金吾激闘記~違うぞ!金吾

シミュレーションゲームの対戦記録を中心とした
つれづれごと

スターリングラード 2018-05-20 千葉会

2018-05-24 09:22:42 | スターリングラード
先日、ラプラスの魔女という映画を見た。
東野圭吾原作、嵐の櫻井翔主演のアレだ。
映画自体は今一つだったが作中にサイコロの目を予知するシーンが
でてくる。実は予知というよりは予測で、現在の状態を全て把握できればこれから起こることは全て予測できるという概念(これがタイトルの由来になっている)で、つまり、サイコロを振る時の向き、高さ、角度、強さ、跳ねた時の摩擦、反射係数など全て解れば出る目は予知(予測)できるという。ただ振る前のサイコロを持っているときには当然まだ予測できないのでシミュレーションゲームには役に立たない。
この2対1の戦闘は1の目が出てA1になるからと事前に解れば戦闘は
やめるがサイコロを振った瞬間に「あ、1」と解っても意味ないじゃん。俺なんかサイコロを振るときじゃなくてユニットを接敵させたときに「2対1だと2~6ならDR以上だけど1だとA1か。何か1出そうな気がするなあ」と予知しだし、対戦相手にも「きっと1でますよ」と私の強力な予知エネルギーの精神感応で言わしめ、移動か終わってサイコロを
振る瞬間には「必ず1が出る」と確信してやっぱり1が出る。
何かオレの方が凄くない?よし、この現象を「コシガヤの魔」と名付けよう。

司馬遼太郎の日露戦争の話だから多分坂の上の雲にでてくる
エピソードだと思うんだけど東郷が連合艦隊の長官に任命された
理由が「あいつは運が強いですから」だったという。
確かに人生においても、ゲームにおいても運が強い方が勝利することは
多いだろう。運が強いにこしたことはない。
運を良くするために昔から良く言われるのが運の無駄遣いをしないということだ。運はお金みたく貯めるものであって使うとなくなってしまう。だから運を大切にする人はギャンブルなんてしない。運を小出しに
使ってしまうからだ。そう考えると昔流行ったゲームブックのソーサリーシリーズの運試しのシステムはよくてきている。
最初にサイコロで運の点数を決める。運試しをする
時にはまたサイコロを振り運点より下なら成功ー良いことが
起こり、運点より上ならば失敗ー悪いことが起きる。
ここで重要なのは成功しようが失敗しようが必ず運点が
一点下がるということで、最初は点数が高いので成功するが
運を使ってばかりいると点数が減って失敗ばかりになる。
そうするとゲームをする度にサイコロを振って運を無駄遣いしている
人の人生はどうなんですかね。

そんな中、千葉会でスターリングラード(EP-K2)*をプレイ。
エポック系のゲームは熟練者がやると極悪非道のプレイをするという
イメージがあるが、実際どんなコトをしてくるのか経験しておこうと
極悪非道ならこの人、DASREICHさんにドイツをやってもらう。
案の定、第一ターンにロストフもヴォロネジもほっといて、スターリングラード占領とかしてくる。(後から地形の移動コストの関係でスターリングラードには入れなかったことがわかった)これで増援を南に送るのが難しくなる。その後もアメフトのショットガンフォーメーションよろしく、単独の装甲師団がVP都市めがけて飛んできてサドンデスを狙ってくる。4ターンまでで時間終了。とりあえずサドンデスにはならなかったが部隊の突破点如何ては5ターンのサドンデスチェックを乗り越えられないかも、という状態。それが乗り越えられれば、分散しているドイツ部隊の壊滅点と都市の奪還で何とか。ま、勝つのは難しいか。
回りの方からは「DASREICHさんとやって心が折れないとは立派てす」
とのこと。
初期配置を少し変えんといかんなあ。ま、初期配置の問題だけじゃ
ないけどな。

んー。今日もたくさん運の無駄遣いしたなあ。
えっ?、エポックのスターリングラードのソ連じゃ
サイコロ振らねえだろうって?いやいや、アントライドのユニットめくりでたくさん運を使ってますよ。
でもゲームも人生も勝ち負けなんて大した問題じゃないですよ。
楽しんだかどうか、それが大事です。