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日記です

『凛々乙女』 (読書56)

2006-06-30 22:07:14 | 読書
2006年6月30日(金)

『凛々乙女』 小林聡美(著)
文庫 1998年6月 幻冬舎

一人で行ったファミリーレストランで星一徹と化し、ダイアナ妃とおそろいのババシャツを購入し、JAF青年に一目ぼれ…。世間を笑いの渦にまきこみながら、今日も自称「乙女」が駆けてゆく。

なんだか出版順がめちゃくちゃになって読んでますが、これで小林さんエッセイ7冊目かな・・・?私が読んだもののなかでは、これが一番最初に書かれたよう。

エッセイ読んでるとCMとかドキュメンタリー撮影の話がでてくるんだけど、当時見たという記憶がないの。
今ドキュメンタリーなんかに出演されてたら、注目してみちゃうのにな。

個人的にはJAF話に共感しまして。妄想壁があるからさ
親切なJAF青年にうっとり・・・なんて芸能人でも乙女は一緒なのねなんて(笑)

エッセイをいろいろ読んだ感想としては、ご結婚されてからの話のほうがより面白いような気がするな。三谷さんも登場するしね☆


『案じるより団子汁』 (読書55)

2006-06-28 22:04:50 | 読書
2006年6月28日(水)

『案じるより団子汁』 小林聡美(著)
文庫 2000年4月 幻冬舎

案じるより団子汁とはクヨクヨ考えているより、団子汁でも食ってるほうが美味しいし体にいいということ。抱腹絶倒、早口喋りがよみがえる、ラジオ番組「東京100発ガール」の単行本化

ゲストのコーナーが面白かったな。
桃井かおりサン、もたいまさこサン、別所哲也サン、群ようこサン。
ゲストも個性的。
そしてあら、どっかで見た顔ぶれよ。かもめ食堂を思い出すじゃなーい☆もたいさんて同じ事務所なのね。

皆さん元々小林さんとは知り合いで、対談の内容も友達同士の会話みたい。プライベートなことツッコミまくりで笑えますよ





『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 上・下』(読書53・54)

2006-06-27 20:38:02 | 読書
2006年6月27日(火)

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 上・下』
J・K・ローリング (著), 松岡 佑子 (訳)
単行本 2004年9月 静山社

15歳になったハリーは、蘇った「例のあの人」との新たな対決を迫られる。 動き出した不死鳥の騎士団は果たして戦いに勝てるのか?額の傷痕はますます激しく痛み、今までとは違うなにかを告げていた。 夜な夜な夢にうなされるハリー。長い廊下、黒い扉。どうしても開かない扉。真実はその扉のむこうか?15年前になにが起こったのか? いよいよ真実が明かされる。


とうとう哀しい別れが訪れたわ。
なんとなく、この人かなぁと思ってた人が…やっぱり。
これから先もこんな戦いが続くのね、きっと。

そしてもちろん別れは切ないんだけど、それよりもっと私はダンブルドアの愛情に涙しました。その気持ちわかりますよ、先生…

ハリーは上巻から下巻までイライラしっぱなしだったけど、この巻はきっと彼にとって大人になる為の忍耐の巻なんだわ、と思って私も我慢我慢…

最後はいつものロンやハーマイオニーだけでなくネビルやジニーたちの友情が熱い!

きっと謎のプリンスでは更に成長して逞しくなったハリーたちに会えるはず☆


『キウイおこぼれ留学記』 (読書52)

2006-06-26 22:28:48 | 読書
2006年6月26日(月)

『キウイおこぼれ留学記』 小林聡美(著)
文庫 2002年10月 幻冬舎

女優業とマダム業を日々真面目にこなすマダム小林に、降ってわいた憧れの留学話。ところは秋の終わりのニュージーランド。優しい初老の御夫婦宅にホームステイし、久々の英語の授業に頭はフル回転、日常を離れて学生気分を満喫、と思った矢先、深夜、激しい腹痛に見舞われて…。たったの十日間だけど濃くて刺激的だった「お試し留学」体験記。

今回もくすりと笑わせていただきました。
マダム小林、さすがに行動力がありますわね。

ホストファミリーのこととか、同じくホームステイしていたスイス人男性のこととか、あの独特な感じで語られてて可笑しい☆

最後はニュージーランド観光のことなど書かれてますが、やっぱり小林さんっぽい視点で観光の参考になるような、ならないような(笑)不思議な魅力ですね。

ルビーです

2006-06-25 19:33:11 | 日々のできごと
2006年6月25日(日)

母の職場の方から山形のさくらんぼが送られてきました。
その方は庄内出身で、毎年ちょこっと(←失礼?)いただくのですが、今年は箱入り



6月あたまの山形旅行ではちょっと時期が早くてさくらんぼ狩りができなかったので、お土産として発送を申し込もうかと考えもしていたけれど、頂き物で食べれるならそのほうが・・・

さっそく食べた佐藤錦。甘くて美味しゅうございました。

『きいろいゾウ』 (読書51)

2006-06-24 20:36:50 | 読書
2006年6月24日(土)

『きいろいゾウ』 西加奈子(著)
単行本 2006年2月 小学館

その昔。少女は、病室できいろいゾウと出会った。青年は、飛ばない鳥を背中に刻んだ。月日は流れ、都会に住む一組の若い夫婦が、田舎の村にやってきた。妻の名前は、妻利愛子。夫の名前は武辜歩。ツマ、ムコさんと呼び合う、仲のよいふたりだった。物語が、いま、はじまる。最新にして最深の、恋愛長編小説。

読み始め、なんだか説明もなく不思議すぎて「あ、苦手な感じかしら…?」と思ったのですが、徐々に小説"きいろいゾウ"ワールドにひきこまれていきました。

ちょっと感じ悪ぅな犬カンユさん。つまんないダジャレを言う隣りの家のちゃぼ、コソク。いつもチャック全開アレチさん。クールな登校拒否児、大地くん。
そしてツマとムコさんのちょっと不思議でほのぼのした生活。
非現実的なのにどっかにありそうな、読んでいるうちにそんな気さえしてくるの。

でもほのぼのばかりじゃありません。
どんなに仲むつまじい夫婦でも、すれ違うときってあるのね。
すっかりワールドにはまっていた私は、二人の関係が微妙になるにつれ周囲の登場人物(動物)もなんだか元気がなくなってゆく感じで寂しく物足りなくなってしまったり。

でも最後は「うん、うん」と頷きつつ、安心できる物語です。





のんびり小町る休日~ 宿・食事編 ~

2006-06-21 21:35:47 | 
間に本のレビューなどいれてしまいましたが気を取り直して

こんかい泊まったお宿は湯田川温泉にある「湯どの庵」さんです。

和モダンとでも言うのでしょうか。入り口から佇まいが素敵。
廊下やロビー(と呼ぶのかな)に置かれたソファに座ると、中庭の草木を眺めながらのほ~ん・・・とすることもできます。そしてサイドテーブルに置かれた一輪挿しに活けられてる野の花もいいのよ☆



この時期(行ったのは6月あたまですが)湯田川温泉では”孟宗筍まつり”をやってまして、お宿の食事もタケノコ♪たっぷり。
特にシメのたけのこご飯とお味噌汁はいいお味でした

今回の旅、宿の食事のほかにも美味しいもの食べました。
”麦きり”なる食べ物が庄内名物ということで、初日のランチに食べることに決めてました。
「麦きり」って、水と小麦粉と塩から作られる麺のことらしいです。材料はうどんと一緒らしいけど食感はもっとぷりっとしてたかな。

肉麦きりっていう暖かい麦きりを頼んだんだけど、これすんごく美味しかったの!!
スープがねぇ、いい味なんですよ。なんか黒川能直伝のだし汁とかって書いてあったんだけど、黒川能って世阿弥さんとかのやってたあの”能”でしょ。
その直伝ってどういうことなんだろー・・・聞けばよかった。
実は翌日のランチも同じ店で冷たい麦きり食べたのですが、暖かいほうが断然美味しかったです。

↓↓↓↓↓これが「肉麦きり」 うまかった~


ちなみに行ったのは致道博物館の脇にある「三昧庵」というお店。鶴岡駅から自転車で10分くらいかな。鶴岡へ行かれたら、是非


気持ちよく遊んで、気持ちよく食べた1泊2日の旅でございました。
次の旅はいつ行けるかなぁ~







『安徳天皇漂海記』 (読書50)

2006-06-20 21:28:10 | 読書
2006年6月20日(火)

『安徳天皇漂海記』 宇月原 晴明 (著)
単行本 2006年2月 中央公論新社
第19回 山本周五郎賞受賞作品

壇ノ浦の戦より26年。12歳にして征夷大将軍に任ぜられた源実朝は、都を騒がす“天竺の冠者”と名乗る男に導かれ、江ノ島に赴く。そこには壇ノ浦で入水したはずの安徳天皇が、琥珀色の不思議な球体の中に封じられていた。安徳天皇の荒ぶる御霊が、この国に争乱と災いをもたらすことを感じた実朝は、御霊を鎮めるため、安徳天皇を洋上に送り出そうとするが……。


源実朝の近習者の視点から描かれる第一部と、マルコ・ポーロの視点から描かれる第二部で構成された歴史ファンタジーです。

第一部は全体に幻想的で妖しい魅力があり、とても惹き込まれます。
実朝に絶大なる信頼を寄せて付き従う「わたし」が語る将軍実朝は、源家の将軍でありながら平家に擁されわずか8歳で崩御した安徳天皇を哀れみ、またその荒ぶる魂によって国に災いが起きることを憂いているの。
将軍といっても北条氏が実権を握るなかでは決して強い立場ではなく、自身の無力さに煩悶する姿が悲哀に満ちて・・・

第二部では安徳天皇の御霊は海を越え、舞台は元、そして滅びゆく南宋の地へ。南宋最後の皇帝、衛王はやはり8歳で入水し死亡しているのだけど、物語ではその直前に安徳天皇と衛王が出会うのです。

いったいどういうところから、こんな物語を思いつくのでしょう。文献などで伝わる史実から想像を膨らませ、新たな物語を創造する・・・。この物語のなかでは、歴史上の出来事の裏に安徳天皇の影がみえるのです。
自分では上手く伝えられないので他人の言葉をお借りしますと、この物語は

史実という縦糸と強靭な想像力という横糸を使って織り上げられた美しい布。

なのです。まさに。


知られざる神器、蒙古襲来の真実、マルコ・ポーロが見た黄金島<ジパング>・・・最後にたどり着く救済の地のくだりも古事記などの国生み神話から想像を膨らませたのでしょうか。

日本の歴史を忘れてしまっていても、元・宋の歴史を詳しく知らなくても、この物語には夢中になれるはず!
いい本読んだと思います






のんびり小町る休日 ~観光編~

2006-06-17 23:09:48 | 
間があきましたが続きです。

鶴岡駅に到着してまず向かったのは駅の観光案内所。
ここで自転車をレンタル(無料)しました。

久しぶりに自転車乗りました。
とにかく天気がいいので自転車こぐのも気持ちいい!
なんかわけもなく楽しい!

鶴岡は藤沢周平さんの出身地でさまざまな作品の舞台となっているため、いたるところに「藤沢周平ゆかりの地」という看板が立っています。
が、今回は藤沢さんとは関係なく・・・

事前に予約しておいた絵ろうそくの絵付け体験をしに行きました。
鶴岡名産の絵ろうそくは「花紋燭」(かもんしょく)ともよばれ、源氏車や蓮華、花模様などの絵柄を顔料で描いたもので、その歴史は300年にもおよぶそうです。

そんな絵ろうそくを扱うお店、「富樫蝋燭店」さんでいざ体験!!です。

ご主人(たぶん70歳~80歳くらい?違ったらすいません)に案内されお店から少し離れた工房?というか一軒家へ。
その日は学生さんの体験予約があったそうですが、大人数なので別の場所でされてるそうで、私たち二人だけのための体験教室となりました。

絵柄の書き方とかご主人から何か指導があるのかと思いきや、「薄まって絵が描けないから絵の具は水で薄めないように」という注意のほかは「自由に描いてください」ってことだけ(笑)

どんな絵を描くとかまったく考えてなかったのでしばし悩みつつ、思い切って絵付け開始。
その間ご主人はタバコを吸いつつ、今まで絵付けにやってきた有名人の話とか、昔デパートの職人展にいろいろ参加した話などしてくれました。

なんだかんだで1時間以上。
出来上がった作品はというと・・・・なんか棒ひっぱってマル描いてちょん、みたいになってしまいました
センスないわぁ。時間があればあと1個くらい描きたかったなぁ。



私のセンスはおいといて
この球状のろうそくは水に浮かべて楽しむものなんです。
でも売り物のように包んでお店のシールまで貼ってくださったので、これは開けずに飾っておこう

のんびり小町る休日 ~列車編~

2006-06-12 21:27:52 | 
2006年6月12日(月)

茶摘をした翌週、またまた温泉へ。
今回はJRのツアー『のんびり小町』の旅です。

行き先は山形県鶴岡市。
東京から上越新幹線”Maxとき”で新潟へ向かい、新潟から特急”いなほ”で鶴岡まで。3時間半ほどの列車の旅です。

さて・・・いつか利用してみたいとは思っていたものの、実際『のんびり小町』で旅をするのは初めての私。
『のんびり小町』の特典といえば新幹線・特急のグリーン車を利用できるということ。
3時間半、ゆったりしたグリーン車で過ごすのは良い!特にMaxは2階席!!
グリーン車も初めて利用しましたが、なんだか軽く優越感にひたっちゃったりして(笑


新潟から鶴岡までは日本海沿いを列車が走るので、景色が素晴らしかったです。
天気も最高だったし~
列車の旅はこれがいいんだよね。
景色を見てるだけで長い乗車時間も飽きないんだよネ。
潮の香りまで感じられそうなくらい間近に見える海・・・ほんとに綺麗だったな。

このところイベントは雨続きだったけど、こうめ殿が晴れ女でようございました