月下に杯を重ね

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行光

2006-01-07 22:02:20 | 刀工
 嘉元年間、相模の国の人。
 藤三郎。
 鎌倉時代末期の相州鎌倉に居住し、相州正宗の養父となった。
 行光・正宗は共に新藤五國光の門人であり、行光がやや先輩であったといわれている。
 作風は師である國光に似た小沸出来の直刃を得意としているが、その他にも乱の出来もあり、作域が広い。
 現存する行光において有銘のものは少なく、すべて短刀に限られる。

 銘は「行光」。