記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

貴重?な体験

2008年10月17日 23時11分37秒 | Weblog
パリに留学が決まった3年前の話。
希望の出発日になかなか飛行機のチケットがとれず、キャンセル待ちをし、やっとのことで取れたチケットはシンガポール航空だった。ただし、乗り継ぎ時間が49時間
旅行会社の人が、市内のホテルに泊まるか或いは空港内にあるトランジットホテルも利用できるというのであまり深刻に考えていなかった。とにかく早くチケットを手にしたかった。
トランジットホテルに日本からネットで問い合わせをしてみると、希望日は満室との回答。
かといって空港を離れて慣れない市内のホテルに泊まるのも不安だ。シンガポールはまだ歩いたことがない。
不安が募ったが、「なんとかなるさ!」と自分に言い聞かせ日本を発った。
シンガポールには夜遅くに到着した。
空港内も私が最後の便だったのか、消灯し始めていた。ここで私は大きな間違いをおかしてしまった。
シンガポールに入国してしまったのだ。トランジットホテルは空港内にある。気付いた時は既に遅し。同じ建物であっても、トランジットホテルのあるエリアには行けないのだ。
慌ててパスポートとチケットを見せ説明したが、すでに受付が閉鎖してしまい、明日の5時にならないと開かないと言われてしまった。がーん。夜12時を過ぎてシンガポール市内のホテルを探すなんて無茶だ。
途方にくれた。初めの2時間。こんな私みたいな人の為?に営業しているカフェに入った。苦いコーヒーをすすり、これから朝までどこで過ごすかを考えた。そうそう、シンガポールに入国手続きをした私は重いスーツケースと一緒。身軽とは言えない。
答えが見つからないまま、このカフェも閉店時間を迎え追い出された。
しばらく横に並んだ椅子に座り本を読むことにした。男の人は何人か椅子で爆睡している。同じように曝睡は出来ない。
途中化粧室を訪れた。スーツケースを運ぶカートを引き連れて個室へ。空港のお手洗いはスーツケースと一緒に入れるように比較的広くて綺麗だ。さすがにこんな真夜中だから誰もいない。じつに静かな空間。
用をすますとまたさっき座っていた椅子にすわり徹夜の覚悟を決めた。  いや待てよ、化粧室が1番安全なんじゃない?
と妙案を思いついた!
またまたカートを引きずり化粧室に入った。そして鍵を閉める。
ほら!安全地帯よ!!!なんて私って頭がいいんだろう!!!
安心したら急に眠くなってきた。
結局便座の蓋を閉め、その上に腰掛け、スーツケースにもたれるように寝てしまった。
この話を今回のパリ旅行の行きの飛行機で友達になったYちゃんとR君に言ったら、感動された!
「凄すぎる!!」って!でも、イイ話を聞いたと!
こんなドジな私の体験だけど、トライしてみる価値大です

fine ART photographer Masumi
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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すっごいっすね (naoco)
2008-10-19 19:27:30
まみたんさん、エキサイティングな旅を経験しているんですね!!
これぞ旅の醍醐味ですよ。
もっと詳しく聞きたいくらいです。

私も1ヶ月くらい滞在したいですよ。
そうすれば、いそいそしなくてもすみますものね。

Hさん元気そうでしたか??
因数分解なつかし~~。

旅行すると気分がリフレッシュして良いですね。
私はまた外国までは手が届かず
秋の京都に行って来ます。

ではでは~~
返信する
錦繍の京都へ (mamitan)
2008-10-19 21:48:08
あはは!

なかなか崖っぷちの人生でしょ!

H先生、ご家族の方もみんな元気でしたよ。

C-chanのお部屋がジャニーズ一色になっていておどろいた!!

京都楽しんできてね!
返信する

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