前の続き。
12月30日にウサギのプー太郎が亡くなり、その後の話。
年末年始なので、プーの亡きがらをどうするか考えた。
人間と同じ様に、ゆっくり悲しむだけでもいられない。
万が一、プーが死んだ時は、ちゃんと火葬してあげようとは考えていた。
先代のパピが死んだ時、市役所に「死骸引き取り」として頼んだら、
ゴミの様に扱われ、かなりのショックを受けたからだ。
ネットで探してみた所、近くにペット火葬をやってくれる所があった。
しかも、出張車で来てくれて庭で火葬をして貰えるとの事。
31日の昼に電話したら、その日の夕方6時に来てくれた。
この日を逃すと、新年2日からになるらしく、
やはり年内のが良いと思い、決めました。
だからバタバタだったけどね。
仕事で来れず、看取れなかった妹2も昼過ぎに来た。
ブーケを買って来てもらい、プーを見た瞬間、泣き始めていた。
「抱っこしていい?」と意外な言葉が出て来て驚いたが、
「思う存分、抱っこしてあげて」と私は言う。
妹2だけ、ウサギアレルギーで近づくとクシャミと鼻水が凄い。
好きなのにあまり触れないって、可哀相だ。
でも長時間も抱っこしながら、グジュグジュになってて、
悲しみでなってるのか、アレルギーでなってる方が多いのかとか、
こんな時なのに変な事を考えてみたり。
太陽があがってる時に焼いて貰えたら良かったが、夜で良かったな。
最期のお別れもゆっくり出来たし、もう1匹のペコにも見せてあげたり。
踏みつけてたけど…(苦笑)
ペコも、これから1匹になって、
急な変化で体調がおかしくならなきゃ良いのだが。
夕方6時になり、業者の人が来た。
女の人だったので、なんとなく安心したな。
手続きをして、プーを火葬するためトレイに載せる。
お骨にする場合、色んな物を一緒に入れるとキレイに焼けない為、
少しのフードと大好きなリンゴを2・3切れ入れてあげた。
仰向けにして箱に入れていて、そのまま死後硬直したから、
火葬も仰向けの状態で。
業者さんに「これで、い、良いんですか?」と言われたけど(笑)
良いのです。
プーらしくてね。
そこから1時間30分。
玄関の扉を開けて、凄い寒かったけどずっと見ていた。
始めに火を入れる時、火の粉が空に上がる。
「お月様に帰って行くのかなぁ…」と、ぼんやり見てた。
月は残念ながら、見えなかったが、星がキレイに瞬いていた。
業者の人も中の様子をモニターみたいなので何度も確認し、
火の強さとかを調節してた感じだった。
火が強すぎると骨って無くなっちゃうからね。
大変なお仕事なんだろうな…。
業者さんも同じ位に愛猫を亡くした様でした。
やはり年末って人間もだけど亡くなる率が高いのかな…。
聞かなかったけど、自分で焼いてあげるのかもね。
焼き終わり、冷まし、骨壷に入れるまでは業者さんにお願いした。
火葬コースには種類があって、
お骨を自分達でお箸で骨壷まで入れるのもあったんだけど、
悲しみが込み上げ、うまく掴めないと思い、お願いした。
でも遠くからその作業も見ていた。
丁寧にやってくれて、トレイに残った骨粉さえも小さい箒で集めて入れてくれた。
「人間と同じなんだな。」と思ったよ。
業者さんも喪服姿で来てくれてたし。
捜せばあるもんなんだね。
作業が終わった後、焼き上がって壷の中に納めたお骨を見せて貰った。
小ちゃくなっちゃって…
あんなにプリプリとお肉ついてたしなぁ。
片手に乗っちゃうよ…。
骨と言うと、真っ白や少し黄色いイメージがあるが、
プーの骨は黒い部分が多々あった。
火葬失敗?とも思ったが違うのだ。
凄く驚いた話なのだが、骨から病気がなんとなく分かるらしい。
「この子は下腹部に何か病気してました?」と言われたのだ。
プーの下腹部の骨は、本当に黒く炭のようなシミがあった。
骨に面してる組織に何か異常があると、その部分の骨が黒くなるらしい。
凄く興味深い話だったんだけど、
私が正常な状態では無かったので詳しい話は聞いてないが、実際そうなんだって。
確かに、レントゲンを撮った時、丸いテニスボール程の空気の影。
そして、その接っする内蔵が「ガンの可能性も考えられます」と先生に言われていた。
「病院でガンの可能性もあると言われたんです」と業者さんに言うと、
「それかもしれませんね」って。
・・・凄いね。
「この子は歯はキレイですね」と褒められた。
歯切り手術したからねー。
術後2ヶ月でも伸びてなかったんだな。
逆に麻酔で命を削ったのも考えられるんだよな。
話を聞くと、ウサギは火葬すると歯が不正交合である事が多いそうだ。
骨壷は人間の様に、それを包む銀色の紙製の巾着みたいのに入れられた。
そしてゲージにプーを帰す。
周りには、お花や、プーの写真で共演したウサギぬいぐるみ達。
ちょこんと小さくなったプー。
そのゲージを見た違和感。
7年間いつも居た場所に、もう元気なプーは居ない。
今もまだ、家のどこかに逃げて隠れてるんじゃないかと思う。
プー出て来てよ。
もう隠れんぼはいいから。
命あるモノ、皆終わるのは分かっている。
しょうがない事なのだ。
だけどプーとは、長く一緒に居すぎた。
また不意に突然涙は出るが、
(現に思い出して泣きながら書いてますが…)
大丈夫です。
もう1匹ペコが居たのが大きいかも。
人間達は悲しんでいる中、変わらずに居てくれてる。
ありがとうペコ。
まだちょっと情緒不安定かも知れないけど。
ペットロスにならない様に頑張ります!
これがもうペットロスなんかなぁ?
『月にウサギ』って事で、ウサギの飼い主さんは亡くなると、
「お月様に帰った」と言ってます。
なんだかそれが物凄く素敵で。
でもプーが月に帰ってから、月が見えない!!
だから「お月様になったプー」をまだ見てないの。
昨日も「プー!プー!」と小さく言いながら探してた。
空に行っても、かくれんぼしてんのかな(笑)
7年8ヶ月ありがとうね。
自慢の息子でした。
また生まれ変わったら、ウチの子になってね☆
素敵な思い出ありがとう!
かなりの長文でしたが、
読んでくれて本当にありがとうございました!!!
同じうさぎ飼い主としては、胸が痛くなる思いで
読んでいて涙がこぼれそうになりました。
あれからお月様は見えましたか?
きっと、お月様の中からプーちゃんが見守ってて
くれてますね☆
同じウサギの飼い主さんだったんですね。
事細かく書いてしまったので、読んでて辛くなったでしょうに。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
おかげ様で、数日前にやっとお月様が見れました!
三日月が寝転んだ感じの月で、
妹と「笑ってるみたいだね」と喜んで見てました。
椿さんの言う様に、見守ってくれてると嬉しいです☆
こんなブログですが、また遊びに来て下さいね