ドイツのイースター・エッグ(飾り付け)

2014-04-19 23:01:49 | 旅行 ・ 装飾吊り看板

 

  こんにちは

 

  4月20日(日)はキリスト教では復活祭(イースター)、最重要の祝祭日だそうです。

  日本ではあまりポピュラーではありませんが、キリスト教徒の多い国々ではお部屋に

  イースター・エッグを飾ったりカードやバニー・チョコレートを贈り合ったりしてお祝い

  しています。 

  ドイツ、ローテンブルクのイースタ―エッグの飾り付けの写真は4年前にこのブログ

  でアップしたことがあるのですけど、民間の屋外飾りの写真は珍しいと聞きましたの

  で、この機会にもう一度きちんと書き直してご紹介したいと思いました。

  外国のお祭りの飾り付けをどうぞ楽しみください。

             

                          

 

  バスに乗ってロマンティック街道をひたすら走りドイツ南部のローテンブルクへ。

  前方に見えているのは、アルプス山脈です。

     

      

 

  童話に出てくるような可愛い村を、遠くに近くに数えきれないほど通過してゆきます。

  どんなに小さな集落でも、必ず一つはキリスト教会があり、十字架が見えました。

  日本の神社と同じね・・と思いながら。

 

      

 

  ようやくローテンブルクに到着。

  中世の街並みを残し、世界遺産にもなっている人気の高い観光地です。

  この馬車はもちろん観光用。

 

      

 

  道路脇のあちこちに卵が・・聞けば、もうすぐ復活祭なのだそうです。

  ドイツではイースターのことをオースタンと言います。  

  下の写真は、プラスティック製のイースター・エッグ。復活祭のお祝いの飾りです。

  本物の卵は重いですから、ピンポン玉のように軽いのを売っているのですね。

  どこにでも好きなように飾ってありました。

 

      

 

  下の写真は、レストランの天井から吊るしてあったものです。

  クリスマスのリースの再利用? これもちょっとしたアイデアの手軽なお手製。

  お金をかけずにあるものを使って・・お祝いする心が大切と教えられました。

  白い卵に書いてある?のは文字のようです。

 

      

                         拡大~

                      

  

  下の写真は民家の玄関先。日本の七夕飾りを思い出します。

  飾りつけはX’マスに較べますと地味ですけど、復活祭そのものはカトリック教会で

  は全典礼の中で最高位の重要儀式なのだそうです。X’マスよりも高い。 

            

 

  ところで復活祭は、十字架にかけられて亡くなったイエス・キリストが三日目に復活

  した(生き返った)ことを祝福するお祭りなのだそうです。

  春分の日のあとの満月の日の次の日曜日と決められていますので移動祝日。

  今年は4月20日です。

  

  カトリック教会では、その三日間に盛大な儀式がとり行われ、復活日にイースター・

  エッグ(ゆで卵)が参列者に配られるということです。

  民間では、ゆで卵に色を塗ったり絵を描いたりして室内に飾ることが多いようです。

  下の写真は、民家の玄関ドアに。これもプラスティックですけど、リアルですね。

 

      

 

  下のように窓辺に飾っているお宅も。 見えにくいのですけど。白っぽい卵です。

  すべての飾りを全部合わせてハッピー・イースターなのですね。

  人々はイエス・キリストのことを決して忘れません。

   

      

 

      

 

      

 

      

 

  ところで何故、イースターには卵なのでしょうか。

  調べますと、「見た目には動かない卵から新しい生命が生まれ出ることからキリスト

  の死と復活を象徴している」という説が主流のようです。

  特に、赤く塗られた卵は十字架の上で流されたキリストの血の色を、そして血は生

  命を表しますので復活を表している、ということです。赤い色から次第に飾りとして

  他の色も塗られるようになっていったようです。

 

  このブログの表看板は、下のような装飾の吊り看板を公開すること、ですのでやは

  りここは是非ともイースター・エッグと吊り看板のツーショットを載せなくては。

  こじつけツーショット。窓辺に4個はありますので探してみて下さいね。

       

      

 

  復活祭の日には、お祝いにゆで卵をお料理に添えたりして食べるのだそうです。

  お庭に隠された卵を子供が探して遊んだり。面白そうですね、探してみたい。

  また、ウサギのチョコレートなども買ってくるそうで、欧米のお店ではイースター・

  バニーのチョコレートが大繁盛と、ネットのニュースに出ていました。

  復活祭に、何故ウサギが登場するのでしょうか。  

  イースターエッグはウサギが運んでくるという古い言い伝えがあるのだそうです。

  ウサギは子だくさんなので豊饒の象徴とされているから、ということでした。

 

      

 

  ↑上の写真も民家の玄関先です。こうしてみますと、民間信仰の篤さを感じます。

  日本の信仰でいえば、お盆みたいなものでしょうか。

  街では、下のようなイースター・エッグの大飾りを3、4か所で見かけました。

  プラスティックの卵を繋いで作ってあるのです。

 

      

 

  下の写真の正面は、上の飾りの遠景です。結構大きな飾りでしょう?

 

      

 

  最後に、ローテンブルクの名物の「木組みの家」をご紹介して終わります。

  中世に建てられた建物です。正面の木組みの家は一階が薬局。

  保存されているのではなくて、住居や店舗として使われ続けているというのが石の

  建物のすごいところですね。

 

      

 

               

                                   

              ハッピー・イースターのグリーティングカード(Yahoo画像)

 

                

                              

 

                   

 

        

  


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