ましこノート

参議院議員・増子輝彦が日々思うことを書きつらねています。(メールマガジンでも配信中)

国会軽視

2006年08月30日 | ましこノート
間もなく小泉首相が退陣する。
後継総裁レースは安倍官房長官が独走状態で消化試合と
言われている。
この秋は民主党小沢代表の再選が9月25日に予定され
公明党も新しい代表が9月末に決まる予定である。
当然国民にとっても今後の日本政治の行方が決まる
重要な時である、
国会も臨時国会を開き新総理大臣を選出するようになる。
立法府が国会であり召集し会期を決めるにもかかわらず
小泉首相が全て決めていく状況が続く、
先の通常国会も小泉首相の独断で閉めた。
今回の首班指名のための臨時国会も国会を無視し独断で
主導している。
やりたい放題である、国会軽視が過ぎるが自民党関係者は
何も言えない、安倍政権が思いやられる。

遅い発言

2006年08月29日 | ましこノート
小泉首相がようやく発言した。
加藤紘一衆議院議員の事務所と自宅が右翼団体所属の
人物に放火された事件に対して。
言論がテロ行為によって封鎖される事が断じて
あってはならない。
事件発生後、直ちに何らかのコメントをすべきであった、
昨日の朝日新聞はじめ多くのメディアに批判されていた。
小泉首相も安倍官房長官も度量の狭い政治家と
思われただけ損だろう。
政治家もメディアも言論も発言も封鎖されたらおしまいだ。

語れ正論

2006年08月26日 | ましこノート
二週間前の喧騒が嘘の様に靖国参拝問題は静かになり、
今は自民党総裁選で勝馬に乗りたい派閥や議員の
動きが賑わしい。
事実上安倍総理・総裁が決定したも当然の状況の元で
議員達は正論を言わない。
そんな中、加藤紘一衆議院議員が小泉首相の靖国参拝批判を
15日にメディアで展開していたところ山形の事務所と自宅が
放火される被害にあった。
犯人と思われる人物は右翼団体に所属していた。
こんな世相ではうっかり正論を言わない方が利口だと
言うような風潮になり、
また小選挙区になったために権力が集中し、
議員の生殺与奪権を派閥でなく執行部が握った為に
正論や批判が出来なくなったと言われるが、それは違う。
議員の質や志が脆弱になったためである。
いい子ぶって立身出世のレールに乗っていくのが
自分の為と考えている。
現代風政治家の中心的思考ではないだろうか。
政治家は多少の軋轢や批判はあったとしても正論を
言うべきである。
雪崩現象状態の自民党総裁選に加藤紘一氏や山崎拓氏を
中心として安倍氏との違いを打ち出した勉強会が
結成されたことを評価したい、
民主党も自民党総裁選に埋没することなく国民に
わかりやすくはっきりと自民党との違いを語り正論を
主張し続けていく事により安倍自民党に勝つことができる。

甲子園の感動

2006年08月21日 | ましこノート
高校球児のひたむきな姿に日本中が感動した。
決勝戦の息詰まる投手戦、延長15回が終了し
決勝再試合が決まった瞬間、感動と爽やかさ、動と静、
言葉では表現出来ない何かが、そこにはあった。
間もなく一世紀にならんとする高校野球は数々の
ドラマを生んできた。
日本中が一つ一つのドラマに感動し拍手を送り勝者にも
敗者にも差別することなく惜しみない声援をおくる。
甲子園を目指し高校球児として野球に明け暮れた
私にとっても特別な念いがそこにはある。
結果として早稲田実業が念願の初優勝し、
駒大苫小牧の三連覇の夢を砕いたが今年の甲子園には
勝者も敗者もない。
分業化された今の野球とは違い自分の将来を省みず
投げ続ける斎藤投手や田中投手に野球の原点や現代社会に
欠けているひたむきさを感じ取っているのだろう。
加えてチーム一丸となり支え合い励まし合う姿が胸を打つ、
今の日本に最も必要な姿を高校野球は
映し出しているのかもしれない。
高校野球から学ぶ事が多い、野球に限らずスポーツでも
文芸でも何か一つの物事に一生懸命取り組む事が人間を
成長させ目立つ事に限らず感動を与える。
素晴らしい甲子園高校野球大会ありがとう。

小さい記事

2006年08月18日 | ましこノート
今日の朝刊各紙に、ある準ゼネコンの東北支店長が自殺した、
と小さい記事が載っていた。
水谷建設疑惑にからみ東京地検の聴取後だったそうだ。
福島県発注工事などに関連して受注した責任者として
複数回にわたり聴取を受けていたそうだ。
残念な事であり亡くなられた支店長のご冥福をお祈りする。
百戦錬磨の支店長が自殺に追い込まれたのは
余程の事だったのだろう、
地検の聴取に耐えられなかったのか、
聴取の中身に耐えられなかったのか。
この種の疑惑には不幸な出来事が時々ある。
心が痛む、犠牲者が出ないように一日も早い解明と
二度と疑惑が生じない政治や行政にしなければならない。

戦争と靖国神社

2006年08月17日 | ましこノート
小泉首相がようやく8月15日の終戦記念日に靖国神社を
公式参拝した。
自民党総裁選での公約を最後のイタチ屁のように実行した。
姑息に毎年参拝日を変えずに公約通り堂々と8月15日に
参拝していれば中国や韓国等の反発や批判も今とは違って
いただろうに。
唯我独尊変人小泉首相らしからぬ行動だった。
今回の参拝についてもあれこれ理由付けや言い訳をせずに
守らない公約もあるが今回の参拝は公約を守り
実行しただけだと解りやすく言えばよかった。
そのほうが小泉首相らしい。
60歳を過ぎて何を言っても聞く耳を持たない人間は
死ぬまで治らない。
ましてやあと一カ月で首相を辞める人物は言いたい放題
やりたい放題だ。
歴史認識や戦争責任等は小泉首相には関係ないし
関心も持たない。
今更小泉首相に何も期待出来ないし
余り騒がないほうがいい。
二度と戦争を起こさないために祈って参拝している、
と言う小泉首相の言葉が空しく聞こえる。
戦後61年戦争を知らない世代が圧倒的に多くなった現在
どうやって戦争の悲惨さや過去の日本の戦争を知らしめ、
政治の責任は戦争のない平和な国を国民のために
創る事である。
戦争の犠牲になった日本国民はどんな思いだろう、
軍人として尊い命を失った240万人と
数知れない市民の犠牲者を忘れてはならない、
靖国神社は戦争犠牲者全員を追悼していない事は
小泉首相は知っているのだろうか?
そして日本軍は他国で多数の外国人を犠牲者にしてきた事を。
終戦記念日にいつも思うことは、戦争を知らない政治家や
国民が本当に日本を戦争のない平和な国に
しょうとしているのだろうか・・・・・・・・
過去の歴史を学ぶことの大切さと心鎮ずかに
あらゆる戦争犠牲者を追悼する事である。  
次の総理大臣に成らんとする人は歴史認識や戦争史観
そして靖国参拝について国民に語る責任がある、
一日も早く。

ホッと一息

2006年08月10日 | ましこノート
恒例の夏の遊説が終わりホッと一息ついている。
長い梅雨も明けてあかるい暑い日差しが降り注いでいる。
突然台風が三つも発生したが当方には被害も無く、
むしろ恵みの雨となったが被災にあった方々には
お見舞い申し上げます。
これからお盆を前に、また忙しくなる。
皆様には暑さ厳しい毎日暑中お見舞い申し上げます。
さて六日間の遊説で本当に多くの方々に励ましをいただき
有り難いの一言である。
今年で夏と正月の遊説も二十年目になった。
今後も続けて行きたい。
遊説は自己ピーアルと同時にそれぞれの地域実情が
良く分かるが大きなポイントだ。
農業の厳しい状況、商店街の深刻さ、
道路を始めインフラの整備状態等沢山ある。
現場主義と言うがまさに遊説は重要な手段である、
遊説で得た事を活かして行きます。


解散から一年

2006年08月08日 | ましこノート
昨年の今日、郵政解散があった。
過ぎてみればあっという間の一年だった。
残念ながら戦いに敗れ四度目の当選を果たすことが
出来なかった。
本音として負けると思わなかった。
03年の総選挙で三度目の当選をさせていただき
衆議院議員に復帰した。
約1年9ヵ月の短い任期だったが全力投球で国会活動と
地域活動を行いそれなりの評価を得たと自負していた。
しかし前回より6,500票近く上乗せしたが
結果として一敗地にまみれた。
小泉劇場に飲み込まれたとかいろいろ理由を付けるが
要は力不足だった、加えて危機感が足りなかった。
この一年間政治や人間関係にさまざまな念いがあるが
新たな気持ちで次の総選挙に向けて活動している。
嫌な事もあるがそれ以上に良い事がたくさんある、
この事を大切にして志を持ち続け信念を貫き努力精進して
行きたい。
一層のご指導とご支援をよろしくお願いします。

安倍官房長官靖国参拝

2006年08月04日 | ましこノート
安倍官房長官が四月に靖国神社を参拝していた事が
明らかになった。
何故隠していたのだろう?
もともと小泉首相の靖国参拝を容認し自らも参拝を推進し、
中国・韓国からの批判には強行派の先頭に立ち反論してきた。
ポスト小泉の最有力候補として靖国参拝は当然の事としていた。
隠密参拝には様々な憶測が流れているが安倍官房長官
らしからぬ行動である。
やはり小泉首相流には行かないのだろう、
安倍後継となれば調整型になるのだろうか?
クール・ビズは「小泉首相への忠誠」と言い切る
(本人はジョークのつもりらしいが?)
人物だから政治家としての程度は知れているが、
堂々と靖国参拝をすればよかった。
小泉首相の靖国参拝は8月15日の可能性が大であるが
安倍官房長官も同行していけば良いだろう。
以前にもノートしたがサプライズとして安倍総理大臣ならば
靖国参拝は控えるだろう。


消費税10%?

2006年08月01日 | ましこノート
谷垣財務大臣が消費税10%を自民党総裁選への出馬表明に
あたって打ち出した。
独走状態にある安倍官房長官に対抗する立場での違いを
明確にする為であるが政治家として一定の評価をしたい。
日本の財政再建は基本的に現状では不可能である、
税金の使い方が余りにもでたらめであり、
歳入歳出のバランスはとれない。
増税するか極端な歳出削減する事が対処療法として
とりあえずの方法だがとても追い付かないだろう。
消費税は導入当初から国民にとってアレルギーの
強い税金であり引き上げをすることも政治的に困難を伴うから
小泉首相さえも自分の在任中は消費税の引き上げをしないと
宣言している。
「税金の使い方の優先順位を決める事が政治」
だから幾ら増税しても税金の使い方を正しく効率的に
しなければ焼け石に水である。
今後消費税の引き上げを含め税金問題を徹底的に議論し
税制政策を改革していく事が最大の政治課題である。
谷垣財務大臣は一石を投じた。