2007年12月05日
和歌山市の自宅で無職坂口喜雄さん(82)ら家族3人が殺害された事件で、長男の無職坂口実容疑者(52)が殺人容疑で逮捕される前、産経新聞和歌山支局と読売新聞和歌山支局に、家族への恨みなどをつづった手記を記載したCDや書類などを郵送していたことがわかった。和歌山県警はこれらを重要な資料とみて両支局に提出を求め、産経新聞は任意提出に応じた。一方、読売新聞は応じず、県警が差し押さえ許可状をもとに差し押さえたという。
両社などによると、産経新聞に4日に届いたCDには、「幼いころから些細(ささい)なことで折檻(せっかん)し、虐待し、暴言を浴びせた」など、喜雄さんへの憎しみがつづられているという。読売新聞に届いた封書は3日の消印で、CDと便箋(びんせん)が1枚ずつ入っていたという。
産経新聞大阪本社の佐藤正広・地方部長は「犯行声明などではなく、事件解明の手がかりとなるなどの理由で提出に応じた」としている。読売新聞大阪本社広報宣伝部は「報道目的外で使用されるため、任意提出しなかったが、社会的影響の大きい事件の解明に資するものなので差し押さえの要請に応じた」とコメントした。
和歌山市の自宅で無職坂口喜雄さん(82)ら家族3人が殺害された事件で、長男の無職坂口実容疑者(52)が殺人容疑で逮捕される前、産経新聞和歌山支局と読売新聞和歌山支局に、家族への恨みなどをつづった手記を記載したCDや書類などを郵送していたことがわかった。和歌山県警はこれらを重要な資料とみて両支局に提出を求め、産経新聞は任意提出に応じた。一方、読売新聞は応じず、県警が差し押さえ許可状をもとに差し押さえたという。
両社などによると、産経新聞に4日に届いたCDには、「幼いころから些細(ささい)なことで折檻(せっかん)し、虐待し、暴言を浴びせた」など、喜雄さんへの憎しみがつづられているという。読売新聞に届いた封書は3日の消印で、CDと便箋(びんせん)が1枚ずつ入っていたという。
産経新聞大阪本社の佐藤正広・地方部長は「犯行声明などではなく、事件解明の手がかりとなるなどの理由で提出に応じた」としている。読売新聞大阪本社広報宣伝部は「報道目的外で使用されるため、任意提出しなかったが、社会的影響の大きい事件の解明に資するものなので差し押さえの要請に応じた」とコメントした。