07/07 まるチャンの「何だ、これ!?」 (90)
しちバタ祭り?
今までの『ボクの出てきた記事』一覧だよ。
やあ、ボク、まるだよ! ワン!!
みんな、元気? ボク、とても元気だよ!
7月7日は七夕だよね?
お星さまの Vega (織女星) に、貴女は、何か願い事、
いつもしてる?
「この星に、女性が技芸の上達を祈ればかなえられる」
…っていうもんね。
ところでね、ボク、とても変な記事、見つけたんだ…。
まず、読んでちょうだいね?
[「七夕」読めない、98% 文科省]
以下は、クリックして出てくる内容の転載だよ。
7月7日の年中行事「七夕」を読めない人が9割以上にのぼる
ことが文部科学省の調べで明らかになった。
文科省の「七夕に関する意識調査」によると、無作為抽出した
8歳~91歳の男女1000人を対象に七夕についての知識など
を調査。 「七夕の読み方」「織姫と彦星を遠ざけている原因」
「七夕に関する思い出」など20の設問に答えてもらった。
その結果、「七夕」という熟語を正しく読めない人が98%に
のぼることが明らかになった。
文科省の担当者も「5年前におこなった同調査の結果では
「七夕」を読める人が9割を超えていたはずなのだが…」と首
をかしげる。
▽調査団の団長を務めた東京大学現代文化研究所・
高畑義太夫教授の話
「年中行事である "ななばた" が読めないということは、
それだけななばたに興味を持たない人が急増していること
を裏付けている。 ななばたの短冊の場合、クリスマスと
違って、いくら書き込んでもプレゼントがもらえないなど不満
を持つ人が多いからではないだろうか。 今後はななばた
行事を復興していく方面に力を注いでいくべきだろう。」
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ところで、これ、"虚構新聞" って書いてあるなー。
キョコウって、何だ~?
確か、以前にも出てきたこと、あるぞ、この新聞…。
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それに、これ、"タナバタ" って読むんだよね? 本当は。
それなのに、"ななばた" って書いてあるぞ!
どうもおかしいねー。
でも、字は "七夕" だから、どちらにしても変だよね?
"ナナユウ" とか、"シチセキ" ぐらいしか、読めないもん、
ボクには。
それでボクね、maru のやつに訊いてみたの。
そしたらさ、「"たなばた" ってね、本当は違う漢字、昔は
書いてたはずだよ。 よく覚えてなくてごめんね。 調べて
ごらんよ、まるチャン。」…だって。
なーんだ、何にも知らないんだな、maru のやつ。 ワン!
しょうがないからね、ボク、自分で調べてみたんだ。
[七夕] より
古くは、「七夕」を "棚機(たなばた)" や "棚幡" と表記した。
これは、そもそも七夕とはお盆行事の一環でもあり、精霊棚と
その幡を安置するのが7日の夕方であることから7日の夕で
"七夕" と書いて "たなばた" と発音するようになったともいう。
へえ~、本当だ。 "棚機"、"棚幡" って書いてたのか。
でも、"タナ" は解るけど、"バタ" なんて読むの?
"機" の字って。
それでね、ボク、もっと調べてみたの。
[goo辞書] より
そしたらねー、
・ たな‐ばた【七‐夕/棚機/織=女】
・ たなばたつめ【棚機つ女】
1 織女星 (しょくじょせい) のこと。
2 機 (はた) を織る女。 はたおりめ。
…って書いてあったの!
そうかー、もともとは "織物" と関係があるんだよね。
"機織機" って書いて、"ハタオリキ" って読むんだって!
難しいな~。 "キショッキ" じゃないぞ、ワン。
そー言えば、「"機織部" (はたおりべ、はとりべ) が
"服部" (はっとり) さんになった」…なんて、いつか
maru のやつが書いてたな。
あれも似てるよね~?
[goo辞書] より
今度は 【機】 っていう字だよ。
・ [音]キ [訓]はた
・ 〈キ〉
1 布を織る装置。 はた織り機。
「機業/織機」
2 細かい部品の組み合わせで働く仕掛け。 からくり。
「機械・機関・機器/印刷機・発動機」
3 物事の細かい仕組み・働き。
「機構・機能/無機・有機」
… …
フンフン。 一番最初に出てくるっていうことは、機械って
いうと、昔はまず "はた織り機"のことだったんだね~。
・ 〈はた(ばた)〉 「機織り/棚機」
なるほど。 それで "バタ" って読むのか。
だから "たなばた" って読めなくても、しょうがないよね?
「"棚機" を "シチユウ" って読みなさい!」っていうのと、
同じように無理だもんね…。
ああ、よかった、ワン。
ところでね、maru の知り合いには "七夕生まれ" の
人が多いんだって。 昔会った人も含めると。
それもみんな女性なの。 親戚にも2人いるんだよ?
でも一人は妹で、一昨年に亡くなっちゃったんだ。
生まれたのは七日の夕方じゃなくて、明方だったから、
暁子っていう名前なんだ。
小さい頃、両親が笹を買ってきて、みんなで短冊を
下げて結んだの、思い出すんだって…。
最後になっちゃったけど、
「どうか貴女の願いが叶いますように!」
じゃ、またね? ワン!