贅沢な主食・・・

2009年11月06日 | パグめし
平成21年6月1日から施行された… 
愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律施行令 

略して、ペットフード安全法

米国で中国産原材料が原因で犬・猫が相次いで死亡する事故を発端にできた法律で、
環境省と農林水産省が権限をもって管理します… けど? ホンマに管理できるの? とギモンに思う。

まッ 罰則規定がないよりマシって事で、

粗悪なわんこ飯&にゃんこ飯に遭遇したら、みなさん こちらへ相談しましょう

農林水産消費安全技術センター地方環境事務所一覧へ たぶん それなりに役立つでしょう…



それにしても… 半年近く経とうとしていますけれど…
 「○○○のエサを食べたから病気になったんや」 などと 
変なイチャモンをつける飼い主さんが現れているのではないかと―
                        こやぶんは 密かに思っていたりする。


さて 尿路感染になってしまった黒豆さん…

初夏の頃から 調子の悪かった皮膚の兼ね合いで 薬の服用が多かったので、
黒豆さんの体の負担も考えて(如何せん 中年パグですから…)
尿路感染に使う抗菌剤を控えて食事療法に切り替えて、経過観察してみようと、
T院長先生からの提案。

でもですね… 黒豆さん 食物アレルギー持ちのアトピー皮膚炎の持病があって、
魚と野菜の食生活の身(唯一の楽しみは フェラリアの薬?)

正直 難しい判断だったりします。

ひとまず 利尿作用のある食材をトッピングしたり…


 ※利尿作用の高い食品の小豆を旬のカボチャと煮て― いとこ煮風にして
  小豆はカリウムが多い食材、大量摂取は心臓に負担がかかりますので― ご注意を


ひたすら 散歩に出かけて 水分補給を促したり… 



こやぶんも それなりに努力してみましたが、結果は こちら

無念です。 

ただ 抗菌剤の長期服用は、細菌の耐性をもつことになるので…


断腸の思いで、 この際 止む無し― 



こやぶん ネットでアレルギー持ち仕様の下部尿路感染療法食探しの旅に

下部尿路感染以外に持病がない… わんこは、



pHコントロールだけを ひたすら 食べることとなります
味に不慣れの福豆さんも 一時期 イヤイヤ食べてたなぁ~)


下部尿路感染の療法食は わんこよりにゃんこのほうが充実してましてね…

許されるならば 黒豆さんに にゃんこ用を提供したいぐらい… 

 ※にゃんこのご飯は わんこにも高蛋白質で嗜好性も高いフードだけど、
長期与えていると腎臓に大きな負担となり、多種臓器のの機能障害を来すことになります。

色々 探してみて…  T院長先生とも相談して…

試食用を取り寄せし 試験的に黒豆さんに食べさせたのが



低分子プロテイン+pHコントロール …動物病院専用食事療法食なので、

恐ろしいぐらいに 高価なドックフードです (ネット販売最安価格で1㎏ 野口さん 

この療法食、こやぶん的にはBestというより、Betterかな… って程度。
 
 【原材料】
  米、加水分解大豆タンパク(消化率95%)、動物性油脂、
  ミネラル類(CaClNaKPZnMnFeCulSe)、
  加水分解家禽(鶏・七面鳥のレバー)、大豆油、ビートパルプフラクトオリゴ糖、魚油、
  ポリリン酸ナトリウムタウリンルリチシャオイルマリーゴールドエキス(ルテイン類)
  ビタミン類(コリンイノシトールEナイアシンCパンテトン酸カルシウム、B6B1B2
  葉酸AビオチンB12D3)、BHA

赤字の原材料が、こやぶん的には考えモノで…  

①BHA(ブチルヒドロキシアニソール)
 もともとガソリンの酸化防止に開発され、ヒト用食品添加物の認可は1954年。
  脂溶成分の酸化防止の目的で食用油脂、バター・マーガリンなどに使用されてきました。
  しかしラットによる実験で発ガン性が見いだされたので… 
  現在は「油脂の製造に用いるパーム原料油およびパーム核原料油」のみ使用可能。
  ヒトに限って云えば… その他の一般の食品には使用できない酸化防止剤です。



※BTA等の酸化材は使用量等、法律で定められています

でもですね、ネットで色々調べていくうちに― 面白い事実を見つけました
 わんこ(ネコ目イヌ科)とラット(ネズミ目ネズミ科)、体の構造が違うんです!
  しかも ヒトもわんこも持っていない前胃の癌化らしい
   (ラットの前胃にガンが生じた実験では、飼料に2%という高濃度のBTAを接取したわけだし…

今回は 短期間だけの使用だから(目標3ヶ月間)… 条件をのむとしよう
 
  これが エトキシキン使用だったら… こやぶん 激しく却下です。

②ビートバルフ
こやぶんが小学校当時に習った言葉で書くと… 砂糖大根(てんさい)の搾りカス

以前 ネットで読んだblogに、ビートバルプの危険性を訴える話があり… 
実際 某ペットフードメーカーもweb上でにゃんこの飼い主さんの質問に答えていた
こやぶん的には ?な食材だったりする。

よくよく調べてみたら…
ビートパルプはわんこ以外に家畜の飼料としても、広く良く使われているらしい。
となると… ヒトが食べるお肉に硫酸系の薬品が残留しているという話は
まずあり得ない話だと こやぶんは思うのだけど… いかがだろうか?
T院長先生の診察が暇そうな時にでも― ちらっと尋ねてみよう

③加水分解大豆タンパクと加水分解家禽類 って一体何?
 
加水分解大豆タンパクを使用するモノって云えば、化粧品(保湿成分)が思い浮かぶ。

だけど、食品にも… アミノ酸が主成分で食品の調味・うまみを出す為に使用されている。
 作り方は― 油を搾り取ったあとの脱脂大豆を、塩酸を加えて分解後、水酸化ナトリウムで中和。
なので、化学合成ではなく、分解物となり添加物ではないらしい(食品に分類)。
 ※化学調味料不使用と表示できるので、ヒト用にも よく使用されていたりする。

 たんぱく加水分解物の毒性に関する記事は、ネットで調べる限り、皆無でしたが、
大豆に重度のアレルギーがあれば、反応する場合も考えられるかも?って こやぶんは思う。

ちなみに… 塩酸は劇薬です、そして、胃液の成分も塩酸です。
ヒトもわんこも、食事した後 胃袋でタンパク質が消化されるのと似た理屈。



気になった原材料を調べると― ざぁ~ッと こんな感じでした。


兎にも角にも 抗菌剤を服用し続けるよりマシって事で― 
一日当たりのカロリーを計算して 厳密に計量しよう と心に誓う、こやぶん。
(だいたい 1㎏を1週間ぐらいで食べきるので… 考えるだけでも おそろしやぁ~
 
こやぶんの財布は ペンペン草も生えないぐらいに― 荒廃しています。

 


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2 コメント

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Unknown (テンテンママ)
2009-11-07 12:18:50
かぼちゃに小豆って…私が食べたいんですけど^ ^

PHコントロールって、詳しくない私がわかるだけでも、BHAをはじめ、?なモノが含まれてますよね。
供与量を減らしても体重は増える一方だし…。

テンテンには「ピナクル トラウト&スウィートポテト」を与えています。
蛋白・リン・Mgが少なめなので、ストルバイトにいいって情報があって…。お肉は使われてないはず。
あと、冷凍クランベリー!!
常用しているクランベリーサプリの効果はとってもアヤシいけど、冷凍の方は与え始めてからPH6台が多いし、尿路の抗菌効果もあるだろうし、おやつがわりにも水分補給にも。
使えるヤツです(笑)。
水分はササミの煮汁をガブ飲みさせてますが、黒豆さんはNGですよね。
半年に一度くらいストルバイトが出ますが、そんなときはサプリ「アミノコンプレックス PHコントロール」。テンテンには効き目大です。
何かの参考になれば…。

3ヶ月以内にしょっぱいご飯とサヨナラできるといいね、黒豆さん!!
テンテンママさんへ (飯使い こやぶん)
2009-11-07 23:33:28
色々 教えていただき ありがとうございます。

>冷凍クランベリー!!
ヒトの場合でも 愛用されている食材ですよね。
以前 福豆さんが泌尿器のトラブルを抱えて時に
乾燥クランベリー粉を混ぜた ご飯を食べてましたよ。

ただ 黒豆さんの場合 
尿路感染の他に前立腺炎も併発したようなので、
今は T院長先生のスパルタ指導に従うしかないかな ってカンジです。

現在の黒豆さん、
pHや尿比重は正常値でストルバイトもない状態ですが
前立腺炎の影響で細菌だけが検出なのが 難題ですね。

本人は せっせと街路樹にマーキングに勤しむ毎日で
至って健康(?) 元気に 美味しく療養食食べてますよ
 

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