墓は故人を偲ぶものだが維持していくのが結構大変な時代に入っている。仏陀の時代も亡くなると舎利(お骨)が8つに分割され、さらに滅後アショーカ王の時代に8万4千に分割されたとの伝説が伝わる。
8万4千はいくら何でも無理な誇張だが数千に分けられてインド各地にストーパができたのだろう。遺骨の一般的な重量が10キロ前後と言われているので8万4千に分けると0.1グラム以下になるがこれではいくら何でも微細すぎ . . . 本文を読む
「いかる」「いかってる」と言えば普通頭に浮かぶのは「怒る」「怒ってる」だけど魚がいかってる 花がいかってるとの使い方がある。こんなの外国人には難しいだろうな。
花がいかってるというのはこの年になって初めて聞いたが生花の世界では普通なのかな。「魚がいかってる」はかつて40年前にNTTデータの大阪に勤務した時、同じ部署の芳賀さんに教えてもらった。大阪や京都で生きのいい魚を指している。芳賀さんは京都か . . . 本文を読む
なぜか歎異抄のこの一節が眠りばなの脳中に飛び込んできた。そして自らの若い時の啓示に近いある出来事を思い出していた。
いずれ詳しく語る時がくるだろうが今はその記憶の再来で深い慰謝を得た。神仏に生かされた人生だったのを鮮明に意識して感謝した。キリスト教であれ構わない。非寛容な神は遠慮したい。
こんな記憶やことばが出て来たのは熱病の回復期のせいかもしれない。
それにしても親鸞の . . . 本文を読む
バリの空の下にいながら遠い昔の些細なことが頭に浮かぶ。頭は常にこうして泡を深いところからあぶくのように吐き出しているのだろうか。吐き出しているというのは適切ではないかもしれない。数十年をおいてまた浮かび上がってくるのだから。
ジャック佐藤という英会話の先生がいた。20代の頃にすでに40代だった。英会話ばかりでは退屈して飽きるので時折米国ミシガン大学に留学時のエピソードを語って聞かせる。
大学の . . . 本文を読む
母をおもふ 夜中に目をさましてかじりついたあのむつとするふところの中のお乳。 「阿父さんと阿母さんとどつちが好き」と夕暮の背中の上でよくきかれたあの路次口。 鑿で怪我をしたおれのうしろから切火をうつて学校へ出してくれたあの朝。 酔ひしれて帰つて来たアトリヱに金釘流のあの手紙が待つてゐた巴里の一夜。 立身出世しないおれをいつまでも信じきり、自分の一生の望もすてたあの凹んだ眼。 やつとおれのうち . . . 本文を読む
今は亡き人をぼんやり考えていたらその人が何かの折に言ったジョークを思い出した。前後の話は忘れたがその見事な言い回しとおかしさに一拍置いて吹き出したものだった。はるか昔40年も前のできごとだ。その人はかひでみるよりするがいいとだけ言ったのだが次のyahooの質問コーナーが丁寧に大真面目に回答している。
「富士山は甲斐で見るより駿河いい」の意味がわかりません。そのままではないと思うのですが。
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これは定番の夢だ。定番と言っても10年に一度見るかどうかだが。突然クビになって職探しでビルの2階にいる。カフェかクラブのようなで中年を過ぎた男性が10名ばかりいる。その中の一人が話かけてきて仕事がないのかと尋ねる。紹介するのでそこで待っていろと云う。しばらく待つときんきらの下品な服を纏った男が現れた。なにができると聞かれる。システム設計などできるとう云う。するとその男も周りの人も一斉に笑い出した。 . . . 本文を読む
ハルコさんが逝って明日(9月20日)で20年がたちます。今頃はどこかに生まれ変わって楽しい人生を送っているでしょう。
ハルコさんはたくさん絵日記を残しています。その中からいくつかをわたしがレンダリングした作品です。(勝手に手を入れて叱られるかもしれませんが 笑)
没後と言う言葉はあまり好きではないので卒後20年記念としての作品展です。
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先月7月11日に80歳で亡くなった登兄を送るにふさわしい詩があった。まだ49日は経っていない。兄よ安全なる航海を祈る。
「安全なる航海を祈る」 村上昭夫航海を祈るそれだけ言えば分かってくる船について知っているひとつの言葉安全なる航海を祈る その言葉で分かってくるその船が何処から来たのか分からなくても 何処へ行くのか分かってくる寄辺のない不安な大洋の中に . . . 本文を読む
7月12日に次兄が亡くなった。80歳。
15日の葬儀に大阪へ行った。既に8日目になる。句を作って兄を偲ぶ。
さまざまな思いよぎる 炎天の葬
亡き母に似るその顔に 娘は酒を含ませる
青いトマト喰う 戦後話を孫聞き流す
すねくるぶしの骨太さ 生きた証を物語る
ホンダベンリー 雨の2号線二人乗り 泣く母
俺12兄17の盆踊り 喧嘩を助けられ 兄ヒーロに見える
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「男の嫉妬は美しい」 NTTデータのかつての上司ヒラタさんはこのように述べた事がある。その意味は未だに正確には図り難い。しかしなにやら奥行きのあるフレーズだ。
この記事を書いてすでに8年が経つ。結局のところ男の嫉妬も醜いというべきだろうと落ち着いた。NTTデータのかつての上司ヒラタさんは競争心のことを指して嫉妬といったものと思われる。確かに競争心は一面では必要であり美しい。しかし競争心の裏に . . . 本文を読む
夢の話なので例によって支離滅裂だがとにかくメモしておく。これっていつか解き明かす時が来るのかしら。何か啓示を受けることがあるのかしら。明恵上人にならって書き続けるのが大事なのだろう。明恵は突然毛が生えてきた夢や流れ星に乗って宇宙を駆け巡ると言うそれなりの夢を見ている。バリの隣街に出かけると日本の沿線沿いの街に出た。電車が走っていてこんな街が近くにあったことに驚いている。湖に出た。スマホで魚を撮る。 . . . 本文を読む
繰り返し見る夢がある。フロイトやユングによるとどう解釈されるのだろうか、何でもかんでも性的なリピドーとやらに還元されるのも飽き飽きだしもう今更そんな解釈はどうでも良い。何せ夢を楽しんでいるのだから。
最近は楽しい夢が多い。昨日はプールで美女たちに囲まれて水泳などを楽しんでいる。おしっこがしたくなって目が覚めたが明日また続きが見たい。
最近は見ないが出る時に脱いだ靴が見当たらないという定型の夢が . . . 本文を読む
人には仮面の人生なんてまっぴらだと思う人と仮面を演じきれる人の2種類がありそうだ。どちらがいい悪いではない。自分がどちらが好きかという選択になるだけだと思う。最近は時代の変化で仮面を演じきらなくても生きやすい時代に入ったのかなと思うことが多い。
稀代の経営者や政治家、宗教家などには仮面の人生を生涯かむり通した人が多いように思う。最後には仮面をつけている自分が自分だと思い込んで死んでいく。それはそ . . . 本文を読む