MARU にひかれて ~ ある Violin 弾きの雑感

“まる” は、思い出をたくさん残してくれた駄犬の名です。

宗派を超えて

2012-10-10 00:00:00 | その他の音楽記事

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 今回は、二つの演奏会のご案内です。

 東京23区内のことで恐縮ですが、事情の許すかたは、
ぜひお運びください。




      ① 三鷹木曜会版 日本語メサイア

            2012年11月17日

 末日聖徒イエス・キリスト教会 武蔵野ステークセンター
       東京都武蔵野市吉祥寺東町1-7-7



   12_10_09_01_Messiah




 「日本語メサイア」の普及活動には、これまで多くのかたや
団体が尽くしてこられました。 その中の一つが三鷹木曜会。
とある教会堂を練習の場とし、木曜の夜に練習を重ねたこと
から、そう名付けられました。

 その歴史は50年近くに及びますが、団員の高齢化などで
徐々に弱体化してしまい、残念ながら現在では、単独で活動
してはいません。



 かつて順調だった最盛期においてさえ、難題は尽きなかった
はずです。 中でも、『メサイア』演奏のための母体が無かった。
それはおそらく、諸々の根本的な原因となったことでしょう。

 その大きな問題の一つが “オーケストラ” でした。 地元の
三鷹市管弦楽団の賛同を得て、何度も共演しています。

 私もそれに紛れ、一度だけ指揮を務めさせていただいたことが
あります。 木曜会合唱団の結成者、斉藤信彦氏とお近づきに
なったからですが、その氏も、すでに他界されました。



 氏は、木曜会の大きな精神的支柱でした。 団員にとっても、
きっと大きなショックだったことでしょう。

 しかし艱難は尽きません。 “木曜会版 日本語メサイア” の
普及活動を阻む要因は、ほかにも幾つかあったようです。



 そんな中で、木曜会版メサイア演奏に感銘し、ぜひ広めたいと
協力を申し出たのが、吉祥寺のモルモン教会員たちでした。

 CDとして残っている “木曜会” の演奏会の場にも、実は多くの
かたがたが賛助として参加しています。 吉祥寺や都内の会員
のみならず、小田原や筑波などからも駆けつけたとのことです。



 “木曜会版 日本語メサイア” の演奏は、現在は教会としての
行事にまでなっていますが、やはり広範な地域から、月二回の
練習に参加されるかたが多いそうです。 ちなみに伴奏者、独唱
者も、基本的には教会員が担当しています。




 これまでの演奏は『メサイア』からの抜粋のみでしたが、今回は
初の全曲演奏になります。 それが当初からの目標だったので、
演奏者全員の思いも、ひときわ強いことでしょう。

 ご興味をお持ちいただけるようでしたら、ぜひお運びください。




          ② 気ままな午後のコンサート

               2012年10月14日

          旧前田侯爵家駒場本邸・サロン



     12_10_09_02_気ままなコンサート




 木曜会の一人として尽力してこられた、“ひろまる” さん
参加する演奏会です。 私の怠慢から、直前のご案内になり
ました。 画像が小さいので、曲目などが判り難いですね。

 ひろまるさんからは、以下のような文をいただいています。



 「私は、ワーグナーの楽劇 『タンホイザー』 からエリザベート
のアリア 『歌の殿堂』、ヴェルディの 救いの無いオペラ 『トロ
ヴァトーレ
』 からアズチェーナの悲劇的アリア 『炎は燃えて』、
ドヴォルザークの美しい歌曲 『我が母の教え給いし歌』、そし
て『竹田の子守唄』 という、もはや実験的とも言えるような無茶
クチャな選曲で どうなりますことか、皆様にご心配おかけする
状態ではありますが、よろしければ、どうぞご来聴ご高評頂け
ましたら嬉しく存じます。」

 「なお、演奏順はまだ決まらず、トップになる可能性も高く、また
お席に限りもありますので (立ち見になる危険もありますので)、
何卒お早めのご来場をお待ちしております。」




 順序が逆になりましたが、ひろまるさんからは、以下のような
文もいただいています。



 「初めての参加者も多い教会員たちの熱心さに打たれながら、
私たち 元木曜会メンバー10数人も、演奏できる喜びを感謝し
つつ共に練習しています。 母国語による真に内容の伝わる
『メサイア』で、ぜひ皆様と感動を共有したいと存じます。」