MARU にひかれて ~ ある Violin 弾きの雑感

“まる” は、思い出をたくさん残してくれた駄犬の名です。

ヴァレンタインの贈り物

2013-02-22 00:00:00 | 生活・法律

02/22       ヴァレンタインの贈り物




           これまでの『生活・法律



                    関連記事
               ヴァレンタインの贈り物
                 半世紀後の実体験
                半世紀後の時限爆弾
                   本当に退院?
                    母を送る
                   第三の家庭
                   相思相愛の友
                  甘えるのは下手
                   甘かった私




 貴方は、入院の経験をしたことがありますか?

 女性なら出産があるので、男性よりも頻度は多いでしょう。

 また内科的な疾患に限らず、骨折など、外科的な治療
でも入院を要する場合があるわけですから、入院を生涯
経験しない人のほうが少ないのかもしれません。



 これまで私自身は、大きな病気をしたことはありません。
怪我では “右膝靭帯断裂” というのがありますが、この
時は通院で済みました。

 といっても、ギプスをはめ、松葉杖を突き、楽器を抱えて
の通勤。 まだ30代の頃でしたが、駅の階段の昇降では、
大変苦労したのを覚えています。

 何度か突き飛ばされ、転んだことも。 障碍を持つかた
の立場や心持ちが、少しは解るような気がしたものです。




 そんな私も、ついに先日、入院することになりました。

 原因など、状況は後ほど書かせていただきますが、
入院期間は六泊七日です。



 一日目は “処置”。 二日目は、終日ベッドで安静。 飲食
が出来ず、もちろん歩行も禁止です。

 この二日目は、ちょうどヴァレンタイン デー。 私の手にした
プレゼントは、“両手に花” ならぬ、“両腕に点滴” でした。




 三日目になると、やっと朝から食事解禁になりました。

 配膳直後の写真です。 ご覧のように牛乳、フルーツ
味の薄いジュース。 そして、空っぽの…。



  SN3R0379



 …ではないんです。 内容が見えないだけ。

 中央の丼の中は、重湯。 お粥の、それも上澄み液
です。 写真にしたら、何も写っていませんでした。

 右は “澄まし汁” で、味は、ほとんどありません。



 昼になると “三分粥”。 僅かながらご飯が
混ざっています。

 これと共に、“お水” も解禁。 さっそくペット
ボトルを、家族が買ってきてくれました。




 四日目には、弟が遠くまで見舞いに来てくれました。



  SN3R0380



  SN3R0383



 スイートピーでしょうか? 心の和む素敵なお花に、
真新しい花瓶を添えて…。




 さて、以下は私の日記からですが、数字はそれぞれ
“最高/最低” 血圧。 起床時と就寝時のものです。



      [入院2日前]

 133/ 84

 演奏中、何度か意識朦朧、初めての体験。 夜、食欲無し。

 106/ 61



      [入院1日前]

 93/64

 スーパーから自転車で戻ると、息荒く、冷蔵庫へ品物
やっとのことで入れて、床で寝転がり、数分休む。

 84/55





 私は高血圧なので、地元のクリニックに通院し、2年間、
薬を服(の)み続けています。

 [130/80]以下を目指しているのですが、数値が急激に
低下していますね。 私としては “喜ぶべき事態” なの
ですが、体調は、それとは反比例しています。



 また常時 “貧血” 気味なので、時折 “立ちくらみ”
を感じることがあります。 それは、昨年末から顕著
になっていました。

 加うるに、年が明け、この二月に入ってから、軽い
“痛み” を時折感じていたのです。 胃の上部に。




 そして翌日、つまり入院当日には、数値は
さらに下がりました。

 [87/52]

 これ、起床時のものです。 異常に低いですね…。




 貴方なら、これを見て、どうしますか? また、もしお医者
さんでしたら、どんな病気を疑いますか?

 私は鈍感な人間なので、「いつものクリニックへは、翌日
にお邪魔してみようかな」…などと思うだけでした。



 もっともこの日は、クリニックが休みの水曜日だった…。

 そんな事情もありましたが。