支えありませんが、専用ディスクにしましょう。
3.使い方
起動直後の入力画面でパスワードが正しくない(下図)と言われてしまったとき。
OKボタンをクリック、あるいは
Enterキーを押下した次の画面
上図の画面になります。
起動直後と違うのは「パスワードのリセット...」と表示されているところです。
「パスワードのリセット...」の文字をクリックすると、リセットの画面に移動します。
予め作っておいたリセットディスクを装着しておきます。
次へボタンをクリックすると
パスワードのリセットウイザードが開始されます。
この後の画面で新しいパスワードの設定画面となり、
新しいパスワードを二度入力した後に設定ボタンクリックで、
新しいパスワードが設定されログイン画面に移動します。
ログイン画面で新しいパスワードを入力すれば、アカウントにログインできて
アカウント内での作業が行えます。
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