たわごと

右手で絵筆をにぎり、左手でギターを弾くという芸術文化的二重人格者の日常の記録

額に入れてみました

2005-07-29 17:35:35 | 絵画
今日は東京展の雑誌広告用の写真撮影のため、あの絵を額に入れたり、この絵を額から出したり大忙しでした。
絵というのは額に入れた状態とむき出しの状態では随分と印象が違います。
おおむね、額に入れてしまうと出来たような気になってしまうので、僕の場合、額に入れるのは出来るだけ最後の最後にしています。
ただ、額に入れてからまたあちこち手を入れることが多いですけれど。

他の絵を額に入れたり外したりしたついでに、この絵も額に入れてみました。
細長いキャンバスに細長い人物なので構図的にどうなのか一度見てみたかったのです。
額で周辺を切り取ると構図がハッキリしますね。
さぁ、どうなのかな、この絵は。。

明日からクラブの合宿です。一泊だけの。
でも、ちょっと天気が心配だなぁ。バーベキュー大会があるのにぃ。


続けて今日の仕事

2005-07-26 19:25:46 | 絵画
今日は大きな絵と闘っていました。
変形80号で、実は今朝まで別の絵だったんです。
当然、そのまま描き進んでいくと思っていたのですが
昼過ぎから大きく変化して今に至りました。
まだ前の絵の形がうっすらと残っているし
ズボンのポケットに突っ込んでいる腕も何だか変です。
少し乾かしてからでないと画面全体がベタベタでもう描けません。

この絵の男の人は誰かを待っています。
待ちくたびれてしまったのです。
右手に持っている花束にも眼にも、もう力がありません。
かわいそうだにゃん。

昨日の仕事

2005-07-26 19:15:46 | 絵画
いよいよこのブログの更新もママならぬ状態になって
せっかく覗いてくれた人には申し訳なく思っています。
あまり変化の少ない画像を載せても面白くないので
ちょっと変な絵をアップしましょう。
変な絵と言っても僕としては面白いから描いているのですが。

しばらく前から描いている、アクリルの「将軍様」を元にした絵です。
僕としてはとても自由に描き進められるので楽しいのですが
ま、賛否あるでしょうね。

お絵描きムービー

2005-07-21 19:33:12 | 絵画
とは言ってもバックを塗っているだけですけど。
この作業、めったにやらないんですけど
面相筆のような極細筆でバックを塗り込めるのです。
凄まじく時間がかかります。
それでも、暗い色を均一に艶消しでという時には
効果的なので仕方なくやっています。
太い筆で塗れば5分で済むところを数日がかりです。
描くのが好きでなければやれたもんじゃありませんぜ。

今日の仕事

2005-07-19 16:23:40 | 絵画
暑いです。
調子が上がりません。
昨日、描きかけの絵を一枚ボツにしました。
はぁ。
今日はもう一つビシッと決まらない「てんとう虫(仮)」を集中攻撃しましたが、これもまたなかなか上手くいかない。
ちゃんと描き込まなければならない部分が曖昧なままで、モデルの必要性を感じます。想像力と記憶には限界がありますね、やっぱり。
頭と手の部分図です。

描きかけの絵-3

2005-07-15 17:14:01 | 絵画
壁に掛けられずスピーカーに立てかけた少女の絵。
この絵は形がシンプルで全体がバランスよく納まっているので、どうにか最後まで行って欲しいと願っております。

今日、新しい絵を描き始めました。
変形80号でアクリルの「ふぅ」を元にしたものです。
旧作「一輪の花」と対になれば良いなと考えています。
この絵はまた後日。。

描きかけの絵-2

2005-07-14 19:25:21 | 絵画
昨日の壁の右半分。

新たに大きな絵を始めようかと思っています。
東京の個展全体をどんな風にするかイメージしていますが
やっぱり大きめの絵をドドーンと並べたいですね。
おとなしくまとまってしまわないようにしないと。

描きかけの絵

2005-07-13 19:16:53 | 絵画
雨がザーザー、カミナリごろごろ、アトリエむしむし。
うー、やってらんねーぜ。
というわけにもいかないので、毎日まじめにお仕事中。
エライ!

今日から数日、描きかけの絵をご紹介します。
とは言っても、一枚ずつちゃんと掲載するのは無理なので
壁に掛かったままの写真です。完全無修正、きゃっ!

絵って難しいね

2005-07-11 17:49:54 | 絵画
きれい、うまい、面白い。
そのどれもが大切だけれど、それだけでもない。
心をえぐるような、心に突き刺さるような..。
言葉で言うのは簡単だけど、具体化するのは難しい。
少なくとも描こうと思って描けるものでもないし
意識してしまえば遠くに逃げてしまう。
美って気まぐれ。

単調な毎日の中で、感覚を研ぎすましてそれが降りてくるのを待つしか無い。

追悼 永島慎二

2005-07-07 18:28:15 | あれこれ
永島慎二という漫画家をご存知ですか。
一般的には「柔道一直線」という少年誌連載のものが知られていますが
彼の真骨頂は青年誌、それも「ガロ」や「COM」といった少々マニアックな雑誌に連載した作品なんです。
そのため、誰でも知ってるという訳にはいかないかもしれない。
永島慎二の話をしても水島新司と勘違いされたりする。
違うって。。

「漫画家残酷物語」「フーテン」「黄色い涙シリーズ」
んー、タイトルを列記しただけでもマニアックな感じが漂うなぁ。
高校時代、貸本屋で借りてのめり込んだものです。
世の中からちょびっとはじき出された人たちが一杯出てきます。
悲しくて楽しくて。。
わりと最近のものでは「旅人くん」ですか。
ふわりふわりと旅を続ける少年に何てことない出会いや事件があります。

漫画誌を読まなくなって随分になるので
最近の永島慎二がどういう活動をしていたのかは全く知りません。
でも時々、今頃どうしてるんだろう、とまるで友人か親戚のように気になったりしていました。
一度会いたかった。
その彼が6月10日、心不全で息を引き取りました。
公表されたのは一昨日です。彼らしいな。。

天国でもふわふわと旅を続けて下さい。
ご冥福をお祈りします。無念!

エサくでー

2005-07-04 21:45:36 | ニャンころりん
左が今のゴン、右はコゴン。
ね、よく似てるでしょ。
コゴンは見るからにやんちゃっぽいですが
ゴンの方はもう達観してると言うか何と言うか
はっきり言って目が死んでるじょ。。
エサもすぐ若い奴らに取られてしまうし
歩く姿も肩を落としてヨボヨボと。
でも、老け込むにはまだ早いんじゃないかい?

妙な天気です

2005-07-01 17:35:22 | 絵画
雲がどんよりと重く垂れ込め、生暖かい風が突然嵐のように吹きすさび、が轟きイヤな天気です。
今、ようやくが降り始めました。

さて今日のお仕事。
アクリルの「たたずむ」を元にしたF20号の絵です。
先日、単色で下描きしておいたものを描き進めています。
バックを描きかけて今に至る。くたびれ。
少しギターの練習をして、夜また描きましょ。

実はこの絵には双子のようなもう一枚の絵があります。
この少女がもう少し成長して思春期を迎えた頃のものです。
「制作ノート」にも連載していた絵柄ですが、
色が重たくなったので別のキャンバスに描き直しています。
同じ位置に同じ向きで立っています。
両方、うまく仕上がれば面白いと思うのですけれど。
その絵についてはまた後日。