まさおレポート

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「林住期」(りんじゅうき) に子供の世話は

2011年09月08日 23時13分08秒 | バリ島

この2か月足らずの間毎日3人の子供の世話をすることになったが今日でそれも終了した。孫たちが国に帰ったからだ。世話をした三人の内訳は一人は自分の3歳の娘、他の2人は5歳の孫娘と2歳の孫息子で、世話をすると言っても朝昼夜の食事を作ってやり保育所の送り迎えをしてやり、プールで相手をしてやる程度で、あとはときどきシャワーとトイレに付き合ってやったり、きまぐれに遊んでやる程度だ。

ところがこれも2月ともなると正直疲れる。よく子供のエネルギーに疲れるというがまさにその通りで、むき出しの生きるエネルギーはときとして甲高い耳障りな声で泣き叫ぶことに現れ、ときとして互いにものを取り合ってすざましい喧嘩になる。さらに今は子どもといえども飽食の時代でなにが嫌い、これが嫌いと言って折角作っても食わず、戦後のハングリーな時代を生きた当方の神経をいらだたせる。

おとなしく遊んだり食べたり寝たりしているときは本当に可愛いのだが、ひとつ欲求がかなわないとなるとあたりかまわず泣きわめく。人の子がひどく泣き叫んでいる声が時折近所からきこえるが、人ごとなので「なぜもっと子どもを泣かせないようにうまく扱えないのか」とか、折檻しているのかと内心批判的になるが、いざ自分が面倒みる立場になるとそうは旨く扱うことが出来ず、人様への騒音の迷惑への心配と相まって相当にいらだつ。

人生を4つの期間にわけると今は間違いなく林住期にあたり、好きな仕事や興味を持つことだけをやっていきたい時期になる。三歳の娘一人だけならそれもわりあい可能で、実際それに近い生活を送っている。ところが3人ともなるとそうはいかない。よく3日が限界とか冗談めかして言われるが、この年頃の孫の世話は最も手がかかり、10日から2週間が限界と実感的に言える。これがもう少したつと途端に楽になる気もする。実際、近所の9歳と7歳の子供など、ほとんど自立しており手がかからない。このくらいの年の孫なら結構面白い会話も成り立つに違いない、はやくその年になってくれないかと心待ちにしている。

早い話が林住期とは肉体的にも精神的にも面倒なことをやりたくない年なのだ。そして人生の深さを学ぶとしながら実はおいしいところだけ味わいたいという身勝手さも持っている。家住期といわれる間精一杯働いたご褒美として、というのが自他へのエクスキューズなのだが、まあ許されるかな。

 

 

 

 

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