手作り犬おじやの作り方(参考基本レシピ)

以前に、腎不全と消化管にやさしいレシピでのドッグおじやの作り方を書いてみたのですが、あれからちょうど1ヶ月経ちまして、今は普通のレシピで作っても大丈夫なまでにマロンの体調は回復しました
2018.3.9の記事 「手作り犬おじや 腎臓病用」

普通のレシピ、というのは、腎不全のためにタンパク質を減らしたり、消化のために油分を控えたりしていない、普通の健康な犬用のレシピ、という意味です。
この、「普通のドッグおじやレシピ」というのが、なかなか最初のスタイルが確定するまでは難しくて、皆さん悩むことから始まるかと思います。
11年前の自分もそうでした。
須崎恭彦先生の本を参考にしたり、ネットで実際に作っている人の情報をあちこち探したり。
けど、一番良いレシピ配合なんて、どこにもないんですよね

それは、結局、その仔それぞれによって、より良きものが違うからなんです。
(そこが手作りの良いところでもありますが。)
「犬種」「体重」「体型」「年齢」「活動量」「食いつき」「咀嚼の度合い」「消化能力」「好き嫌い」「アレルギー」「疾患」・・・などによって、最適なレシピは変わってきます。

その上で、‘うちのマロンの場合は’という前提でレシピをシェアさせて頂くと。

マロン君：
小型犬、パピヨン、2.5Kg、スリム体型、11歳、活動少、食いしん坊、ほとんど噛まず早食い、消化が弱い、好き嫌いなし、卵・ミルク・ジャガイモにアレルギーあり

基本は、肉や魚１：野菜１：ご飯１　という感じで、
その時に冷蔵庫にあるもので作ります。

肉・魚・・・種類はアレルギーや好みに応じて
野菜・・・消化の良い根菜類(大根、かぶ、人参など)、葉物類(アクの少ないもの)、イモ類、きのこ類、トマトなど
ご飯類・・・白米や玄米など、イモ類

2018.6.4訂正 イモ類は、ご飯類(炭水化物)の方に含まれるようなので、訂正します

＊犬の消化に適切でない食材は使いません
アレルギーが無ければ、卵や乳製品もいいですネ


手作り犬おじや作り方

【昨日の材料】…作りやすい分量は100gなのですが、1：1：1なら何gでも
・鶏胸ひき肉と生鮭　あわせて100ｇ
・野菜　100ｇ(大根、人参、しろ菜、小松菜、キャベツ、ミニトマト)
・ご飯、さつま芋少々　100ｇ
・だしに煮干粉、わかさぎ干し粉、削り節を少々
・トッピングに亜麻仁油を少々
　(アレルギーが無ければ、ヤギミルク粉、粉チーズ、すりごま、きなこ、煮干粉なども良いかと…）

1.犬おじやの材料をそろえます (鮭はミンチに)



2.フードプロセッサーで細かく刻みます　＊細かさの程度は、年齢や消化や咀嚼の度合いで調整を！



3.ひたひたの水で、(アクをとって)蓋をして煮込みます　


4.とろ火で20～30分で出来上がり　＊通常で20分、消化の弱い仔や老犬で30分程度を目安に！



作っていきながら、材料の大きさや煮込みの軟らかさをだんだん調整していくといいです。
マロンは恥ずかしながら、まさに犬食いでツガツ噛まずに食べるので、幼犬の頃からわりと軟らかく煮込まないとダメでした。
そして、今は消化器が悪いので、かなり細かく刻んでから調理しています。
元気な仔たちは、もっと食感がある方が楽しいと思います


こんな感じのおじや



最後に・・・
マロンは、幼少時には須崎先生方式のおじやをずっと作ってあげていました。
けど、途中から諸般事情で手作りしてあげられなくなり、ドライフードに切り替えて9年ほど。
ずっと手作りしてあげられていたら、腎不全も免れたのかな…とか、また考えちゃったり…

犬の腎不全とドッグフードの話については、こちらに書きました 「犬の腎不全の原因の1つには…」

もう1つ、手作り飼い主さんたちをかなり悩ませる、「犬の手作り食の給餌量」については、また明日書いてみますネ