エドルネ日記

散策、写真、サイクリング、バードウォッチング、神社、地形、料理、手芸、etc

敷居を知らない子ども達・・一之江名主屋敷見学&体験

2008-10-16 | 江戸川区
10/9(木)は文化財・郷土資料室ボランティア講座で一之江名主屋敷の見学と管理体験だった。
名主屋敷で、非常にショッキングな?話を聞いてしまった。



今どきの小学生は、敷居を知らないそうだ。
ボランティア解説の方から聞いたショッキングな会話は以下


ボランティア:「敷居を踏まないでね。」

子どもたち: 「敷居ってなに???」


(うぅ・・・言葉も知らないなんて!!ジェネレーションギャップだわ!!)



私達に解説して下さったボランティアの方↑は、ご自身の体験を交えながら、
子ども達に話して聞かせるのだという。

敷居を踏み親から叱られたことなど、玄関に敷居のある昔ながらの家での生活について
実体験に基づく話を聞くことは、子どもらにとって、とても良い勉強になるだろう。
(私も勉強になりました!)


ところで、「あがりかまち」って何のことだかわかりますか?

面白い動画見つけちゃった!

不良息子編 ~ あがりかまち
あがりかまち君の歌


これ、うけるわぁ。あがりかまち君、かわいそうだけど・・涙


話はどんどん名主屋敷から脱線していくが、興味深い記事を見つけたのでご紹介。
長く暮らせる家づくり ガイド大塚由美 All Aboutより


フラットなバリアフリーの玄関が主流になったら、敷居よりも忘れられた存在になるだろう。
「敷居が高い」って言葉はあっても
「上がり框(あがりかまち)が高い」という言葉は聞いたことないもんね。


それにしても、敷居を知らない子どもたち・・・ちょっとさびしすぎる。
昔に返ろうとか・・そういう懐古趣味はさらさらないけど、どんどん変化していく住環境
そして私たちの意識・・そんなものを感じちゃいましたね。





この日は屋敷内では、いろりから室内に広がる煙の匂い(いぶしている)を胸いっぱい吸い込み、
外の作業では、大きな屋敷森に囲まれ、時折蚊にくわれながら畑仕事をする。
(15分そこらだったので、お手伝いにはなってなかったですね。^^;)




屋敷森にはいろいろな木が植わっている。竹林を仰ぐと木漏れ日がキラキラして美しかった。




小松菜の種を植えた隣の畑には、白い可憐な蕎麦の花が満開だった。




<<おまけ>> 薪割り体験もしました。へっぴり腰の私・・文字通り刃(歯)が立ちませんでした。汗


ブログにはアップしそびれたが、郷土資料室ボランティア講習会では、史跡巡りや
伝統工芸(扇子)など、実際見て歩いた。

時間をみて、「エドルネの区内巡りマップ」みたいなの作ろうかな。


一之江名主屋敷:江戸川区春江町2-21-20






ブログランキング・にほんブログ村へ

人気ブログランキングへ

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
敷居 (ひゅう)
2008-11-22 18:28:33
エルドネさん、こんにちわ。
以前、香取神社の件で書き込みをさせて頂いたひゅうです。西角井先生の「古代祭祀と文学」を読みましたが、期待していた内容と違い、ざっくりした記述で、調査やら検証やらは、全て残して下さってある~(笑)。ここから、あの地図をお作りになったエルドネさんのパワーに圧倒されました!私は残念なことに、まだ久喜の太田神社(香取神社を合祀)にも行けていません・・・。

ブログには時々お邪魔しております。私にとって宝箱のような内容です。グーグルアース、驚きました。古地図のサイトもあるなんて!土地の歴史に興味があります。神社仏閣巡りや、旧街道を徒歩や自転車で旅するのに、ここ数年、カシミールを、CD-ROMからデータを読み込んで、使っていましたが、世の中はずっと先に進んでいる~。うちの老パソコンにはちょっと重いので、新しいPCが欲しくなりそうです。(まずメモリの増設でしょうか)

そして、このお話にもつくづく同感です。私も似た体験をしました。この夏、出雲大社に行った時に、資料館の入口に立っている若者を見て、何だかとても嫌な気持ちになりました。受付の女性が同じように、その若者を見つめていました。ただ、その時私は、その理由が分からなかったのです。翌日、石見銀山の、とある施設の入口で、少年がお祖母さんに叱られました。「敷居を踏んじゃ、ダメ!」何だか、ショックでした。きっと私もその言葉を母から言われ、自分は敷居を踏まないし、出雲大社で敷居の上に立つ若者を見て、嫌な気持ちにはなったけれど、もう何十年も聞かないうちに、忘れていたのです。仰るとおり、敷居を踏まない、畳の縁を踏まない、そういう心配りを大事にする文化が、生活様式の変化で、失われていってしまいそうです。せめて他人の子供にも、「敷居を踏んじゃ、ダメ!」と言えるおばさんにならなくては!

楽しみにさせて頂いております。急に寒くなってきましたが、お体をお大事に、ご活躍ください!
返信する
Unknown (エドルネ)
2008-11-23 00:11:41
ひゅうさん、いらっしゃ~い。^^
「古代祭祀と文学」に、書かれている内容を新しい手法で
試みてみたのが、川サミットでの発表でした。
ひょんなことから、発表の場が与えられたのですが、大舞台
ですので、かなりのプレッシャーありました。古地図での作業を
合わせると結構作業量が多かったです。最後は能力以上のこと
をやろうとしてた無理がたたって知恵熱まで出しましたが、
この取り組みで得るものは大きかったです。

グーグルアースに神社マップアップしようと思っています。
例の歴史的農業環境閲覧システムを重ねれば、かなり面白いと思います。
(既にアップしているマイマップの神社マップでも見られますが)

それから最近バーチャルアースの概念図が面白くていろいろ見ています。
ひゅうさんは女性ということですよね。なんだかとても嬉しいです。
カシミール歴はひゅうさんの方が先輩ですね。^^
いろいろな事ができるカシミール・・優れものですよね。
今いろいろな地図サービスが出てきて、目移りして目が回りそうです。
これから出る新たなツールの活用も果敢に^^;して発信していきたいな。
でも、私の地図の取り組みの根っこは「温故知新」かな。
今後ともよろしくお願いします!
返信する