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マタンゴ #283

2005-04-03 | ま行映画
1963年 日本 91分 東宝SF特集


変身人間シリーズの最終作であるが、話がすっきりしていて実に面白い!

男女7人を乗せたヨットが遭難し無人島に流れ着く。豪華クルーズとバカンスを楽しむはずだった彼らは突然のサバイバー生活に戸惑う。島には食べ物が見当たらず、一同の間にだんだん不穏な空気が流れ始め、7人のエゴ丸出しの暴走が始まる。

マタンゴ=キノコ人間も怖い(しかもかなり!)んだけど、人間の壊れっぷりも怖い!こっそり食べ物を盗む者、見つけた卵をこっそり隠し持つ者、それをお金で買う者、食べ物だけではなく、女を争ったり、女は女で長いものに巻かれようとするし(水野久美さん怪演!)、ヨットで一人逃げようとしたり、見た目とは違った本性が現れる。そしてついにキノコを口にする者が・・・。

キノコは古代の書物にもハイになったり中毒になったりという記述があるくらい、昔から気をつけられていた食べ物であるが、この島にはキノコしかない。空腹に耐えられなくなったものはキノコの誘惑と戦うことになる。しかし彼らを追いかけてくるのはキノコ人間の姿を見ると、キノコだけは食べてはいけないと思うのであるが・・・。

そしてこの話はもう一つのオチがある。ここで書いても面白さは色褪せないと確信があるのであえて書くが、人間らしい人間がいなくなった東京よりもあの島でキノコになっていたほうが幸せだったと窓からネオン街を見下ろしながら生き残った人はつぶやくのである。

最後まで見終わると、3つの不条理さ、マタンゴを容赦なく気持ち悪くしたことと、ネオン街を下品に描いたこと、そして生き残った人が隔離されて生きていかざるを得ないということ、改めてこの作品の深さを思い知るわけである。

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2 コメント

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オールナイト (Samurai-kyousuke)
2005-04-10 19:16:29
オールナイトで透明、電送、液体、ガス、キノコと一晩で見た時は、この映画の水野久美嬢のように向こう側の人になりそうでした。あの頃はわしも若かった・・・。(笑)

Unknown (映画のせかいマスター)
2005-04-11 07:15:39
コメントありがとうございました。5本イッキですか~?!凄いですねー!

本作の水野久美さんは、なんだか幸せそうでしたね。名作です!

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