映画のせかい

私が最近見た映画 ※ネタバレあり

宇宙大戦争 #279

2005-04-02 | あ行の映画
2005年夏公開される、スピルバーグ監督トムクルーズ主演の「宇宙戦争」を待ちきれないあなた。



なんてカウンタ稼ぎに本文に関係ないフレーズを頭に入れてしまいました、勘違いで見に来てくれるかな、なんて・・ゴメンナサイ。昭和34年の邦画の話です。ここからいつも通り。

1959年 日本 92分 東宝SF特集


宇宙からの光線により、鉄橋が突然無くなるなどの怪現象が世界各地で相次いだ。国際宇宙科学センターは世界中から代表者を集め会議をするが、その中の一人が会議中に頭痛を訴えそのまま中庭から空へ消えてしまう。宇宙人・ナタール人は彼になりすまし、機密を盗み出そうとするが・・・。


時系列では「地球防衛軍」に次ぐ2作目のSFシリーズだが、私は「世界~」「惑星~」と立て続けに見たのでアニメチックな宇宙シーンはちょっと飽きてしまった。だが、CGもなく特撮でもなくあれだけの映像をこの時代に作った製作スタッフにはやっぱり感心する。月での攻防が舞台であるが、月ロケットが発射される前の映画だ。表面のクレーターの造形もうまく作ったなあという感じだ。ハリウッドが大迫力のセットが得意なら、日本映画はミニチュアの精巧さで勝負!というロケットの動きもまた楽しい。

映画の中では宇宙人に対抗すべき地球軍のリーダーであるのは我々日本人。実際の世界でも日本がリーダーシップを取ってもおかしくはないと思うが・・。世界各国の国旗の中心でなびく日の丸を見ながらふと思った。世界が一致団結するのが、共通の敵・宇宙人に対抗、というだけではなければいいのだが。

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