MARU にひかれて ~ ある Violin 弾きの雑感

“まる” は、思い出をたくさん残してくれた駄犬の名です。

虚偽有印公文書

2009-11-27 00:00:23 | 生活・法律

11/27  交通違反? (6) 虚偽有印公文書




           これまでの『生活・法律




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            (2) 直進後、左折したのに
            (3) 交通審査課
            (4) 青赤より黒白
            (5) 脅しは自信が無いから
            (6) 虚偽有印公文書
            (7) 相談と激励
            (8) まだ "不利益を被っていない"




 検事が口にした、8月下旬や9月上旬になっても、裁判所
からの呼び出しはありませんでした。 こちらは正式な刑事
裁判を望んだのですが。

 そうなれば、刑事被告人と呼ばれることになります。 人に
よっては、それだけで恐れを成してしまうでしょう。 私だって
嬉しくはありませんが、徹底的にやるには他に仕方が無く、
単なる法律用語だと思えばいいのです。



 そして今はもう11月も終わり。 結局、不起訴 (起訴猶予)
になったのでしょうか。 不起訴なら不起訴で、そのような
通知はしてくれないのでしょうか。

 もし「これで立ち消えにしよう」と言うなら、違反にはならず、
当然反則金、罰金とも払わずに済むことになります。




 前回ご覧いただいた『略式手続き』というサイトには、
以下のように記されています。

 「交通事故は不起訴となることも多い。 すべてを略式
起訴する事は事務的に不可能 (件数が多すぎる) だから。 」



 このように、略式手続で扱われるのは主として事故絡み
の案件です。 私の場合は自分で乗り込んで行き、さらに
正式な裁判を求めたのですが。

 不起訴と言っても、自分は納得出来るはずがありません。
「軽微な違反だから赦された」とでも言うのか? それとも、
「違反ではないのに、何か別の事情でウヤムヤにされた」
のか…? 私にとっては大違いだからです。




 「もし正式な刑事裁判になったら…」と色々考えていたの
ですが、すっかり狂ってしまいました。

 友人から聞いて、「何らかの国家賠償請求を起こせない
ものか」とも計画していました。 通告センター、及び東京
簡易裁判所墨田庁舎
へ往復した交通費。 そして二日分
の時間と労力に対する埋め合わせ…。



 たとえ請求賠償額は僅かであっても、こういう訴えを起こ
されること自体、"あちら側" は嫌がるのだそうです。 面目
丸潰れですから。




 でも場合によっては、その程度では済まされないのです。

 2009年9月3日の讀賣新聞朝刊には、以下の記事が
載っていました。



  『警視庁は2日、第10方面交通機動隊白バイ隊員の
 巡査部長(38)を虚偽有印公文書作成・同行使などの
 容疑で東京地検に書類送検し、停職6か月とした。
 巡査部長は同日付で辞職。

  同庁の発表によると、巡査部長は、今年5月10日、
 板橋区の環状7号で、30歳代男性が運転する大型
 バイクのスピード違反を取り締まった際、実際の速度
 より約10㌔速い速度の違反切符を作成した疑い。

  巡査部長は制限速度が時速40㌔の道路で取り締まり
 を実施。白バイの速度計測器は男性のバイクの速度を
 時速六十数㌔と示したが、「もっと速かったはず」と思い、
 再度白バイを走らせて計測器の速度を時速七十数㌔に
 変えたという。』




 要するに、これは違反の内容を改変したものです。
錯誤によるものではなく意図的に事実を歪曲した
ので "虚偽" になるわけです。

 奇しくも、この記事中の5月10日は、私が "違反" と
されたのと同じ日です。




 同じ事件は、産経ニュースでは以下のように書かれています。



    白バイ隊員、スピード違反の記録ねつ造

  『スピード違反の取り締まりで事実と違う処理をした
 などとして、警視庁は2日、虚偽有印公文書作成・同
 行使と道路交通法違反の疑いで、警視庁第10方面
 交通機動隊に所属する白バイ隊員の巡査部長(38)
 を書類送検し、停職6か月の処分とした。巡査部長は
 同日付で辞職した。

  人事1課の調べによると、巡査部長は5月10日午後
 1時ごろ、東京都板橋区の環状7号線で、30代の男性
 が運転する大型バイクを追尾してスピード違反を取り
 締まった際、白バイの計測記録では二十数キロの速度
 超過だったにもかかわらず、三十数キロの超過として
 虚偽の交通切符を作成した疑いが持たれている。

  人事1課によると、巡査部長は男性のバイクを停止
 させ「違反の現場を確認してくる」と告げた後、実際に
 三十数キロの超過で白バイを再走行し、計測記録を
 捏造(ねつぞう)していた。「(計測前に)少なくとも四十
 キロ以上は超過していたと感じ、記録より速い速度で
 取り締まる必要があると思った
」などと話していると
 いう。

  警務部の中村格参事官は「基本を逸脱した行為
 であり、厳正に処分した。再発防止に努めたい

 とコメントした。』




 "再発防止" だそうです。 この事件のほんの数時間後、
同じ5月10日の夕刻に私が "違反" とされているのですが。
現場も東京都23区内の北部、板橋区と練馬区。 ごく僅か
しか離れていません。




         虚偽公文書作成罪

  文書とは、「職務執行の範囲内で作成されるもの」を言い、
 コピー、画像、カード、音声、電磁気的記録などを広く含みます。




  「公務員が、その職務に関し、行使の目的で、
 虚偽の文書若しくは図画を作成し、又は文書
 若しくは図画を変造したとき。」

 作成、行使、共に公訴時効7年



        刑罰の内容

 詔書 : 無期又は3年以上の懲役

 有印公文書 : 1年以上10年以下の懲役
          (覚せい剤取締法違反の上限と同じ)

 無印公文書 : 3年以下の懲役又は20万円以下の罰金




 それでは、明らかに事実と違う処理をして違反自体を
捏造
し、"虚偽" 内容の青切符を私に切った、光が丘
警察署
山川祐樹、及びサトウ両巡査は、同じ虚偽
有印公文書作成・同行使罪には当らないのでしょうか?

 該当するなら告訴するつもりで精査中です。



  (続く)




 『虚偽有印公文書』事件の実例

          ↓





               『毎日新聞』 より

静岡県警浜松中央署の男性巡査部長(53)が交通事故処理の際に、虚偽の実況見分調書などを作っていたことが分かり、同県警は(2003年5月)29日、巡査部長を虚偽有印公文書作成、同行使の疑いで静岡地検浜松支部に書類送検した。
      
調べでは、巡査部長は01年10~11月、管内で起きた人身事故を処理する際、実際には行わなかった目撃者の実況見分の調書をねつ造したうえ、事故の被害者や目撃者の調書などを勝手に業務上過失傷害容疑で調べていた容疑者の言い分に合わせて作成するなど、計4通の虚偽有印公文書を作った疑い。巡査部長は「容疑者の言い分に合わせた方が処理がスムーズに運ぶと考えた」と話しているという。
      
今年1月、検察官の指摘で虚偽文書作成が発覚。巡査部長は29日付で停職3カ月の懲戒処分を受け、既に辞表を提出している。




        『四国新聞社 SHIKOKU NEWS』 より

長野県警の警部補が交通事故当事者の無免許運転を隠ぺいする虚偽の報告書を作成した事件で、県警監察課は(2008年7月)22日、虚偽有印公文書作成罪などで起訴された小諸署付の警部補北原孝之被告(50)を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。

北原被告が当時勤務していた上田署の元上司ら4人は本部長訓戒などとした。

監察課によると、北原被告は「事故処理を早く済ませて上司の評価を得たかった」と話しているという。県警は余罪はなく、ほかに関与した人物もいなかったとして捜査を終結したとしている。

県警は6月、北原被告が2006年2月に交通事故を処理した際、事故当事者が無免許運転であることを知りながら報告書に記載しなかったとして逮捕。7月には別の事故処理で当事者の酒気帯び運転を隠ぺいしたとして再逮捕した。

長野地検は22日、再逮捕された事件について、虚偽有印公文書作成罪などで北原被告を追起訴した。




              『讀賣新聞』 より

新潟県警は(2008年8月)28日、県警交通企画課付の警部補熊倉政彦容疑者(41)(新潟県五泉市大川前)を虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで逮捕した。

発表によると、熊倉容疑者は、小出署交通課員だった2005年12月と06年1月ごろ、担当した2件の人身交通事故で、事故の当事者から聴取しないまま虚偽の供述調書など計6通を作成、秋葉署交通課の係長だった07年8月ごろにも、調書など3通を作成した疑い。

当事者を警察署に呼び、取り調べたうえで署名・押印の必要があるのに、事故現場での聴取をもとに調書を作成し、自分の指で押印するなどしていたという。

熊倉容疑者は「事故処理を早く済ませたかった」などと供述しているという。県警は3件の事故について再捜査する方針。




            『YAHOO! 知恵袋』 より

警視庁は(2009年7月)16日、第1方面交通機動隊に所属していた巡査部長(36)が虚偽の交通反則切符を作成したとして、虚偽有印公文書作成、同行使容疑で書類送検した。停職1カ月の懲戒処分にし、監督責任で同隊の警部(47)ら3人も所属長注意とした。巡査部長は同日付で辞職した。

同庁によると、巡査部長は昨年4月、外国人が運転するオートバイの交通違反を取り締まった際、虚偽の反則切符を作成した疑い。自動車免許しか持っていないと知り、車を運転していたとの反則切符を作成。オートバイの無免許は取り締まらなかった。

同5月にも外国人運転のオートバイの違反で、虚偽の反則切符を作成した疑いがある。

通訳が必要で、巡査部長は「面倒だと思った」と話しているという。




            『時事ドットコム』 より

交通違反や事故をめぐり、供述書や実況見分調書を偽造したとして、兵庫県警は(2009年11月)12日、虚偽有印公文書偽造などの疑いで、尼崎北署の男性巡査(22)と赤穂署の男性巡査部長(53)を書類送検した。巡査は停職6カ月、巡査部長は減給3カ月の懲戒処分を受け、いずれも同日付で依願退職した。

県警によると、巡査は今年2月、警報が鳴っている踏切に軽自動車で立ち入ったとして男性に交通違反切符を切ろうとしたが、供述書への署名を断られ自分で男性の名前を署名するなどした疑い。偽造について「単純ミスが知られると評価が落ちると思った」と説明しているという。

また巡査部長は昨年6月、車同士の衝突事故で、食い違う当事者の供述が合うようにして実況見分調書や供述調書を改ざんした疑いが持たれている。




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